女性性と男性性のバランスを整えると人生が激変する本当の理由

2023.04.10 改訂

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

最近、様々なブログで、女性性と男性性について語られているのを拝見するのですが、

どうしても、従来の女性的、男性的といった社会的な性差(ジェンダー)と、ごっちゃになっている意見が見受けられるような気がするのです。

私という人間は一般社会から見れば、ジェンダーの枠から外れた特殊な人間かもしれません。

しかし、既存のジェンダーの枠から出る前には、長い間、枠の中でもがいていた時期がありました。

その経験を経た視点でみたとき、社会的な性差(ジェンダー)にとらわれている発想のままで女性性・男性性について考えると、ある問題が発生するんじゃないか?と感じているのです。

私は正直、その問題についてかなり大きな危険性を感じるので、今日はその問題について語っていきます。

女性性、男性性を本当の意味で理解することが、ホンモノの幸せにつながっていく

女性性、男性性というのは、たしかに抽象的で分かりづらい概念です。

でも、女性、男性というのは、

あくまでもエネルギーの性質のことであり、肉体の性別や、性自認(自分でこうだと感じる性別)とも別のものなのです。

じゃあ、エネルギーって何なのでしょうか?

「エネルギーって、電気とか、カロリーとかの、あのエネルギーのこと?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

その通りです。

電気もエネルギー。だから火力発電は、火のもつ性質、熱エネルギーを電気エネルギーに変える、ということ。そして水力発電は、水のもつ性質を使って位置エネルギーを電気エネルギーに変える、ということです。

エネルギーの性質は、例えていうならば、

は、重力にしたがって下に流れる性質がありますよー
は、上に向かって勢い良く立ち昇る性質がありますよー
といった、単純な性質のことなのです。

「エネルギー」ってどういうこと?を、ジェンダーとセクシャリティーの説明を交えて分かりやすく書いた記事はこちら。
【参考記事】女性性の本当の意味は「女らしさ」ではない。ジェンダーとセクシャリティーまでとことん説明します

女性性、男性性はエネルギーであり、

肉体の性別(セクシャリティ)社会的な性差(ジェンダー)とは別の次元の概念。

とは言ってもこれまでの社会は、生まれ持った体の性(医学的な性)で役割分担する社会でしたから、男女に関する固定概念、イメージというものが根強くあります。

そういった背景もあり、

いきなり切り分けて考えることは難しいかもしれません。しかし、難しいからといって、あきらめきれない理由が私にはあります。

バランスをとること自体が目的じゃない


社会的な性差(ジェンダー)
にとらわれている発想のままで、女性性、男性性について考えると、ある問題が発生すると感じます。

それは、

女性なのに、社会で認められようとする性質があるから、あなたは男性性の強い女性ですね」

といった「ジェンダーを前提とした男女論」から抜け出すことができない、ということです。

「女性なのに」がある時点で、すでに社会的に制限がかかっているということに、気づいてほしいのです。

「女性なのに」という言葉がつくことで無意識に、

女性は、家庭に入るのがあたりまえ。

男性は、社会に出るのがあたりまえ。

という前提が想起され、

それによって「女性が社会に出て認められたいというのは、男性的ですね」という発想になっているのです。

今、多くの方々が、「女性性と男性性のバランス」について考えて、情報をさがしているのは、なぜでしょうか?


それは、バランスを整えること、それ自体が目的なのではなく、

バランスのとれた感覚を手にいれて幸せになりたいからなのではないでしょうか?

もちろん女性の方の中には、

「私は、あくまでも社会の基準から見た女性らしさの中で、自分らしさを追求したい」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、私の経験上、

社会的につくられた枠の中で、自分らしさを見出すということは、制限された枠の中でかろうじて許可されていることを、周りの目を気にしながら手探りで追い求めるような行為でした。

これについては、私が例外なのかと思っていたのですが、実際に自由に幸せになっていく人と話をすると、「やっぱり最終的には枠から出ることだよね」という話になります。

つまり、社会的に定義された女性らしさの前に、自分らしさが来なかった頃の私は、本当の自分を見失っていたのです。

私は幼い頃から、親や社会から与えられた「こうでなければならない」に、がんじがらめになっていましたのです。

与えられた枠に当てはまることこそが、社会の一員になることなんだ。と。

そう信じて、与えられた枠の中で生きているうちにどうなったかというと、

本来の自分がもともと持っていた、のびのびとした自由な感覚を忘れ去り、

幸せや、生きている喜びも分からなくなり、

やがては、

なんのために生きているのか分からない。

もう、生きていてもしょうがない…

とまで思うようになりました。

長い間、幸せからは程遠い人生でした。

その枠を取り払ってくれた唯一の答えが

「こうでなければならない」なんて、嘘だった!!

という事実だったのです。

それに気づき、枠が外れるほどに、どんどん気持ちが軽くなり、自由になり、自分を好きになり、幸せになっていきました。

つまり、幸せになるということは、これまで自分を押し込めていた枠に気づき、枠の外に出るということなのです。

そして、もっと言ってしまえば、

あなたがその枠から外れ自由になることを、嫌がったり、邪魔してくるような人たちからは、距離を置くということなのです。

それこそが、自分を大切にし、自分を幸せにするということです。

そうでなければ、後ろ髪をひかれたついでにズルズルと、枠の中に逆戻りしてしまいます。

本来の自分を知り、「こうでなければならない」と思い込んでいたの枠の外に出る。

これをすると一時的には孤独を感じますが、同じように「ありのままで生きよう」としている人たちに出会えるようになります。

それは本当に、これまで生きてきた世界が嘘だったかのような、自由で開放感にあふれ、満たされた世界です。

だからこそ、私は、幸せになりたくてバランスを学ぼうとしている方たちに、声を大にして言いたい。

女性だから、こうあるべき

男性だから、こうあるべき

その前提があるのであれば、それは枠の中にいる、制限がついた次元だということを。

枠の中にいることに気づかずに、自分の外側にある基準や、何らかの教えを追い求めてつづけてしまったら

枠から自由になって、自分らしく生きる!自分を好きになって、幸せになる!という、本来の純粋な目的からズレてしまう

せっかく幸せになるために行動しているのに「何かおかしい・・?」と違和感を感じながら、結局なにも変わらない。

そんなのは悲しすぎる!と、私は思うのです。

成長しつづけ、枠を超えていく生き方。

枠を超えることができたからこそ、人生が激変した!と感じるんです。

そしてもっと言うと、女性性と男性性のバランスを崩した状態では、枠を超えられないのです。

※ちなみに男性性が過剰になっていると、枠を超えたような気がすることもあります。しかし残念ながらそれは、アドレナリンの影響で錯覚している状態なのです。

成長し続け枠を超えつづける、自由へ向かう生き方を選ぶには、女性性と男性性のバランスを正しく理解することがとても重要です。

まだまだ世の中では古くからあるジェンダー論が一般的ですので、女性性と男性性が誤解されてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。

わかりづらいことだから、浸透しづらくても仕方ない。

仕方ない・・・けど、やはり本質を伝えたい。

幸せになりたいのに、幸せを求めるほどにズレていってしまうときの虚しさは、私も、嫌というほど味わってきたから。

じゃあ、どうしようか・・

どうすれば、もっと本質的な女性性・男性性についてイメージして頂けるのか…

そう考えた時に、

自分自身が女性性と男性性のバランスが取れるようになった経緯や、さまざまな物事を女性性、男性性という切り口でお伝えしたらどうだろう!!?と思いついたのです。

女性性と男性性のバランスをとるということが、具体的にどういうことなのか?

そして、女性性と男性性のバランスが取れるようになった先に、どうなるのか?

とても抽象的でわかりづらい概念だからこそ、私自身が、具体的にどういった体験をしてきたのかをお話しすることで

女性性とは?男性性とは?それらの本質からくるエッセンスを少しでもイメージしていただけたらと思うのです。

今後はそういった記事も書いてみようかと思います。


「女性性と男性性って、やっぱり性別に関係してるんじゃないの?」という方には、

「女性性、男性性はエネルギーなんですよ」というのをシンプルに説明しているこちらの記事がおすすめ。

【参考記事】女性性の本当の意味は「女らしさ」ではない。ジェンダーとセクシャリティーまでとことん説明します

「女性性の強い人は、受け取ればいい」は間違い?

女性性を開花させるには、内なる男性性のエスコートが必要です



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剣れいや

「女性性と男性性のバランスを整えると人生が激変する本当の理由」への 2 件のコメント

  1. 「与えられた枠の中で、社会の一員として生きる」
    社会の一員である前に、命なんですよね。ここの感覚を忘れさせられるような教育ばっかり受けてきたと思いました。
    「置かれた場所で咲きなさい」という本のタイトルを見た後に、こんな文言も目にしました。
    「置かれた場所で咲こうとすると、最悪自殺します」( ̄▽ ̄;)

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