アトリエ日記。アイビーの成長と、舞台音楽の制作と。


こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

ずっとブログを読んでくださっている方から「今はアトリエで暮らしているんですか?」と聞かれることが増えたので、またアトリエのことを書いてみようかと思います。

私は昨年、2024年の9月からアトリエで生活を始めました。
アトリエで過ごすのは、1か月のうち9割弱くらいです。

この記事を書いている時点でちょうど5ヶ月目ですかね。
まあアトリエといいましても、こじんまりした古いマンションの一室です(笑)

自分の内面と向き合って制作に勤しむには最適な、隠れ家空間です。
ただ、日中もほとんど日が当たらず、昼なお暗い原生林みたいな暗さなので、精神が参りそうなときはひたすら外で日光浴をします(笑)

アトリエ日記 ① アイビーの成長

植物のことも変化がありました。

昨年10月に、これまで共に生活していたエバーフレッシュに加えて、新しい観葉植物が仲間入りしました。
現在の環境を加味して、生命力の強いアイビーです。

アトリエには一日中ほとんど日差しが入らないので、植物用ライトで照らしています。

この植物用ライトは、朝6時にオンになり、夕方6時にオフになるようプログラムしたタイマーで、自動で点灯&消灯するようにしています。

実は、最初は手動でオン・オフしていたんですよ。

しかし、たまたま夜遅くに帰宅した際に、煌々と明るいライトに照らされて、エバーフレッシュの葉が開いたままになってたんです!

エバーフレッシュは、朝に葉が開いて、夜に閉じるんですよね。
そのサイクルが狂ってしまったら大変なので、焦りましたね。

「やばい、エバーフレッシュの体内時計が狂ってしまう」と思い、急遽、タイマー方式を導入しました。

↑エバーフレッシュ。

そんなこんなで、初めて植物用ライトを使って植物を育てていったわけですが、これまでライトで育てたことは無かったので、
「ライトで本当に大丈夫なんだろうか?」と心の奥では不安を抱きつつ育てていたんです。

特に、迎えたばかりのアイビーが心配でした。

そんな中、アイビーが3ヶ月後どうなったかというと…

こんなだったのが…

こんなに立派に成長しました!

もう心配どころか、伸びすぎた茎を切って、別のポットで育てたほうがいいんじゃないか?レベルの成長具合ですね。
アイビーの生命力おそるべし。

そんな感じで、植物たちは元気です。

ちなみにミニバラはさすがに日当たりが重要だったようで、アトリエに来たら元気が無くなってしまいました。
なので、以前の家のベランダに戻しました。たまに水をあげに行きます。

アトリエ日記 ② 舞台音楽の制作

「年明けから表現者ミーティングの記事の中でもお伝えしましたが、
舞台音楽(音響)の依頼を受けて制作しています。

今回は、舞踏家のユリカさんがコラボするアーティストさんの作品があり、その作品が持つテーマにリンクさせた、別視点のストーリーを展開させるという形式になりました。

ストーリーは、鏡ざゆら監督が脚本を書いたもので、その世界観を私が音に落とし込みます。
全体で20分くらいの曲に仕上げます。
ざっくり音の全体像を作った状態で、2月1日にリハを行いました。

演者のユリカさんに動いてもらい、監督の意見も聞きながら

「ここはもっと音を重ねたほうがいい」
「ここはもっと短いほうがいいですね」
「ここは一瞬止まってから、バーンと音が出たほうが迫力がありますね」
「この音はもっと軽くしたほうがいい」

という感じで、私も意見を出しながら、その場で音を直していきました。

さらに、後日。
後半の音も作りこんで、全体像を完成させ、演者のエリカさんと監督に聴いてもらいました。

こんな感じで、パソコンで音を重ねて作っていきます。
長い曲って、作るのめっちゃ時間かかりますね。全体の流れのチェックをしようとすると20分の曲を聴き返すのに20分かかりますから、2回聞き返すだけで40分。時間が矢のように過ぎ去ります。

今日はユリカさんから、実際に動いた時の感覚にしっくりくるように変更点をいただいて、実際の曲に細かな変更を重ねていきました。

今回の舞台は、単に音楽が鳴っていて踊り手さんが踊るというものではなく、ストーリーを核とした世界観があり、その中に演者として踊り手さんがいる、という構造。
そのため、ストーリーを成立させるために綿密に時間配分を行います。

この舞台は、私たちが企画からやっているのではなく、すでに企画者の方がいて、会場もすでにセッティングされているので「想定外」が起きる感じでした。

実際の会場の「想定外」を組み込みながら、着実に完成へとブラッシュアップしていきます。

本番は何が起きるか分からないので、確実にできるところに関しては、限界まで詰めていきます。

思い返せばちょうど1年前、2024年の2月に、私は演者のユリカさんの舞台で急遽、ボディペイントを任されました。

あの時も、想定外の事態の中、ひたすら集中してやり遂げた感がありましたが、まさか1年後に、ユリカさんが出演する舞台の音楽制作を任されるなんてことは、夢にも思っていなかったのです。

本当に、このことが一番想定外でしたね!笑


では引き続き、制作頑張ります!

剣れいや

 

 

 

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