人生の転機。つまり、大きく人生が変化する時期は、これまでにないほど大きくエネルギーが動きます。
不思議な偶然が重なって、まるで導かれているように感じたり、思いもよらない幸運が降ってきたように感じたりすることもあります。
また、想定外のトラブルが頻発したり、人間関係がぎくしゃくしたりすることもあります。
そんな時期に、どういう心構えでいるといいのか、ということを
以前の記事『つぎに踏み出す一歩が大事。未来はまだ決まってない。』の中で、スターウォーズとか台風の話を交えてお伝えしました。
これは、言い方を変えれば
『運命は変えられる』ということを伝えたかったのです。
「さだめ」には二種類あります。
ひとつは、変えることのできない
宿命。
これは、生まれる国や、両親、生年月日など、あとから変えたくても変えられないもののことです。
「私、じぶんの誕生日が気に入らないので、別の日に変えたいです」と言っても、残念ながら変えることはできないということですね。
そして、もうひとつは
運命。
こちらの「運命」は、変えることができます。
宿命は「宿る」という字が入っている通り
とどまる、とか、そこを起点にスタートする、というような意味合いがありますが
運命は「運ぶ」という字が入っている通り
運河のようにつねに流れる、流動的な性質を持っています。
動き続けるものの常として、
枝分かれする、変化する、合流する、変動する、といったように
時と場合に応じて、カタチがとどまらない、という性質があります。
この性質は、水や風のエネルギーに通じています。
何を言いたいのかというと、
運命は、固定されているわけじゃない。
だから、自分次第でいくらでも変化を起こせるし、変えられる!!
ということなんです。
私がなぜこんなことを言うのかというと、
これまでの人生で実際に
「もうダメかもしれない」
と思えるようなことが、たてつづけに起きたり
思いもよらないことで、精神的にダメージをうけたり、消耗したり・・
ということが多々あったけれど
最終的に、自分はどうなりたいのか?
私は結局のところ
どんな人たちと、どんな人生を歩んでいきたいのか?
というポイントを、つねに見失わないように
毎日毎日、そこにフォーカスすることだけにエネルギーを注ぐことで
状況は、勝手に好転していったからです。
それを、実感してきたからこそ、
運命は自分の手で変えられるということを、伝えたいのです。
ここで気をつけていただきたいのは
状況が好転するというのは
周りの人たちの評価とは一致しないこともあるということです。
周りの人の意見を気にしすぎたり、いっときの人間関係で歩調を合わせようとしていたばかりに、自分の人生のチャンスを取り逃がしてしまうこともあります。
その「周りの人」の意見を聞く必要があるかどうか?
それを判断するのは、カンタンです。
こう自分に問いかければいいのです。
「私は、その人と同じような人生を歩みたいか?」
「このひとの意見、聞く必要あるかな?」と感じたら
その人が、自分の理想とする人生を歩んでいるかどうか?だけをみてください。
そのひとの「正しさ」を受け入れることで
その人と同じような人生になっていくからです。
一般論というものは、つくられたものです。
「一般人」なんていう人はいないし、
「常識」なんていうものも、ほんとうは存在しない。
でも、世の中がそれを基準に動こうとしているだけです。
なぜか?
言ってしまえば
そのほうが「ラクだから」
自分で考えなくていいから。
他人がつくってくれた基準で生きる方が
自分が矢面に立つこともない。
いうなれば、短期的な省エネですね。
でも、これからの時代には
「自分で考えない生き方」が、一番リスクの高い生き方だと私は思っています。
新しい時代では、誰かに従っていればなんとなくうまくいく、ということにはなりません。
社会におけるエネルギーの構造が変化していくからです。
一般論に自分を当てはめようとした瞬間に
常識という枠の中だけで人生を終える、古い時代の「平均点人生」を基準に、脳が考え始め
自分らしさを起点にした「自分発の人生」の可能性の扉が、ことごとく閉ざされていきます。
そういうときは、心がモヤモヤしたり、違和感を感じます。
その内側からのメッセージを、見逃さないでほしいんです。
エネルギーが下降するような現象は
あと一歩で理想の人生にたどりつく!というタイミングで、おとずれます。
なんのためにそんなことが起きるのか?
過去のエネルギー状態に引き戻すために起こります。
それは、自分が新しい世界への怖れを抱いていることで、自分が引き寄せているのですが
肉体をもつ生き物である以上、未知の世界への怖れは本能的に感じるもので、「怖い」のはあたりまえのことなんです。
でも、大切なのは、怖れを感じないことではありません。
未知の世界への怖れを感じる自分を受け入れ
その上で、本当に望む未来から目をそらさず、未来へ飛びこむことです。
いくら理想の世界に行けるからといっても、
みんな、その怖い感覚を感じたくないので
無意識下で、外側にあらゆる現象をひきよせていきます。
それは、なんとなく不快感をかんじる出来事や、
表面上はポジティブに見せている「隠れネガティブ」な人の不気味な発言といった
そこまで激しい妨害ではないカタチでおとずれることもあります。
しばらくいい調子で進んでいたのに、
ある人の言葉が妙に引っかって、なんとなくその事ばかり考えてしまって、結局やるべきことに集中できなくなってた!
なんてこともあります。
これは、エネルギー漏れが起きている状態です。
本当に心から望む方向に進めなくなってしまう。
そういう状況をつくりだすものは、
たとえ面とむかって攻撃されていなかったとしても
妨害以外のなにものでもありません。
無意識にやっている習慣や、コミュニケーション、人付き合いも
エネルギー漏れになっている場合があります。
その時は楽しくても、後からドっと疲れる。やる気が起こらなくなる、というのは
エネルギーが消耗している行為だよ、というサインです。
ココロのモヤモヤに敏感になりましょう。
そして、自分が望んでいる方向以外に、意識を向ける必要はないんだと知りましよう。
望む未来に、しっかりと目を向けて。
「私は怖れてなんかいない!」と強がっているときほど、足元をすくわれます。
怖いものは怖いと受け入れていいんです。
「怖い!」
でも、その先に、どうしたいのか?
それをしっかり見つめて、走り抜けるために。
ほんとうに、心の底から望む未来を
思い出してください。
剣れいや
「望む未来から、視線をそらさない。」へのコメント
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