家で楽しむことを、いろいろ研究中。
こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
先日、アート欲がでてきて、鏡をリメイクして何か作ろう!と思い立ちました。
まずは枠をバターミルクペイントで素朴な塗り加減で塗ります。
さてここでひとつの重大な問題が生じます。
いったん取り掛かるとアートに集中してしまうので、料理をする時間がなくなるのです。
腹が減ってはアートはできぬ。
困りました。
そこで、かねてから研究を重ね(?)手間を極限まではぶいた、野菜まるごと放り込むだけのカレーを作ることにしました。
適当すぎてびっくりするカレーなので、せめて写真の質はこだわってみよう。
まるごと煮込んで旨味をひきだそうとしているのか、はたまた包丁とまな板を取り出すのが面倒なのか。
いや、私の目的はひとつ。
手間ヒマかけた美味しいカレーではなく、「手間」をかけずに「ヒマ」だけをかけた、美味しいカレーをいただくことだ。
ここでちょっとカメラの話へと脇道へ。
今使っている一眼レフはPanasonicの LUMIX GH4です。
元々は私は一眼レフといえばCanonだったのですが(中学のころ初めて一眼レフを触ったときアナログのCanonだったというただそれだけの理由)
その後、写真の世界がデジタルに移行して、デジタル一眼のEOS 5Dを使っていんですが、さすがに重いなーと。
そういう経緯もあり、Panasonicの LUMIX GH4を選んだひとつの理由は「軽さ」でした。
しかし、もうひとつ理由があります。
あ、カレーも忘れちゃいけない。
沸騰したら弱火にして蓋します。
カメラの話にもどりますが、PanasonicのGH4に変えた一番の理由は「動画に特化したかった」でした。
当時、CanonやNikonとかも検討したけど、相方と一緒にプロモーション動画の撮影がしたかったので、スロー撮影ができるPanasonicにしました。
当時とはうってかわって、今は動画の全盛期。どのメーカーも動画に特化してますね。
調べてみたんですが、Panasonicは2008年に世界初のミラーレス構造の一眼レフ「DMC-G1」を発売し「デジタル一眼は重い!」という常識を変えたそうです。
きっと機械メーカーであるPanasonicだからできたことなのでしょう。既存のカメラの常識を超えた発想とそれを可能にする技術。
強みを武器にするってこういうことなんだな。と感じました。
5年間くらい使ってみた感想ですが、
Panasonic GH4の表現は明るくてクセのない描写が印象的なのだな、と感じました。
それなら問題ないじゃんと思われるかもしれません。
もちろん問題はありません。
これはあくまで私の好みの問題なのです。なので単に個人的な感想なのですが
GH4は、キレイな描写なのです。すっきりして、癖がない。
キレイなんですよ。キレイ。
「キレイ」と「味」は相反するもの
私は「キレイだねー」で終わるのは、ちょっと伝え足りないんだよなあ。と感じるタイプです。
「味」がだせないと苦しいのです。
岡本太郎が言っていた
「あらいいわねぇ」なんて言われるのは
「どうでもいいわね」と言われているのと同じだ
という言葉に、「まったくだ!」と思うタイプです。
なので、キレイでCM的商業的な感じに行きすぎると、こんなのは自分じゃないと感じてしまう。
もちろん仕事など、何らか商業的な目的をもって撮るならキレイで好印象であることが必要なこともあります。
ただ、わたしが一個人として、写真を使った表現をするのならば、削ぎ落としすぎない味わいのある表現がしたい。
ふりかえれば、写真を学んでいた頃から、私は商業写真家に向いていないと感じていました。卒業の時に、写真事務所から声がかかったけど、早々に辞退したこともありました。
いろいろ挑戦しましたが、私はやっぱり、表現に生きて、表現に死にたいんだな。
なんてことを思うようになりました。
その手段はもちろん、写真じゃなくてもいいし、これからどんな表現手段に出会うのかはわからない。
でももし、もういちど本気で写真をやることになったら
その奥にある気配とか、空気感とか、心情とか、その瞬間にありありと感じたことを、残したい。
「この景色を永遠にとどめたい」
「決して忘れないよう心に刻み込みたい」
という、わき起こる熱い感性を映しとるのが「表現としての写真」だと思うから。
おっと、カレーを忘れてました。
野菜が柔らかくなったら、箸で切れます。
野菜を適当に箸で切ったら
鶏肉を投入。
沸騰したら
火を止めて、こまかくしたルーを入れます。
こげつかないように弱火で混ぜながら軽く煮込んで、完成!
ちなみに、最後に醤油を足して軽く火をとおすと、めちゃくちゃ美味しくなります。
いろいろ試したけど、生醤油というやつが一番おいしくなる。
生醤油はいいです。上品な旨味をかもしだしてくれます。
私は食べることが好きなので、完成したらすぐ食べたくなる。
ブログのネタに写真を撮ろうとおもっていても、いつも撮り忘れます(笑)
でも今回は、なんとか残したい。
おお、湯気でレンズがくもっておる。
なんとか。。完成。
笑
さて、アートのつづきです。
今回は鏡にアクリル絵具で描いてみようと思いました。
最初にマスキングテープで塗る範囲を決めていきます。
次に、プライマーを塗ります。
プライマーとは?
鏡やガラス、金属などツルっとしたものにアクリル絵具で描きたいときは、下地にプライマーというものを塗るのです。
そうでないと、あとで絵具が剥がれてしまうんですね。
ちなみにアクリル絵具ではなく、ラッカー塗装をしたいときは、これではなくて塗装用のプライマーを使います。
今回のこれは、あくまでも絵画用のプライマー(下地剤)です。
鏡に塗るのは不思議な体験ですよ!
プライマーを塗ったら24時間以上乾かします。
以下は後日の写真。
・
・
・
勢いで塗ったので、途中の撮影はしてませんでした。
明るめショット。
実際はこちらの色のほうが近いです。
2017年からの作品たちと色がマッチしてたので、一緒に記念撮影。
「幻獣の頭」
「イタチ科の原型」
手前は「春の風」
雲の上であそんでいるみたいですね。
今年はいつになくしんみりした、もの悲しい春のように感じてしまっていたけど
あんまり落ち込んでもいられない。
自分の内側から、魂から、もっともっとエネルギーを汲み出して、どんどん広げていけるように
もういいかげん悪あがきはやめて、自分の心がYesというものをカタチにしていきたい。
今はまだ、これだ!と思えるようなものを作れていないけど、まだまだこれから。
自然体になるほど、エネルギーに余裕が出てくることを実感してる。
余計なものを手放して、もっともっと広がっていきたい。
剣れいや
「引きこもってアートしながら語る。写真の表現と、野菜まるごと放りこむカレー」へのコメント
コメントはありません