こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
今日のテーマは
大切な人との距離感と
「じぶんの黒い気持ち」を否定しないことの大切さについて。
大切な人との関係性は
距離感の取り方が
難しいことが多いです。
大切だからこそ
近くに感じていたいけれど
ときには距離を置くことが
必要なときもあります。
しかし、頭で分かっていても気持ちがコントロールできず、こんなふうに感じることもあるかもしれません。
「相手を束縛したい」
「相手をひとりじめしたい」
「相手を監視したい」
「相手を思い通りにしたい」
「相手をコントロールしたい」
「相手を許せない」
「相手を見返してやりたい」
「相手を殺してしまいたい」
たしかに、急にこんな考えが出てきたら、焦ることもあるかもしれません。だからつい
「私は腹黒い」
「私は病んでる」
「私はおかしい」
という思考になりがちですが、ここが落とし穴。
怒りを限界まで抑圧している場合、ちょっとしたきっかけで、上記のような感情が出てくることは当たり前なんです。
その感情を感じている自分を、攻撃してはいけないのです。
「こんな自分はだめだ」
って自分を責めなくていいんです。
「感じている気持ち」自体は、否定しなくていいものだから。
「ありのままの自分の気持ち」として、感じることは問題ないのです。
それができず
その感情を感じている自分ごと否定したときに
「気持ちを否定された自分」が傷ついてしまい
それによって
さらなる渇望が沸き起こっていきます。
そして、だんだんと暴走し
コントロール不能になっていくんです。
暴走してしまうと、現実的に人間関係のトラブルが起きて立ち行かなくなるまで、自力では止まることができません。
特に、無意識に普段から怒りを抑圧しがちな人の場合、願望が出てきたとたん、自己否定も同時に発動して、コントロールが難しくなる傾向があります。
だから、まず、自分の気持ちは否定しないこと。
どんな受け入れがたい感情が出てきても、ひとまず、それにOKしましょう。
自分の気持ちを尊重した上で
「どうするのか?」は、また別のお話だと考えましょう。
感じている気持ちは
「Be」=(存在)であり
「どうするのか?」は
「Do」=(行動)だから。
2つは、別の次元のものなのです。
「じゃあ、どうするの!?」と
常に行動を要求してくる「頭の声」は置いておいて
「今わたしは〇〇だと感じている」というココロの声を否定せずに、しっかり感じる。
まずは、そこからはじめていきましょう。
無闇に自分の気持ちを否定していると
自分に認めてもらえない気持ちが暴走して、無意識に他人を傷つける行動に出てしまいます。
気持ちは抑圧すると暴走する。
気持ちは自分で感じることが大切。
そして、それでも感情のザワザワがおさまらない場合
自分の中に、ずっと抑圧してきた「怒り」があります。
怒りはエネルギー
怒りは、発生した時点では
瞬発力系のエネルギー(火のエネルギー)なのですが
それを感じないようにし、
無意識に抑圧しつづけている場合
怒りのエネルギーが自分のなかに蓄積していきます。
そして、エネルギーというものは麻痺させたところで、ずっと存在しているものなので、抑圧した感情は、スキあらば出てこようとします。
それをさらに抑え込んで麻痺させていると・・・
・無感動、無感覚になる
・何もやる気が起きない
・いきなり鬱になる
・急に涙がでて止まらなくなる
・いきなりキレる
などの症状が出てきます。
カラダの中に溜まった怒りのエネルギーは、放っておいても消えることはありません。
なので、いつかどこかのタイミングで出ようとしています。
・なぜかムカつく人ばかり。
・いつも裏切られる。
・私ばかりひどい目にあう。
・嫌な店員ばかりに当たる。
そんなふうに、無意識に現実を選んで、自分の抑圧した感情が出るきっかけを探してしまうのです。
そして、それも否定していると、
抑圧したエネルギーが自分の内側に向かっていった場合、体が動かなくなったり、病気になります。
逆に外側に向かっていった場合、
いきなり冷静にキレて、人に危害を加えてしまう。そしてその間、自分がやっている感覚がない。
という、けっこう怖いことが起こることもあります。
そうなる前に、封印した「怒り」には、適切に対処する必要があるのです。
じつは、本当の怒りは静かなもの。
私が体験した本当の怒りについての記事があるので、参考までにどうぞ。
剣れいや
「怒りの抑圧で人間関係は悪化する。「黒い感情」は否定しなくていい」へのコメント
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