こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
私は現在、オンラインのアート教室を行なっています。
私のアート教室では、「こういうものを描こう」として描くのではなく、内面と向き合って「自分の内側」で感じたことをそのまま色や形で表現する、ということを行ってます。
そのような手法なので「どんな絵になるのか?」というところは、出来上がってみないとわかりません。
そこが面白いところでもあるし、言語化してしまうと「何か違う」「表現しきれない」と感じるようなことでも、アートにすることで、感じたことをありのままアウトプットできるため、潜在意識の部分で癒しが起きていきます。
そんなアート教室ですが、基礎編がひととおり終わると、「女性性と男性性のバランス編」というコースを選ぶことができます。
「女性性と男性性のバランス編」では、自分自身の内面の女性性と男性性のバランスを、アート表現を通して感じ取ることができるのですが
ひとつ興味深いことを発見したので、あくまでも私の例として、参考までにお伝えしようと思います。
「バランスを崩している時」の女性性と男性性
最初にお伝えしておきたいのですが、
ひとりひとり、内面に存在する「女性性と男性性のバランス」の性質は違うので、「これが正解」というものがあるわけではありません。
知識よりも、自分が感じたことのほうが大切です。
私自身は、インプットの性質として「水の女性性」が強く、アウトプットの性質として「風の男性性」が強い人間です。
そんな私が感じたひとつのケースとして参考にしていただければと思います。
バランスが崩れている時の絵
2024年 6月
私の内面のバランスが崩れている時の、男性性のエネルギーを描いたのがこちらの絵です。
バランスが崩れている時は、私の中に、檻のような直線のエネルギーが上下に行き来しているのを感じ、思考がフル回転していました。
次に、私の内面のバランスが崩れている時の、女性性のエネルギーを描いたのがこちらの絵です。
自分の中に、下の方に溜まっているどんよりしたエネルギーと、縦方向のエネルギーを感じたので表現しました。
こうして見てみると、男性性のエネルギーに反応して、女性性のエネルギーが引っ張られているように感じます。
バランスが整っている時の絵
私の内面のバランスが整っている時の、男性性のエネルギーを描いたのがこちらの絵です。
どこからどうみても生卵だろというツッコミは置いておいて、
描いている時は、まったく卵のようなイメージはありませんでした。
直線のエネルギーのイメージはあったのですが、それがとても細かくて、不思議なラセン🌀を描くように動いていき、思考がまるくなっているのを感じました。
次に、私の内面のバランスが整っている時の、女性性のエネルギーを描いたのがこちらの絵です。
紙がこのサイズなので、こんな絵になっていますが、イメージとしてはどこまでも広がっている感じでした。真ん中に、光か空間か、明るい部分があるように見えます。
さまざまな色が自由に飛び交っていて、広がって混ざり合いつつ、調和している感じでした。
もう一例を出してみます。
私の内面のバランスが崩れている時の、男性性のエネルギーを描いた絵です。
この絵を描き終わった時、自分の中から「海賊船みたい」という言葉が出てきました。内面のイメージも、重い、するどい、激しい、といった殺伐とした印象でした。
次に、私の内面のバランスが崩れている時の、女性性のエネルギーを描いた絵です。
下のほうに溜まっているものがあり、また上下に縦方向のエネルギーも感じました。
何か重いものを感じ、丸くて固い殻、何かを守ろうとしている感覚、出ていかないようにしている、入ってこないようにしている、というイメージでした。
次に、私の内面のバランスが整っている時の、男性性のエネルギーの絵です。
直線が、限りなく細かい線になり、その短い線状のエネルギーが細かに回転しているイメージでした。
何かを守るように、でも細やかな感じで、中心にはあたたかいような、熱いような核がある印象でした。
次に、私の内面のバランスが整っている時の、女性性のエネルギーの絵です。
下の方にあったエネルギーが、上に向かって昇るようなイメージですが、とても穏やかでした。形は、あるような無いような感じで、あくまで漂い、変化していく印象でした。
この内面のイメージは、あくまで私のインプットの性質が女性性(水)というところと、アウトプットが男性性(風)というところに由来しています。
また、人によって感じ方は違うので、これが正解というわけではないので、その点はご留意いただければと思います。
それをふまえて、
私の場合、バランスが崩れている時に男性性エネルギーが暴走しやすい為、女性性がそれに引っ張られるように影響を受けてしまうのではないかと感じました。
逆に、女性性と男性性のバランスが整っている時は、私の中の女性性と男性性が相互に影響を受け合っている印象がありました。
さらに、バランスが整っている時の女性性のエネルギーは、穏やかにのびのびと拡大していく感じ、男性性エネルギーは、何かの始まりを感じさせる、中心核を持ったエネルギーのような感じでした。
私が普段、理論で説明している「女性性と男性性の性質は、こういう性質です」というのは、あくまで理論の部分。
実際に女性性と男性性のバランスが整っていった先には
女性性とか男性性とか分けて考える必要は無くなり、「ただ、その人である」という状態になっていくということ考えられます。
「女性性とか男性性なんて、分けなくていいじゃん ?」
数年前に、とあるクライアントさんが「友人から、女性性と男性性という概念について質問されました」とおっしゃっていたのを思い出しました。
そのご友人から、
「女性性とか男性性なんて、分けなくていいじゃん ? ふつうに “自分” じゃだめなの?」と言われたそうです。
私はそれを聞いて「まったくその通り!」と、思わず笑ってしまいました。
そうなんです。
本来であれば私たちは、自分の中の女性性と男性性なんて、意識する必要は無いのです。
バランスを整えるために「女性性と男性性の性質を理解する」という一つの方法があるだけ。
普段は理論の部分をお伝えしていましたが、
バランスが整っていくと、どんな感じになるのか?という部分は、一方向からしかお伝えできていなかったので、今回は別の切り口でお伝えしてみました。
今回ご紹介したのはあくまで私の例ですが、他にもデータが集まってきたら、またご紹介したいと思います。
今回の記事が、女性性と男性性のバランスを理解する上で、少しでも参考になれば幸いです。
剣れいや
女性性と男性性のバランスをアートで体感してみたい方へ。
まずは、自分の内面を表現する方法をマスターする『基礎編』からスタート。その後に女性性と男性性のバランス編へと進んでいきます。
詳細はこちからどうぞ。
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