今あるもので、できること【大晦日】伝統工芸の五徳で、即席ティーウォーマーを楽しむ。

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

今日は、2019年最後の記事ということで、

できる方法を考え続ける大切さを学んだことと
今あるもので、できることという発見をお伝えして、今年をしめくくろうかと思います。

 


 

12月中旬あたりから寒い日が増えた気がして

サロンでお客さまにお出しするお茶がポットの中で冷めてしまうことが悩みのタネでした。

 

保温できるポットはどうかな、と思ったのですが、保温できるポットは無機質なデザインが多い。

じゃあお茶を温めなおすか淹れなおすかすれば?と思っても、お客さまとの会話を中断して出ていくわけなので、それも嫌だったんですよね。

 

かと言って冷えたままのお茶を飲むのは、冬はこたえる・・・。

 

それで探していたら、この世界にはティーウォーマーというものがあるらしいじゃないですか!

そのなかでもキャンドルティーウォーマーというものは、キャンドルで保温し続けることができて、時間が経っても飲みごろのお茶が楽しめるという優れモノ。

 

これは欲しいと思ったのですが、

使った方の感想を見ていて
「大きめのポットを置くと酸素がたりなくなって火が消えることがある」
「ガラスや陶器でできているので、扱いに気をつかう」
というものが多く、どうしようかと迷っていたのです。

ピンときていないものを買うのもいやです。

 

「じゃあいつものアレだ!」

と気持ちを切り替えました。

 

「いつものアレ」とは、私がよく使う思考法でして

「今あるものでできるとしたら?」という発想をするのです。

 

そしたら、アイディアが出てきて

「あ、あれはどうだろう?」と思い当たりました。

 

わびさびを感じさせる鋳物の五徳

台風接近の日のブログでもご紹介したのですが、私は以前火鉢にハマっていたことがありました。

引越しを機に、火鉢は一旦手放したんですが、火鉢道具として買った五徳と火箸は手放せなくて、かといって日常的な使い道もないので、クローゼットの中に眠らせていたのです。

上が火箸で、下が五徳です。
どちらも鋳物(いもの)です。

この五徳は「虫食い五徳」というものですが、日本でただ一人の職人さんしか創れない品なのだそうです。この職人さんが生きているうちに手に入れるぞ!と決めて買った一品です。

 

ただ、ティーウォーマーとして使えるかどうかという疑問もありました。

「高さ」の問題です。

 

現在ガラスのティーポットを使っているので、

炎(熱源)とポットがあまりにも近くなってしまうのはどうかと思ったのです。

 

ガラスは高温それ自体よりも、「急激な温度変化」に弱いと聞いたことがあるので、火が近すぎるとかなり高温の部分ができてしまうよな、と。

そこで、ネットで売られているティーウォーマーの高さを調査!

 

一般的なティーウォーマーは高さが6〜7センチくらいのようでした。

6〜7センチの高さがあればとりあえず合格ということでしょう。

手持ちの五徳は高さが7センチなので大丈夫そうです。

 

というわけで、五徳に小さい網を乗せて、ティーポットを置いてみることに。

鋳物の五徳はゴツいので、テーブルを傷つけそうな勢い。

なので下に敷物を敷きました。

いちおうポットが乗りました。

この構造なら、どんなに大きなポットを乗せても酸素が不足することはまず無いでしょう(笑)

 

そして何よりこのティーウォーマーの本体は鋳物なので、とても丈夫です。

この五徳のティーウォーマー。

リビングのインテリアに対して見た目が渋すぎるのはさておき、ティーウォーマーとしての機能をしっかり果たしてくれました!!

 

時間が経っても温かいお茶が飲めるというのは、とても幸せなことですね!

私は火とともに暮らすことに強い憧れがあり、将来的には暖炉や囲炉裏などの火とともに生活したいと思っているんですが

暖炉や囲炉裏がまだ実現できなくても、ティーウォーマーの小さな火によってで温かいお茶を楽しめるだけで、こんなに幸せを感じるんだなあと。

この即席ティーウォーマー、寒さの残る時期までお茶の時間を支えてくれそうです。

 

本当に欲しいものを、肌身で感じるために買う

私はこれまで、いいなと思ったものはすぐ買うタイプだったのですが、断捨離を繰り返すうちに「本当に必要なものは実は少ない」ということに気づきました。

 

確かに、要らなくなったら捨てればいいのかもしれない。

でも、捨てるって、口で言うほど簡単ではないことも多い。

 

いったん立ち止まり

その「もの」について考え

今必要かどうかを判断し

捨てるためにも色々考える。

 

時間と思考と労力、時にはお金もかかる、「捨てる」という行為。

 

そう。

「捨てる」という行為にもかなりの量のエネルギーがいるのです。

 

なので、今は買う前に「本当に欲しいものかどうか?」をじっくり考えるようになりました。

 

そして、

この人の創るものは素敵だ
この人の思想が素晴らしい
これは一生ものだ!

と思えるような品にだけは、たとえ高額であってもお金を払うようになりました。

(本やセミナーなどの情報も、一生モノだと思える、本質的な情報に投資するようになりました)

 

だから、本当に「これだ!」と思うものが見つかるまでは、今あるもので代用したり、工夫して使ってみる。

 

思考をちょっと変えてみて

「今できる方法を考え続ける」
「今あるもので、できることを探す」

というのが大事だと痛感しています。

 

これからも加速していく、変化の激しい時代。

着実、かつ迅速、という、一見相反するような要素が同時に必要になってきそうです。

 

足元をしっかり固めながらスピードを上げるには、身軽であることも大切。

そのために、自分自身にかかる負荷を最小限にしていく。

これからも色々試していこうと思います。

 

 

それでは、2019年最後となりましたが、

このブログに訪れてくださったみなさま

サロンに足を運んでくださったみなさま

コメントやメールをくださったみなさま

1年間、ありがとうございました!

 

来年2020年は私の人生の新たな幕開けとなりますが

このブログでこれからも新たな展開を報告していこうと思っています。

それではみなさま、良いお年を!

 

剣れいや

 

 

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