【ベネフィットの意味を調べてみた】本当に関わる人みんなを大切にしてるのかよオイって話。

※この記事は、2014年の頃の日記です


 

デング熱が流行ってるみたいですね。

デング熱は、蚊によって媒介されるとの事。

感染が拡大しているようで、とても気になります。

 

なぜって

私は、ものすーーっごく、蚊にさされやすいので!!

虫除けスプレーを浴びるように塗りたくっています(笑)

 

さて、今日のテーマは

ベネフィット

ベネフィットとは … 利益、恩恵(または、慈善事業。個人、集団にとっての幸福に関わるよいこと)

 

 

まあちょっと聞いてくださいよ。

ちょっと長くなるんで、お茶でも。

 

今朝、仕事先のこんなシーンが

なぜか心に引っかかったんです。

 

 


現場作業中の60代くらいの職人さんが、腕をかきかき、若い監督に話しかけました。

 


作業中の職人
:「ねぇ、蚊にさされちゃったよ。蚊取り線香ないの?」

若い現場監督:「ないですね」

作業中の職人:「 ……… 」

 

職人さんは、何とも言えない表情をしながらも、再び作業にとりかかりました。

 

他愛のない会話です。

 

蚊取り線香があるかないか、

確認する。

ただそれだけのやりとり。

 

でもなぜか、強烈に印象に残ったんです。

 

なんでこんなに気になるんだろう??

気になるけど、考えてもモヤモヤするだけなので、とりあえず自分の作業にとりかかりました。

 

 

そして、仕事の合間に何気なくスマホで調べものをしていたら、この言葉に出会いました。

 

「ベネフィット」

ベネフィットとは、ビジネスの世界ではマーケティング用語としてよく使われ
「お客様にとっての価値」とういう意味。

英語の「benefit」は、利益、ためになること、等の意味があるようです。

 

「ベネフィット」すなわち、

相手の利益。

相手にとっての価値。

ってことですよね。

 

さらに、ベネフィットには2つの側面があるらしいです。


ファンクショナル
ベネフィット(機能的価値)

エモーショナル ベネフィット(情緒的価値)

 

個人的な解釈ですけど

ファンクショナルベネフィットは、物理的なメリット

エモーショナルベネフィットは、精神的なメリット

 

たとえば、「車を買いたい」と思っているAさんBさんがいたとしよう。

 

物理的な解釈だと、

AさんとBさんが車を買うのは、車が欲しいから。」


車を売る側は、AさんもBさんも、ただ「車」が欲しいんだなと解釈しやすい。

 

 

対して、精神的な解釈だと

「Aさんが車を買うのは、ステータスを感じたいから」
「Bさんが車を買うのは、利便性を感じたいから」

 

車を売る側が、物理的な面しか見ていないと
「高い方を売り込もう」という発想しかできなくなり

便利で小回りのきく車がほしいBさんに、
ステータス感キラキラの車をゴリ押ししたりする事になるんでしょうね。

ということですよね。

 

 

なんかピーンときて、

例の会話に、自分なりに解釈を加えてみました。

表面上のコトバではなく、深層を読み取ってみたいとおもいます。

 

[FB] ファンクショナル ベネフィット(機能的価値)に焦点をあわせると…

[Q]「ねぇ、蚊にさされちゃったよ。蚊取り線香ないの?」
[Q]「かゆみに悩まされずに仕事がしたいから蚊取り線香がほしい」(機能的価値の要求)

[A]「ないですね」
[A]「蚊取り線香はないので提供できません」

「 ……… 」

 

いや、まあね、蚊にさされたくないんだったら、虫除けスプレーで対策するとか、ありますからね。
自分でなんとかすりゃいいんですよね。

わかってます。そんなことは誰でもわかります。
でも、ここで学ぶべきことはソコじゃあない。

 

[EB] エモーショナル ベネフィット(情緒的価値)に焦点をあわせると…

[Q]「ねぇ、蚊にさされちゃったよ。蚊取り線香ないの?」
[Q]「快適さを感じたい。仲間として協調関係を感じたい」(情緒的価値の要求)

[A]「ないですね」
[A]「しったことじゃないです」

「 ……… 」

最後の職人の微妙な沈黙が、より感慨深いものになりました。

 

きっと若い監督は、そのまんま、あるなしクイズのようにとらえて答えたんだと思います。

悪気なんてないし、そもそも、ないものはないんだから当然「ない」と答える。正しいです。

 

しかし、人間関係において、正しさだけを追求していったら、非常に味気ないものになってしまいませんかね。

 

もし、どっかの企業みたいに

企業文化として、

「うちに関わってくれるすべての人が顧客である」と掲げて、

掲げるだけじゃなくて実行していたら…

 

顧客である職人さんに対して

「蚊取り線香はありません」

って回答にはならない気がします。

 

ましてや、蚊によって媒介される「デング熱」が流行っているって報道されてる時期に
「あなたが蚊にさされたって、別にいーよ」
みたいな反応はできるのかなーと思ってしまいます。

 

お金を出してくれるお客さんにはチヤホヤ、表面上で世話焼いて

雇われる側の人間には、「てめーで何とかしろ」

みたいな企業は、

 

いまどき流行らないじゃないかなーと思ってます。

 

 

なんかモヤモヤして、

結局モヤモヤした1日でしたけど。

 

なんだかとっても

いろいろ勉強になりました!

 

 

「【ベネフィットの意味を調べてみた】本当に関わる人みんなを大切にしてるのかよオイって話。」への 1 件のコメント

  1. 久しぶりに訪れました。
    そしてこの記事。
    めっちゃわかる、このモヤモヤ感。
    そこにモヤモヤを感じるレイヤさんだから、私はここにきたんだなって思います。
    核心をみた気がします。大袈裟かな。
    とにかく、いい世界になって欲しい。
    なんか意味不明ですいません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です