こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
※この記事は、以前に書いた記事『才能がないことは頑張っても無駄?強みを軸にする生き方』(2019-10-08)の内容を分割し、別記事として独立せました。
今回は、
強みを活かす上で大切なポイントをお伝えします。
今回は、まだ経験していない方にとってはちょっと高度な内容かもしれません。
もしわかりづらかったら最後の「まとめ」のところに要点だけまとめていますので、そこだけでも読んでもらえるといいかなと思います。
「強みって具体的にどういうこと?」という方は、こちらの記事から読んでみてください。
『才能がないことは頑張っても無駄?強みを軸にする生き
強みを活かす上で大切なポイント
「強みを生かそう!」「得意なことをやろう!」という言葉は、よく聞きますよね。
特に、自己啓発とかビジネス関係で強く言われていることです。
私もその主張には賛成です。
いや、賛成というよりも
「強み」と「得意なこと」以外の方法で、これからの時代を生きていくのはとんでもなく大変だと思います。
なのでおそらく、「強み」と「得意なこと」で生きるということが、これからの時代のスタンダードになっていくと思われます。
弱点を補ってくれる人と組む前に
ただ、そういった「強み」論のなかでうまれがちな、
強みをフルに活かすために
弱点を補ってくれる人と組めばいい
という発想は、
実行する前に、よく検討したほうがいいです。
弱点を補ってくれる人と組むというのは、
自分の強みを理解し、発揮できた後であれば、最高の結果につながることもあります。
しかし
「自分の強みに気づいていない状態」や「自分の強みを勘違いしている状態」で他の人の協力を得てしまうと、
本当の強みにたどりつくきっかけを失ってしまうし、追い込まれてどんどん辛くなります。
前の記事のたとえで言うなら
目立つのが苦手で、本当は華やかな世界に向いていないAさんが
「もっと華やかに目立てるように!」という方向性で、協力者を得てしまったとします。
そしたら、オープンな自己表現やダイナミックな演技を学ぶのがいいだろうとなって、そんな指導が得意な人が協力者としてAさんに色々教えてくれるかもしれません。
しかし、ちょっとおおげさな表現ができるようになったからといって、目立つのが嫌いなAさんの本質は変わりません。
それどころか、自分に合わないことをさらに頑張ることになり、疲弊して苦痛が増していくはずです。
これでは、Aさんはずっと幸せになれないし、協力者をみつけた意味もなくなってしまいます。
つまり、
自分の強みを知らない状態で「現状を良くしよう」と頑張ると、無駄なエネルギーとコストがかかった上に、幸せからも遠ざかってしまう!ということなんです。
チームになれば、うまくいく気がする・・・?
自分の弱点を補うために、チームを組もう!
みたいな発想もありますよね。
でも、思いつきで「誰かと組む」をやっても、うまくいかないことが多いです。
チームというのは、ただ相性のいい人を集めたり、逆に正反対の人を組ませたりすればいいわけではなく、
ただやみくもに協力関係を築いても、最高のパフォーマンスを発揮できるというわけではありません。
人のあつまりが最高のパフォーマンスを発揮するためには、
全員が自分の強みを理解している。
自分の強みを軸にしてチームに協力する意思がある。
という2つの条件が必要なのです。
そして、さらに言うと「チーム」がその力を最大限に発揮し機能するには、
以下の3つのパフォーマンスを意識する視点が必要になってきます。
チームの力を最大限発揮するための3つの視点
個のパフォーマンスを引き出す
【1】プロデューサー的な視点
個々の資質を見抜き、パフォーマンスを最大限に引き出す、プロデューサー的な視点
チームのパフォーマンスを引き出す
【2】監督的な視点
才能が引き出された個人を適切に配置し「チームとしての最高のパフォーマンス」を発揮させる、監督的な視点
社会の中での影響力を最大化する
【3】ディレクターやプロモーター的な視点
できあがった最高のパフォーマンス集団を社会的の中に位置づけ、活動のための方向づけを行うディレクターやプロモーター的な視点
チームの力を最大限に発揮するには、
この3つの視点をもつことのできる人が協力者として存在しているか、もしくはチームの中の誰かがそれを担えるか、が鍵になってきます。
いかがでしょうか。
人が集まれば集まるほど、より複雑なバランス調整が必要になっていきます。
だからこそ私は、安易に「組めばいいよね」は、一歩間違うとカオスになる可能性を秘めていると思っています。
ちょっと話がぶっとびましたかね
もし自分の強みを知らないでやみくもに行動してしまっているのなら、最初の一歩は、個々が自分の強みを知ることがスタートです。
まとめ
今回の記事で伝えたかったことをまとめます。
「自分の強みに気づいていない状態」や
「自分の強みを勘違いしている状態」で他の人の協力を得てしまうと、
本当の強みにたどりつくきっかけを失ってしまうし、追い込まれてどんどん辛くなります。
なので、
1・まずは、自分の強みを知ろう!
自分の強みを知らない状態で「現状を良くしよう」と頑張ると、無駄なエネルギーとコストがかかった上に、幸せになれない。要注意!
2・チームを組むときは、3つの視点をもとう!
プロデュサー、監督、ディレクターの視点を持っている人がチーム内にいるのか?いなければ外部から協力を要請できるのか?をしっかり確認・検討しよう!
ということでした。
今回の記事が何らかのヒントになれば幸いです。
剣れいや
「あなたのその「強み」は本物?自分を知る前にコンサル受けたりチームを組むのはちょっと待った!」へのコメント
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