自分内DVを「黙らせる」には?傷ついた女性性を守るために

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

自分で自分を責めてしまう時

どんどん自分が傷ついていくのに

無意識なので、なかなか自覚できず

止めることができないものです。

 

そのままだと

エネルギーは消耗しつづけ

 

自分で考えることも

行動することも難しくなっていきます。

 

そんなとき、

自分の中で何が起きているのか?

 

そして、どうすれば言葉の暴力を

「黙らせる」ことができるのか?

 

今回の記事では、そのあたりを詳しくお伝えしていこうと思います。

 

自分内暴力は、男性性が内側にむかって暴走している状態

男性性エネルギーは、

自分の幸せのために考え、行動し

理想の人生を叶えるために使うことができる、外向きのエネルギーの性質をさします。

 

男性性とは

自分の外に向けて、一方向に突き進むエネルギーのことであり

という、2種類のエネルギーの性質を持っています。

 

火のエネルギーは、情熱、やる気、熱意といった性質を持ちます。

生命力そのものであり、生き残るための本能的な部分です。

 

風のエネルギーは、知性や思考、知識をあらわします。

状況を判断、分析し、解決するために使うツールの部分と言えます。

 

男性性の2つのエネルギーは、

女性性の2つのエネルギーとともに

誰しもが持っている性質です。

 

計4つのエネルギーの性質の割合は、人それぞれですが

最低限、自分が幸せに豊かに生きていくために必要な能力は、すべての人が持っているのです。

 

でも、幸せにも豊かにもなれなくて

苦しい思いをしている方がたくさんいるのはなぜか?

 

つまり、

なぜ、持っているはずのものが使えないのか?

 

それは、幼い頃に、

男性性や女性性の間違った使い方をしている人を見ることで

「これは使っちゃダメだ。されたらとても傷つくから使っちゃいけないんだ!」

 

と、強く感じてしまったから、なんです。

 

しかし、エネルギーというものは、消えることはありません。

性質として、自分の中にあり続けます。

 

なので、男性性を

外側に対して使わないのであれば

内側、つまり自分自身に向かっていきます。

 

それは、たとえるならば

本来、

自分の体に入ってくる病原体を攻撃するためにあるはずの免疫細胞が

自分自身の細胞を間違って攻撃してしまうようなものなのです。

 

では

バランスを崩した男性性とは、どんな状態なのか?

実際にどうなるのかを、詳しく見てみることにしましょう。

 

男性性でバランスを崩すと、無理やり他人を動かそうとする

火のエネルギーが過剰になっている人


火のエネルギー
は、本来

情熱、やる気、熱意といった性質を持ち、

生命力そのものであり、生き残るための本能的な部分です。

 

しかし、生きるために重要なエネルギーも、バランスを崩すと暴走します。

 

男性性の火のエネルギーが過剰になっている場合

「おまえのヤル気の無さが問題なんだ!」

「曲がった根性を叩き直してやる!」

などと言って、

暴力的なかたちで、こちらに行為を要求してきます。

 

また、爆発するような怒りをぶつけてきたり

「ヤル気」を出せ

「気合い」を入れろ

といった根性論を押しつけてきます。

 

風のエネルギーが過剰になっている人


風のエネルギー
は、知性や思考、知識をあらわし

冷静に状況を判断、分析し、解決するために必要なツールです。

しかし、本来は問題を解決するためのツールも、バランスを崩すと人を傷つけます。

 

男性性の風のエネルギーが過剰になっている場合

「おまえの考え方は常識的に見ておかしい、だからおまえはダメな人間だ」

「おまえは間違っていて、俺は正しいのだから、俺のいうことを聞け」

という感じで、

社会で認知されている常識や、理論を盾にして、コントロールしてこようとします。

 

正論を振りかざし、こちらが気持ちを訴えてもバッサリ切り捨てます。

まさに冷徹な独裁者といった感じです。

 

このように、男性性が過剰になると、

相手をコントロールし、制圧し、支配することだけにエネルギーが使われます。

 

このエネルギーの暴走が止まらずに、大規模になってくると

社会現象となってあらわれるのです。

 

自分内暴力を止めるために、いますぐできること

先ほどご説明したような、

暴力的で非情な男性性を、幼い頃から身近に感じていた場合

自分のなかにある男性性が、とても怖いもののように感じられてきます。

 

だから、本当は使った方がいい場面であっても

「ぜったいに使っちゃダメ!使わない!」

と必死になって抑えてしまうのです。

 

それによって、

パワハラ、セクハラ、モラハラなどの

理不尽な暴力を受けても泣き寝入りしてしまったりすることもあります。

 

そして、他人からされなくても

自分で自分を攻撃してしまって

それを止めることができなくなってしまうのです。

 

自分の内側に暴力を向けてしまう方は、

「他人が傷つくよりは自分が傷ついた方がいい」と思うような

他人の痛みを感じやすい、繊細で敏感な方が多いのです。

 

しかし、そうは言っても

攻撃されるまま、受け入れ続けてしまったら

いつまでたっても自分の人生は

幸せな楽しいものにならないですよね。

 

そのためにも、自分を守っていきましょう。

自分を守っても、だれも傷つけないので大丈夫です。

 

今すぐやめたい、自分内DV。

そのためのエネルギーの使い方をお伝えしようと思います。

 

自分を攻撃する”内なる敵”から身を守る。

攻撃されつづけると、心身がとても弱ってしまい

頭もモヤモヤして、働かなくなります。

 

そして、心はボロボロ、傷だらけです。

図にすると、こんな感じです。

頭にモヤモヤがおおいかぶさっていて、

考えようとしても頭が働きません。

 

そして、心も元気がなくなってしまって

とても憂鬱な気持ちになっています。

 

そして、何をしようとしても、絶望感が襲ってくるのです。

これは、ひたすら女性性が攻撃を受け入れつづけてしまった状態です。

 

この状態では、自分で動こうとしても

なかなか思うようにいきません。

 

そこで、この状態を変えるために、

女性性と相反するエネルギーを使っていきます。

男性性によって、自分を守るのです。

 

いきなり反撃するのは怖い・・

そこまでの気力がない・・・

 

そんなときにも、イメージの力は使えます。

 

男性性を良い方向に使うためには、

これまでの、最悪な男性性のイメージを変えていくことが大切。

 

そのために、とても優しい男性性のエネルギーを使っていくのですが

男性性だと考えると、使うことに抵抗を感じる方もいらっしゃると思うので

ただのエネルギーとして考えてみましょう。

 

ここからは、図で説明していきますね。

さわやかな風で、頭のモヤモヤを吹き飛ばす

目をとじて、いちどゆったりと深呼吸して、

ゆっくりイメージしていきましょう。

 

モヤモヤしている頭の中に、さわやかな風が吹いてきた!

というイメージをします。

そよ風でもいいです。

もしくは、春一番のような強い風でもいいのです。

 

さわやか、とは言いましたが、台風みたいな嵐をよびたい方はそれでも構いません。

イメージしやすい風を吹かせます。

 

次に、モヤモヤが吹き飛ぶイメージをします。

頭がスッキリして、これまで見えなかったものが見えるようになる。

これまでにないアイディアもひらめくようになる。

 

そんな感じです。

 

実際は、こんな単純に

スッキリ!とはいかないかもしれませんが

 

「ハッキリはわからないけど、何となく、こういうこと・・?」

というレベルでも、イメージがあるだけで違うのです。

 

そして、

「モヤモヤがなくなった先に、きっと、こういう状態があるんだろうな」

ということを知っておいていただくだけで、

何もしないよりは、ずっと良い方向に向かいます。

 

次に、ボロボロになって冷え切ってしまった

ココロの傷をあたためてあげましょう。

 

傷ついたココロをあたためてあげる。

太陽をイメージします。

太陽は、どんなものでもいいです。

 

穏やかな春の日でもいいし、

夏が好きな方は、さんさんと降り注ぐ日差しを。

 

秋の趣のある夕焼けでもいいし、

冬の晴れた日の柔らかい日差しでもいいです。

 

じっくり日なたぼっこしている感じや

日光浴している感じなど

自分にとって心地いい太陽をイメージします。

 

そして、その太陽のぬくもりが、

ココロに染み入ってくるのを感じます。

ゆっくり、じんわりと

あたたかい熱がココロに届きます。

 

傷ついて冷たくなっていたココロに

少しずつ、ぬくもりが広がっていきます。

 

まるで雪が溶けるような、

氷がとけるような感じです。

 

そして、最後に

あたたまったココロが

少し元気になっているのをイメージします。

これまで、冷たく冷えて

絶望しか感じなかったココロが

少しだけ元気をとりもどし

かすかな喜びを感じられるような気がします。

 

ような気がするレベルで止めて良いです。

 

どんなに望んでいた変化だったとしても

いきなり変化すると、

体もココロもびっくりして

急いで元に戻ろうとします。

 

変化は少しずつがいいのです。

 

そして、

準備ができたときには

体が勝手に動きたくなるので大丈夫です。

 

それまでは、無理に行動しようなんて思わず

じっくりケアしてあげましょう。

 

もしかしたら

「イメージしてる場合じゃなくなってきた!今すぐなんとかしたい!」

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんな緊急事態には、次の方法をお試しください。

緊急事態のココロの守りかた

緊急事態には、これからお伝えする方法を使いましょう。

 

頭の中で、いつものように

あなたを攻撃する声が聞こえてきた時

 

「おまえはダメだ」

「もっと〇〇しろ」

「おまえなんかに出来るものか」

「おまえごときが・・・」

「だいたい、おまえは・・・」

「おまえの、その程度のレベルで・・・」

 

本当にしつこいですよね、

頭の中のこういう攻撃。

 

この攻撃が始まったら、まずじっくり内容を聞きます。

 

言葉をダイレクトに聞き入れるのではなく

分析するようなつもりで、

自分が機械になったような

センサーになったようなつもりで

聞いてみてください。

 

文字として紙に書き出すと、客観的に見ることができるのでオススメです。

 

それらは、

あなた自身の価値とは何の関係もない

ただの理不尽な攻撃です。

 

完全無視していいのです。

止まらないなら、反撃しましょう。

 

使う言葉は以下のとおりです。

 

命令してくる場合に対して

「いやだ」

 

しつこい場合

「うるさい」

 

それでも止まらない場合

「黙れ」

 

「黙れ」と言うことに抵抗を感じるかもしれませんが

「やめてよ」「だまってよ」という言葉では止まらないことが多いです。

 

あなたが優しくて穏やかな、

争いを好まない人であればあるほど

脳内の攻撃はエスカレートします。

 

だから、

はっきり声に出せなくても

 

「だまれ」

って、つぶやいてみてください。

 

すぐに言えなくても、

覚えておいてください。

 

あなたが本気で自分の価値を思い出し

自分を守る覚悟ができたとき

 

「黙れ」

という一言で

あなたを攻撃するものは、だれもいなくなります。

 

自分を守れるのは、自分だけです。

なぜなら、どんなに周りの人が

あなたを守ったとしても

自分の頭の中の声に攻撃され続けていたら

あなたの女性性は、

ずっと痛めつけられる状態のままだからです。

 

いますぐに、できなくてもいいんです。

でも、ここぞという時に使えるように

今回の記事の内容を、参考にしてみてください。

 

 

剣れいや(つるぎれいや)

「自分内DVを「黙らせる」には?傷ついた女性性を守るために」への 1 件のコメント

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