循環する生のアート。舞踏〜Butoh〜×ペインティング

剣れいやです。

先日、Live ART第2弾の撮影を行いました。

 

【Live ART】とは?

『音楽』『踊り手』『描き手』のエネルギー循環が

予測できない表現に発展していく新しいアートのスタイル。

 

『音楽』と『舞踏』と『ペインティング』という全く異なるジャンルのアートを、エネルギー的に融合させるための実験的手法として編み出しました。

 

踊り手が、音楽から受け取ったエネルギー身体で表現し

描き手が、踊り手の発するエネルギーを受け取って画で表現していく。

 

すると今度は、

画からエネルギーを受け取った『踊り手の身体表現』が変化し

踊り手の変化を受け取った『描き手の表現』が変化していく。

この『音楽』『踊り手』『描き手』のエネルギー循環が

予測できない表現に発展していくアートです。

 

打ち合わせは選曲だけ。

あえてテーマも意図も設定せず

ひとたび曲がスタートすれば、

踊り手と描き手は、お互いを見ることもありません。

 

ただ、存在するもの同士のエネルギーが

相互に影響を与えあい

エネルギーが交流し、循環することで

勝手に表現が生まれる。

 

つまり、作品が発生するのです。

相互に影響を与えあいながら循環するというのは

自然界のようでもあり

宇宙のようでもあり

また、いのちそのもののようにも思えます。

 

表現できずにいた空白の年月

私は数十年間、何も創れず、何も描けなくなったことがありました。

他人の評価、自分が自分に下してしまう評価

何もかもが怖くなり、

こんなに嫌な思いをするくらいなら

何も創らないほうがラクだと思っていました。

 

今、私には、絵で自己表現したいという想いはありません。

私自身が現象の一部で有れればいい。

そう感じるのです。

『アートとはこうでなければならない』

という理論を学びつづけ

苦しくなってアートから逃げつづけた日々から得た答えは

 

アートは他人から学べるようなものではない

ということ。

 

アートとは、

自分が人生を通して感じることを

ただ、表に出す行為である。

 

そして自分が感じていることを否定した瞬間、アートは消える。

 

誰かから学べるとすれば、それは道具の使い方、表現のテクニックであり

テクニック=アートではない。

 

過去に「筆を使い、色を使えれば幸せなはずだ」と思っていた私は

テクニックに傾倒して職人業を選び

筆を使って木目を描く職人を10年間突き詰めました。

 

しかし、どんなに技術を向上させ、腕を評価され、独立し、指名で仕事を受けるようになっても

自分は何のために生きているのだろうという虚無感にさいなまれていました。

 

そしてついに、私は職人として生きる人間ではいないのだと、気づかされました。

私は表現者として生きることから逃げ切れないのだと悟ったのです。

 

それでもどうすればいいか分からず、途方にくれ、様々なヒーリングやアートセラピーを渡り歩きました。

 

そこで「表現アートセラピー」という、70年代にアメリカで生まれたアート療法に出逢い


「表現を身体に任せる」
という方法を知ったのです。

 

そこから得たのは

学ぶことも、コントロールすることも辞め

自分から出てくるものを判断せずに受け入れるということ。

 

つまり

 

自分がただの現象になるということでした。

 

それは唯一、私に残された手段のように感じました。

 

 

私は、そこで起こる現象の一部である。

だから、生みだされる作品は

ただそこで発生している。

評価されることに疲れ

怖れやエゴに負けて

アーティストをリタイアしたにもかかわらず

 

私を通して生まれようとする表現は

道ばたの雑草のように

しぶとく、粘り強く、執念深かった。

 

私が思っていたより強力な

自分の中の表現に

ついに降参した私は

 

今、現象の一部となることで

アートを発生させている。

 

そんな気がしています。

 

人生を通してアートとは何かを探っていく

そんな道に、足を踏み入れてしまったようです。

 

 

音楽と舞踏とペインティングの融合。
【LiveART-2】Butoh×Painting

Music: Nathan O. Wills [Sine Dream]

動画 10分25秒 ※音量にご注意ください。

無形アートユニット【ISOMER】アイソマー

舞踏:鏡ざゆら

ペインティング:剣れいや

 

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