雨が続いている。

毎日、新しいアイディアが２〜3個やってくるので、私は一体どのようにそれらをこなしていけば良いのか、考えている。

それらが良いアイディアなのかどうかは、実行してみなければ分からない。しかし、すべてのアイディアを実行に移していたら、時間も身体も足りない。

しかも、いざ行動に移そうと思った矢先に緊急停止、なんてザラだ。

もっと根本的に何かを改める時がきているような気がしてきた。

考えてばかりだとバランスが崩れるので、片手でアート。

そんなとき、クレヨンは最高の画材だ。

絵具と違って水がいらないし

色鉛筆と違ってパワフルな線が描ける。

アートをやると、非言語領域のモヤモヤが視覚化できるから、思考がさびつかずに済む。

そういえば何年も前にクライアントさんに、アーティスト活動をするために個人セッションを終わりにする、ということを伝えた時に

「アートやりながらでもいいんじゃないですか？描きながら話せば」

と言われたことを思い出した。

おどろいた。

その発想は無かった。

そして、いまだにやったことは無い。

その作品が「あるクライアントさんとの対話から生まれたもの」として位置付けられるのであれば、それはそれで新しい視点のアートなのかもしれない。

それはそれで面白いのかもしれない。

そういうものに興味があって参加したいというクライアントさんがいれば、共同実験アートとして可能かもしれない。

そんなことを考えつつ、また自分と向き合う。

剣れいや