こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
2023年の11月に育て始めたミニバラが、翌年 2024年の5月末にかけて満開になりました。
バラの開花について考えていたら、才能の開花についても思い至ったので、書き残しておきます。
前回の記事はこちら>自分を見捨てないこと。ミニバラの生命力
私にとってこのミニバラは、生まれて初めてちゃんと咲かせることができた「花」です。
これまでハーブや観葉植物は育てていたんですが、どうしても花だけは育てる自信がなかったんですね。
でも、あるときミニバラに出会い、運命を感じて育て始めました。
ネット上では、バラは難しい、特にミニバラは難しい!と言われていたので、大丈夫かなと思いつつ、なんとか育ってくれました。
↓ミニバラが来たときの記事
前回の記事で、花瓶に残ってた枝を土にプスっとしただけのミニバラ。
成長はゆっくりでしたが、4月頃急に暖かくなって、ぐんぐん伸びていきました。
こんなに↓ ↓ ↓
そして、以前は紹介していなかった大元の鉢植えが、こちらなんですが、
暖かくなってきたら、毎日カーテンを開けるたびにドン引きするくらい伸び始めて、あっという間につぼみがつきました。
暖かい日ほど、どんどん蕾がふくらみ、ついに開きはじめました!
やがて…満開に。
毎朝カーテンを開けるたびに、輝くばかりの鮮やかなミニバラが目に飛び込んできて思わず息を呑む…
なんとも贅沢な体験でした。
育てて良かった〜
自分の性質に合った環境なら、いくらでも伸びていける
つくづく思うんですが、環境って大事なんですよね。
バラも人も。
私たちは、物心ついた頃から義務教育で、一元管理(!)されるじゃないですか。
みんなが同じ基準で測られるから、個性に合わせた教育ではない。
それは、一見公平で理想的なように見えるけど、「平等」ではない。
個人の「性質」を無視してるんです。
私たち人間は、みんな同じように思えても、一人一人の性質は全く異なっていて、同じ人なんて一人もいない。
(いたとしたら、それはクローンです)
でも、その一人一人が違う個人が、学校という組織の中で同じ基準で測られて、その評価基準に満たない場合は平均値を超えるようにと努力させられる…
だから、同じ環境でみんなの平均を目指して、それを超えることができる人が優秀だと思い込んでしまうんですよね。
「平均以上」=すごい!みたいな。
でも個人として自分の才能を限界まで開花させて、それで生きていこうとするならば、苦手なことは早めに切り捨てて、得意なところを突出させる必要があるのです。
そうすると、おのずと平均値は下がるのですが、平均を求めている時点で一点突破はできないので、本当に向いていないことは切り捨てる必要があります。
そして、その得意なところを伸ばすためには何をするかっていうと、
自分のための環境を整える。これにつきます。
自分が伸びやすい環境を、自分に与える
私が育てたミニバラは秋に家に来て、一冬を越したわけですけど、寒かった時期、とくに気温が10度以下のときは全く伸びることはありませんでした。
しかし、春になって気温が20度を超えるようになったら、目を見張るばかりの速度でグングン伸びていったんです。
バラが伸び始めた時期、私は特に変わったことは何もしていませんでした。
肥料をあげたわけでもなく、
冬の間と同じように、土が乾いたら水をあげていただけです。
バラが急激に成長した理由は、ただ単に、外界がミニバラが伸びやすい環境になったから。
それだけなんです。
人も同じなんだよなあと、つくづく思います。
私自身も、自分に合わない環境に身を置いていたときは、心身ともに窮屈でストレス過剰で、疲れが溜まる一方でした。
すべてにおいて無気力になっていく。だから常に余力が無くて、改善のための行動すら起こせない…そんなスパイラルに陥ってました。
この環境、自分に合っていない!
ということを自覚してからは、自分に合った環境を全力で探し、
「ここだとパフォーマンス上がる!」
とか
「ここだと集中できない…」
とか、いろいろ試しながら
自分がエネルギー的に余裕を持って取り組める環境を探しました。
もちろん、季節と同じように、時代的な要因が巡ってきて、自分に有利になることはあります。
でも、私たちは植物ではなく人間なので、ただ座して待つばかりではなく、自分に合った環境を、自分で選ぶことができます。
もし植物が私たちと同じように、自分の意思で自由に動けるとしたら…
ビニールハウスで一年中心地よい環境を提供してくれるところに引っ越していくか、飛行機に乗って自分の好きな気候の国に移住するかもしれませんよね。
それはさておき、
植物にも、いろいろな性質のものがあります。
夏の暑いのが好き、とか、冬の寒い時期が好き、とか、
土は湿っている方が好き、とか、乾燥しているのが好き、とか
涼しい場所が好き、とか、太陽がガンガン照っているのが好き、
とか、薄暗い湿ったところが好き、とか、明るく風通しがいい場所が好き、とか。
だから、その植物に合った環境においてあげれば、問題なく育ってくれるんですけど
その植物に合わない環境に置いた瞬間、ぜんぜん育たなくなり、時には病気になったり、弱ったところに虫が寄ってきたり、枯れたりしてしまうんです。
人間も同じで、
その人の性質に合わない環境に身を置くと、だんだん消耗して元気がなくなり、疲れ果ててしまうんですけど、
その人の性質に合った環境にいると、体の中から力がみなぎってきて、充実感で満たされて、ぐんぐん伸びていけるんです。
他人と自分を比べるのは無意味。
ひとりひとり性質が違う。
だから、そもそも比較することができないんです。
でも、私たちは学校教育を受けていく過程で、違う性質の人たちとも比べらて育っていくので、いつのまにか比べる癖がついてしまう。
これからは個人の時代なので、比較グセはますます邪魔になりますね。
個人の才能を活かして生きていこうと思ったら、まずはとにかく他人と自分を比較する癖を捨てることがスタートかもしれません。
話はもどりまして、
バラは咲いたままにしておくと、花にエネルギーを送りすぎて株が弱ってしまうらしいので、花は咲き次第、切花にしていました。
切り花も萎れそうになったら、今度はドライフラワーにします。
バラの枝とかも、ドライにして作品に使ったりします。
そんなこと言っているうちに、また鉢植えのバラに小さい蕾がつきました。6月なのに猛暑が続いている、最近の謎の気候でも負けずに成長しているようです。
というわけで、環境の力は偉大だよ、というお話でした!
剣れいや
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