こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
・怒りが湧いてくるような出来事が起きる。
・身近な人に感情を爆発させてしまう。
これらは、人生が変わるタイミングで起きやすい出来事です。
人生が変わるタイミングでは、いったい何が起きるのか?という点を、女性性と男性性のバランスの観点から見てみましょう。
人生が変わるとは何か?
本題に入る前に、人生が変わるってどういうことなのか?を改めて整理しておきましょう。
「人生が変わる」の反対は、
「人生が変わらない」ということですよね。
同じことを繰り返していて、発展がない。
マンネリ化している。
停滞している。
そういったことですね。
さらに、「変えたいのに変わらない」
変えたつもりなのに、いつのまにかこれまでと同じ人生にもどっている、というケースも「変わらない」と言えますね。
この、変わらないという状態は、女性性のエネルギーが過剰になった状態です。
女性性のエネルギーが強い人ほど、バランスが崩れた時に女性性のエネルギーが過剰になり、停滞しがちになります。
停滞すると、状況の流れ的に、女性性と男性性のバランスを整える流れに入ります。
「このままでいいのか?」という問いかけが、人生の出来事を通じてやってくるのです。
ここで変化に抵抗することもできますし、
逆に、自分から能動的に女性性と男性性のバランスを整えて変化に向かうこともできます。
整えていくと、あるタイミングで男性性のエネルギーが復活します。
この男性性エネルギーが、人生を変えるために必要なエネルギーなのです。
人生が変わらないことに悩んでいる人は女性性のエネルギーに偏っているため、この男性性のエネルギーが抑圧されているということなのです。
女性性が過剰になってバランスを崩していた人は、これまでたくさんの「怒り」を抑圧してきています。
自分より他人を優先したり、自分の意見を押し殺して生きてきた経緯があるためです。
なので、人生を変えるタイミングで「怒り」というエネルギーが出てこようとするのです。
むしろ、女性性が強い人たちは、この「怒り」に直面するのが嫌すぎて、変化に抵抗していることもあります。
過去に「怒り」に対する強い恐怖を感じたり、トラウマがある場合にそのようになりやすいです。
覚えておいていただきたいことがあります。
怒りは、味方です。
多くの人は、限界まで抑圧されて噴出した「衝動」を怒りだと思っています。怒りそのものではなく、この「衝動」が、他人を傷つけたり、自分を傷つけます。(社会的にも問題を起こします)
しかし、本物の怒りは無害です。
本物の怒りは自分の深くから湧き起こってくるものです。
そして、本物の怒りは自分の味方です。
本物の怒りは、誰も傷つけることなく、自分ひとりで対処することができます。
本物の怒りを尊重することで、本当に自分が望んだ未来へと進んでいくことが可能になります。
2種類の怒りについて書いた記事はこちら。
怒りは味方。
女性性と男性性のバランスが整うと、
たとえば怒りが湧き起こるような状況でも、状況を認識しながら、しかるべき対処をすることができます。
怒りが湧き起こったからといって、その場で相手にぶつける必要がなくなるのです。
怒りをぶつけてくる相手に対しても、萎縮したり、むやみに従ったりすることもなく、冷静に対処できるようになります。
そもそも、怒りをぶつけてくるような人間とは距離を置くようになります。
かくいう私も、昔、バランスを崩していた頃は、仕事上とか身近なところに「キレる人」がいました。
でも、自分と向き合い、女性性と男性性のバランスを整え、正気にもどっていったので、そういう人たちと距離を取るようになりました。
すると、不思議なことに「怒りをぶつけてくる人」には出会わなくなっていったのです。
「自分を大切にして、それを行動に移す」ということができるようになったので、わざわざ不快な人と接して、いちいち自分の内面を見つめる必要がなくなったのかも、と思いました。
今思い返すと、身近にキレる人がいた時は、自分自身が、異常なレベルで「怒り」を抑圧していました。
やがて自分の中から、部屋ごと破壊しそうなレベルの怒りが出てきました。
最初は、自分の中から出てくるものが恐ろしくてたまりませんでした。
でも、怒りを自分の責任で解放していくことで、徐々に自分との信頼関係ができてきました。
何年もかかりましたけど、年々、怒りが出てくる頻度が少なくなっていき、今では冷静に対処できるようになりました。
人生を変えたり、自分らしい人生へと進んでいくためには、怒りの解放は本当に大切です。
私のクライアントさんにも、みなさんに怒りのワークをお伝えしています。
怒りが導く人生
本物の怒りを感じる時は、自分自身の課題が見えてくる時です。
特に、自尊心という課題がクローズアップされている時期です。
私はこのままでいいのか?
私の人生はこのまま終わっていいのか?
私はこんな扱いをされたままでいいのか?
そんな感じで、自分自身に問いかけることで、答えを探していくのです。
どんな時にも、人生の答えは自分の中にしかありません。
私はワークや講座でお伝えする中で、
「怒りと同じ方向を向いて立つ」という表現をすることがあります。
怒りは、「このまま自分自身を誤魔化して生きていいのか?」と私たちに問いかけているのです。
怒りが出てきた時は、ぜひ
「怒りは私に何を伝えてようとしているのか?」について、耳を傾けてみてください。
剣れいや
「『怒りが導く人生』気が狂いそうなレベルの怒りが出てきたら人生が変わるタイミング」へのコメント
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