安定は幻想。スタバで気づいた、居心地という価値のお話。

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

最近、どんどん自分の中で変化が起きてまして、それは私の周りの方もクライアントさんも同じみたいなので、いよいよみんなで3月以降の流れに乗っていくんだなー、と感慨深いです。

何が起きるのかまったく分からないのですがね(笑)

 

でも、これまでの自分の枠をもういっちょ出たい、今よりももっと大きな世界に行きたい、そんな願望がうずまいているんです。

この時代の大きな変化のまえのソワソワ感が、不安として感じられている方もいるかもしれませんが、おそらくその時が来たら、また見える景色や視界が変わっいくんじゃないかと思います。

 

 

 

しかし、時代の変化、来てますね。本気で。

 

平成が終わったら、発行される貨幣も「平成」じゃなくなるわけですもんね。流通するものが変化すると、世の中が根底からガラッと刷新される感覚があります。

 

人体でたとえると、流れる血液の質が変わる、みたいな感じでしょうか。

きっとあらゆるものが、根底から変わっていくのでしょう。

 

前置きが長くなりましたが

 

今日は、最近感じたことを少々。

 

「安定は幻想」ということと

「居心地」の価値について、まったりと綴っていこうと思います。

 

安定は幻想

変化変化っていうけど、安定こそが幻想だと思うんです。

 

私たちがいる太陽系って、ただ同じところをぐるぐる回っていると思いがちですが、実は太陽系を包括する天の川銀河自体が、すごいスピードで移動しているらしいです。

 

そうだとしたら、私たちはたとえ一日中部屋に引きこもっていようとも、実はすごい勢いで移動しているわけです(笑)

 

むしろ

地球の上でじっとしていたとしても地球は自転してるわけだし、

その地球だって、太陽の周りを公転しているし

太陽系は天の川銀河のなかを移動しているし

その天の川銀河自体が、すごいスピードで移動している。

 

結局のところ、私たちは一瞬たりとも同じところにはいないんですよね。

 

 

じゃあ、常に変化の中にいる私たちが、いつも「変化」と呼んでいるものって、一体なんなんだろう。

特に、自分自身の変化、時代の変化って、どういうことなんだろう。

 

目に見えるものが変わっていくのが、変化だろうか。

確かに、それ自体が変化のように見えるけど、結局それは何かが動いたあとの結果でしかない。

 

つきつめれば

私たちにとっての「変化」というのは、

 

これまでにない、新しい視点を手にすることであって

その結果、ものの見方が変わり、価値観が変わることだと思う。

 

だから、私たちは

これまでにない視点を提供してくれる人を常に探し続け

これまでにない、新しい経験を探している。

 

だからこそ時代の変化というのは、時代の先端で新しい感覚をキャッチし続けている誰かの活動や発信・表現が、多くの人の心を動かすところを発端にしているんだと思う。

 

居心地の追求。

話は変わるのですが

私は子供の頃から、自分にとって居心地のいい場所を見つけるのが好きで、秘密基地みたいなのとか、丘の上の公園とかを探して、見つけると入り浸っていました。

 

眺めの良い場所も好きだし、こじんまりしてるところも好きで、それらが両立しているツリーハウスにはずっとあこがれています。

 

先日また居心地のいい場所をみつけました。

こんな感じの、開放感のある眺め、好きです。

 

そして見つけた、穴場感のあるスタバ。

いいとこ見つけた!とテンションが上がり、さっそく店内へ。

 

さっそくレジで注文。と、そのとき私は、店員さんからの言葉に衝撃を受け

 

ハッとしました。

 

いつもならスルーしてしまっていたかもしれない、何気ない一言でした。

 

 

 

「店内でお過ごしですか?」

 

 

 

 

 

店内で、おすごしですか?

 

そのひとことは、

私の中にポチャーンと、波紋のように広がっていった。

 

それと同時に、これまで頭のなかで漠然としていたモヤのようなものが、急にパッと晴れた。

 

 

 

「店内でお召し上がりですか?」

 

でもなく

 

「店内をご利用ですか?」

 

でもなく

 

 

 

「店内でお過ごしですか?」

 

 

 

 

私はものすごい感銘をうけたのだ。

 

 

 

 

スタバは、コーヒーを提供しているのでもなく

待ち合わせのために暇つぶしができるイートイン・スペースを提供しているのでもない。

 

 

スタバが提供しているもっとも高い価値、それは居心地のいい空間。

そして、それこそがスタバが提供する価値であり、ブランドイメージなのだ。

 

だからこそ、スタバは座席数を抑えて、ゆったりとくつろげる空間を演出している。

 

そこに価値を感じる人が、ファンになっていく。

そこに価値を感じない人は、他のカフェに行くだけ。

 

自分たちの提供するものに価値を感じてくれる顧客だけに絞り込んで、かつそのファンに喜んでもらえるように商品を提供しつづけている。

 

 

だから、

店内で商品を「お召し上がりですか?」

でもなく

 

店内のスペースを「ご利用ですか?」

でもないのだ。

 

 

自分たちが提供しているものの価値を理解していて

お客さんが心から求めているものを理解しているからこそ

 

「お過ごしですか?」

 

という質問になるのだ。

 

 

「お召し上がり」

だったら、モノを売っていることになる。

 

「ご利用」

だったら、空間を売っていることになる。

 

しかし

「お過ごし」だったら・・・・?

 

そこには

居心地のいい場所で、くつろいだひとときを過ごすという「時間」の流れと、慌ただしい日常から離れゆったりとした気分を味わえる「体感や感情」そのものが存在している。

 

それって、その視点でサービスを提供してくれる人がいること自体がほんとうに希少であり、

 

まさにプライスレスだと思う。

 

 

そして、これから自分自身でサービスや商品を展開していく人たちにとって、もちろん私も含めて、この視点がとても大切になってくると感じた。

 

 

もしも、自分が提供しているものの本質に気づけないままだったら

 

きっと「コーヒー屋」マインドのままで、

どんなコーヒーを売るかだけに心血を注いでしまう。

 

本当は、そこじゃないのに。

 

 

もちろん私も、スタバの店舗すべてがくつろげると感じるわけではないし、すべての店員さんが今回と同じ対応をしているわけではないと思う。

 

ただ、今回の件で強く感じたのが

 

誰にとっての、どんな価値を提供するのか ?

 

ということ。

 

これからフリーで活躍する人のためのものすごい重要なポイントになるのだと改めて学んだ。

 

そしてそこに至るためには、まず自分が何に情熱を持てて、何であれば寝食を忘れて没頭できるのか、そこがスタートになっていることが大切だし、自分の内側の情熱をスタート地点として、循環を起こしていくことが鍵になる。

 

これからくる個人の時代は、そんな、情熱の火を絶やずあきらめなかった人こそが、

自分の居場所を見つけ、どんどん活躍していくんだろうなとおもった。

 

 

それでは!

 

剣れいや

 

 

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