子供たちの未来と、新時代の生き方について

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

私はこのブログやメール講座などで「自分の気持ちに寄り添い、同意してあげる」ということの大切さをお伝えしてます。

そして、ネガティブな感情が出てきても受け止めてあげる、ということも大切だと言っています。

これは、ジャッジせずに受け入れる、という女性性のエネルギーです。

 

このたび読者さまから

子供の
「嫌だ、辛い」

に同意しすぎると
学びの機会を奪ってしまう

というご意見をいただきました。

ありがとうございます。

 

まさにその通りでして、

女性性エネルギーが過剰になると
「そのままでいいんだよ」しか言えなくなり

相手の成長の機会を奪ってしまうこともあります。

 

このことについては、とても大切なことだと感じましたので、私の意見もシェアさせていただこうと思います。


 

「嫌だ、辛い」

に同意しすぎると
学びの機会を奪ってしまう

 

確かに、そういう一面もあります。

 

「嫌だ、辛い」
に同意しすぎるというのは

「嫌だねー」
「辛いよねー」
「そんなに無理しなくていいんだよー」

という感じのことですよね。

俗にいう「甘やかす」
ということだと思います。

甘やかすというのは
相手のためにならない行為です。

 

時には、相手のためを思えばこそ

相手の成長のために、厳しく接する必要もあると思います。

 

そもそも

「甘やかす」という行為の裏にあるのは

「嫌われたくない」という気持ちです。

 

「嫌われたくない」というのは、相手のためではなく、自分のための行為ですよね。それは、自分を守りたいがゆえに保身に走る、ということにもつながっていると思います。

 

本当に相手のためを思ったとき、

「嫌われてでも、相手にどう思われようとも、本当に伝えたいことを伝える」

という愛の形になると、私は思います。

 

 

ただ、それ以前に

私が思うことがあるのです。

 

 

そもそも

「嫌だ」「辛い」
と感じている子供が
今行っていることが

本当にその子が学びたがっていることなのか?

 

子供にいい点を取らせたいという
親の希望なのか?

そこが大切だと思っています。

 

その子が、
「本当にやりたい」
「心の底からこうなりたい」

という熱意を持っているなら

「君なら出来ると思うけどな?」
「やり方を変えてみたら、出来るんじゃないかな?」
「そう簡単にあきらめていいの?」

という叱咤激励が意味を持ちます。

 

ただ、
本当にやりたくないことや
才能ではないことを頑張るのは

自分を傷つけ、痛めつけ
自信を失わせる行為でしかありません。

 

確かに、テストの成績が良ければ
進学先の選択肢は広がるかもしれません。

しかし、これからの時代は
それが全てではないと感じます。

 

今ある職業が、
どのくらい残るかわからないと言われているこのご時世

10年後、20年後に
どんな世界が待っているのか
誰にもわからないわけです。

もちろんそれぞれの家庭にも、教育方針はあると思います。

ただこれまでの一般的な教育というのは
いい大学を出て、いい会社に入って・・・

という旧時代の社会の
生き方モデルが元になっています。

 

その旧時代の社会構造というのは

一部の大手企業やメディアが
情報発信力を持ち

消費者がただ受け手になるという
社会構造でした。

そのため、教育というものも
そんな旧社会を維持するための

「受け手」をつくるための教育だったわけです。

言われたことがしっかりできる子供
言われたことをしっかりやる社員

与えられた答えを、疑問をもたずに受け取れる人間
与えられた答えを、自分の答えとして認識できる人間

そんな人材を育てるための教育だったわけです。

 

そんなふうに教育され

経済が回っていた
資本主義の時代でしたが

これからは
価値主義という時代がくると言われており、組織より個人が力を持つ時代がやってくるのです。

すでに、個人が自由に情報発信を行い、賛同した人たちがあつまってくる、といった、旧時代にはなかった現象が今は当たり前のように起きています。

個人の時代とは?価値主義の時代の生き方

個人の時代は、

社会から求められ生き残るという点において

ある意味、組織の時代よりも厳しい時代になってくると思います。

「これさえやっていればいい」
という指針がなくなっていくからです。

学校の勉強ができるできない以前に

自分の武器となる
自分の強みや才能
自分で知っていなければなりません。

 

それも、知ってるだけではだめで、

実際に自分の才能を発揮し
言語化し
相手にその価値を
理解してもらえるようなカタチで
伝えていかねばなりません。

たとえば

雑多なひとたちのグループの中で

「君は何ができるの?」
と聞かれた時に

「はい、
私はこういうことが好きで
とても興味があるので
今これを学んでいます。

それをもとに
今、こんな活動をしています。

私は、これについてなら
情熱を持って続けていける自信があるので

これを使って、世の中に貢献していきたいんです」

と言えるかどうか?
それが、これからの時代での最低限のスキルです。

そこから先
テクノロジーやシステムを使ったり
他者と協力関係を築いたりしながら

有機的なネットワークを作っていくのです。

 

新時代は、こんな生き方をする人が増えていくはずです。

これまでの世の中の常識と
ぜんぜん違うと思いませんか?

 

こういった生き方に移行した人から先に、どんどん新しい流れに乗っていくと思われます。

つまり
どんな大学を出ているかではなく

その人自身が、
どのくらい自分自身というものを知っていて

どんな価値を
他者に提供していけるのかどうか?

それこそが

これからの時代に必要とされ

生き抜いていけるかどうかの
分かれ道になると思うのです。

もちろん、やりたいことの先に
大学があるのならそれでいいのですが

いい会社に就職するために
いい大学を出ればいい

というコリ固まった価値観が
だんだん崩れていくだろうと思います。

 

子供の意思や、才能や
その子が本当にやりたいことを伸ばしてあげる

ということも
これからの時代は
さらに求められていくと思うのです。

 

※ちなみに、才能がある、というのと、本人がやりたいかどうか(情熱が持てるかどうか)は別です。

 

子供たちの可能性の扉を閉ざさないためにできること

子供は無力で無知な存在であり
大人が道を作って導かなければいけない

ということではないと私は考えます。

子供はそこまで無知でも無力でもない
しっかり大人を観察し

色々な込み入った事情を察知しています

口には出さないけれど
なにも知らないふりして
驚くほど深い洞察を行なっています。

 

そして
大人が私を助けたがっている・・・
大人が私に指示したがっている・・・
大人が怒りを抑圧している・・・

と察知した子供は

 

無意識に、大人の立つ瀬を作ってあげようとする場合があります。

 

大人が私を助けたがっている・・・

だったら

大人が私を助けられるように、無力なふりをしよう。
病気がちで、自分のことを何もできない子供でいよう。

 

大人が私に指示したがっている・・・

だったら

大人が私に指示できるように
自分の気持ちは押し込めて、指示待ちができるようになろう。

 

大人が怒りを抑圧している・・・

だったら

私が失敗すれば、大人が怒りを出せるシチュエーションを作れるよね。
私がいたずらすれば、怒る理由ができるよね。そしたら、少しはラクになれるかな。

そんなふうに(無意識に)
子供たちは立ち振る舞い

大人の立場を守ったり
大人の苦しみを吐き出すきっかけをつくり

大人が壊れてしまうのを
なんとか食い止め

苦しみをやわらげようとします。

 

なぜ子供は
そんなことをするのか?

幼い子供にとって
大人の存在が生命線だから、というのもあります。

社会的に、
衣食住を保証してくれる大人の存在がなければ
子供は生きていけません。

だから、子供は必死です。

大人たちがギリギリで生きていたら

子供たちはずっと
大人の顔色をうかがって
自分を抑えて生きていくしかないのです。

 

しかし、それより

とにかく子供たちは、みんなでただ笑い合いたい、楽しく過ごしたいのです。

それができないのなら、なんとかしてそうできるようにと、頑張ってしまうのです。

 

 

私は、子供たちが

自分を抑圧することなく
生まれ持った才能を発揮し

のびのびと生きていけるような社会にしたい。

だから、

大人たちが、まず自分と向き合って

 

自分を自分で満たすことを
好きなことをやることを

自分に許可して

癒されて、自分を解放して・・

そうやって生きていくことが
一番大切だと感じています。

 

大人たちがそんなふうに楽しそうに生きていたら

子供たちは、そんな背中を見て
勝手に学んで成長していくと

私は思っています。

 

大人たちは、
好きなことをやってはならないと信じ込み
自分で自分を幸せにしてはならないと思いこみ

 

そのもて余したエネルギーと
フラストレーションを

子供や他者に干渉することに使ってしまいがちです。

 

自分が本当に望んでいることに目を向けるのは
時に辛いことです。

でも、自分と向き合った分だけ
世界は温かく迎えてくれる。

自分に対して誠実であれば
自分は、かならず応えてくれます。

 

 

剣れいや

 

 

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