男性性を発揮し自分を生かしたい!大切なのは「怒り」のパワー

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

このブログを訪れる方の夢やお悩みをお聞きすると

傾向として「女性性でバランスを崩して動けない」という方が多いようなので

今回は、女性性が強い方が男性性を発揮して「世の中で自分のチカラを発揮するとき」のポイントとなる部分を実例をあげてご紹介しようかなと思います。

 

男性性のエネルギーを考えた時に、

私のなかで一番最初にパッと思い浮かぶのは

スポーツの世界ですね。

 

ビジネスの世界も男性性のエネルギーが必要ですが

ビジネスは風の男性性(思考や理論の要素)が強いので

理屈っぽくなってつまらない(笑)と思うので。

 

 

今回は比較的、感覚的にわかりやすい

火の男性性にフォーカスし

スポーツの世界になぞらえて、お話してみようと思います。

 

テニスの錦織選手が生まれ変わった理由

男性性と女性性というテーマでみたとき

私が一番強烈に思い出すのは

テニスの「錦織圭」(にしこり けい)選手の変貌ストーリーです。

彼が生まれ変わった影には

「マイケル・チャン」コーチによる男性性を引き出すための一大改革があったのです。

 

錦織選手は、変貌する以前は

「尊敬するプレイヤーと対戦する時に、萎縮してしまう」という傾向があったようです。

 

こういった

受け入れる、相手を尊重する、自分が一歩引く、といったポジションは

女性性のエネルギーによって生み出されます。

 

もちろん女性性のエネルギーには、いい面もたくさんあるのですが

スポーツという勝負の世界で女性性が強すぎてしまうと、なかなか結果が出ないということにもつながります。

そこに登場したマイケル・チャンコーチ。

錦織選手に対して、鬼コーチっぷりを発揮し始めたのです。

 

マイケル・チャンコーチは、錦織選手に対して、こんな檄を飛ばしつづけます。

「尊敬するプレイヤーがいるのは構わない。コートの外では、いくらでも尊敬すればいい。しかし、ひとたびコートに出たら、自分以外に勝者はいない!勝つのは俺だ!と思い込め」

「負けて落ち込んで二度と立ち直れない、というのは最悪だ。何度打ち負かされても、何度でも立ち上がって挑め!

 

あげくのはてには、足を怪我をして入院していた錦織選手に対し、病室で

「さあ練習をはじめるぞ」

と言ったということです。

 

私は、この話を聞いた時

「なんたるスパルタ!」

と思っていましたが

 

結果的にマイケル・チャンコーチの指導の果てに、

錦織選手の中で何かが壊れました。

 

おそらく、壊れたのは

錦織選手のなかの「いい子の仮面」だったのでしょう。

 

そこから、錦織選手はメキメキと頭角を現し

別人のように逞しく変貌していったのです。

 

結果を出すようになった錦織選手は、すでに表情が別人でした。

 

過去の錦織選手が愛玩犬だったとしたら

豹変した錦織選手は、野生のオオカミです。

 

もうこの人には、負ける要素はどこにもない

と思わせるレベルです。

気迫が違うわけです。

 

私の見解ですが、おそらく錦織選手は

「怒り」のエネルギーによって、男性性が開花したんだと思います。

 

「男性性が開花」って妙な字面なので言い換えます。

男性性が発動したんだと思います。

 

怒りは、生存本能です。

そして「怒り」は火の男性性エネルギー。

 

火の男性性

サバイバル、本能、野心、前進するパワーをあらわします。

 

 

これまでは

「ボク、がんばります^^」

みたいないい子だったのが

 

マイケル・チャンコーチによって

「なんなんだコイツは!俺を殺す気か!!!」

という本気の怒りが引き出され

自分を守るための戦う男性性が発揮された。

 

そこで、

古い仮面、着ぐるみがブチ壊れたのですね。

 

ここで重要なのは

過去にかぶっていた「いい子の仮面」は、錦織選手の本質ではなかった、ということです。

「いい子の仮面」は、幼い頃から周りと折り合いをつけるために身につける「ペルソナ」とよばれるものであり、その人の本質ではないんですね。

 

 

怒りのエネルギーは嫌われがちですが

 

実は「怒り」とは

古い自分のカラを壊し、本当の望みを知るために大切な、純粋で力強いエネルギーなんです。

 

怒りのエネルギーは、使う方向性さえ間違えなければ、人を傷つけることはありません。

 

「怒り」のパワフルなエネルギーをうまく使いこなすことで

望んだ方向にむかって、ジェット噴射のように勢いをつけ、物事を達成していくことができます。

 

 

そして、大切なのが

マイケル・チャンコーチが行なったのは

錦織選手が選手として結果を出すためのサポートであった、という点です。

決して、錦織選手の人格を否定したり、傷つけるために行ったことではないんですね。

 

そして、錦織選手自身もプレイヤーとして
「本気で変わりたい」「結果を出したい」

という願望があったわけです。

 

結果を出したい錦織選手と、結果を出させたいマイケル・チャンコーチの「願望」が一致したために、奇跡が起きました。

 

つまり、二人の本気度がぴったり合致したのです。

 

もしここで、どちらかの本気度が足りなければ、エネルギーの循環がおきません。

結果バランスを崩してしまい、ぐだぐだになります。

 

錦織選手と、マイケル・チャンコーチの場合は、本気度ががっちり噛み合ったので、エネルギー的に大逆転が可能となりました。

そして、錦織選手は生まれ変わり、以前とは別人のように結果を出すことができるプレイヤーになったのです。

 

もし、マイケル・チャンコーチが一流のコーチでなかったら、どうだったのか。

「錦織くんに嫌われたくないから、優しくしておこう〜」

とかなんとか言っていたら、結局、錦織選手は変われないままだったかもしれません。

 

相手に嫌われてでも、相手の成長のために、厳しいことを言う。甘やかさない。

それが、本当の愛ということは、多々あるのです。

 

ほんとうの愛とは、相手が自分の足で立ち、成長していくのを信じて見守ることであり

時には精神的に負荷をかけてでも、鍛え、ときに突き放し

自分がいなくても、たくましく生きていけるようにしてあげることなんですね。

 

 

相手のすべてを受け入れ

相手を尊重しているように見えたとしても

相手が変わるチャンスを奪ってしまうことになれば

愛とは真逆の行為になってしまいます。

 

 

つまり、ときにハードな経験になったとしても

男性性のエネルギーというのは、人が怖れを克服し、古いカラを壊して新しい自分に成長していくうえで、欠かせないものなんですね。

 

リーダーを見極める

女性性でバランスを崩して

結果が出ない、世の中に出られない

となっている場合

 

とても重要なことをお伝えしておきたいと思います。

 

思うように動けない、結果が出せない。となっているときは

過去のエネルギーに縛られている状態です。

 

しかし

時として、自力ではどうにもならない時というのがあります。

自分で過去の自分を壊すことは、難しいからです。

 

 

そんなときは

男性性を発揮させることが得意な人に学んでください。

 

なぜこんなことを言うのかというと

 

世の中には、

ただ「自分の力を誇示したい」だけの人や

「自分の経てきた苦労をお前にも味わってもらう!」といったような

 

歪んだ動機で、人を動かそうとするタイプ

男性性優位のリーダーがいるからです。

 

そういう人ではなく

本当に相手が才能を開花させるため

 

一時的ではなく、

本当の意味で相手の価値観を変え

成長をうながし

結果を出すことができるようにサポートする

 

そんなリーダーを選ぶ目をもつことが大切なんです。

愛あるリーダーは、ときに厳しいですが、私はそういうリーダーたちにめぐり合い、いまがあります。

 

受け入れてくれるだけの優しいメンターばかりだったら

また、自己顕示欲で相手を攻撃するメンターばかりだったら

 

私は成長しつづけることはできなかったでしょう。

 

だからこそ、男性性のエネルギーを愛をもって使っている人を、見定めていくことが必要だと思っています。

 

また、自分自身で男性性を発揮するためには

自己否定をしないことが大切です。

 

自分を責めてしまいがちな人は

特に、日頃からテンションが下がった時に

自分で自分を責めていないかチェックしてみてくださいね。

 

女性性が傷ついたままだと

男性性を発揮することも難しくなります。

どんな時も、自分の味方であってください。

 

そしてまずは、

自分の内側に目を向け、

自分をエネルギーで満たし

それから、世の中に発揮していく。

その順番をしっかり守っていきましょう。

 

 

 

剣れいや

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