「苦しい」はメッセージ。真夏のダウンコートの話。

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

自然体で、幸せに自由に生きるためには

自分をありのまま見て、いらないものを手放していくだけです。

 

実にシンプルなプロセス。

 

 

でも、そうはいっても

 

「自分をありのまま見る」って、難しいですよね。

 

 

ただ、やってみるとわかるんですが

つきつめたら本当にシンプルなことなんです。

 

ただ、シチュエーションを具体的にするほど分かりづらくなるので

 

感覚的にお伝えしていきます。

 

 

「着たつもりのないダウンコート」の話から

人生を変えるということ、パラダイムシフトについてまで。

 

じっくり見ていきましょう。

 


着たつもりのないダウンコート?

 

たとえ話ですが

「暑くて暑くて死にそうなんです!何をやっても、どんな方法を試しても、涼しくならないんです!」

とクライアントさんが言っていたら

 

 

その方の「心」が

長袖のダウンコートをしっかり着こんでいたりするんです。

 

 

でも

「そのダウンコートを脱げば、涼しくなりますよ」

とお伝えしても

 

 

大抵の場合

 

「え?ダウンコートなんて着てないんですけどね・・・」

 

となります。

 

 

「悩む」原因って、

前提が間違っていることが多くて

 

その苦しい前提に、自分で気づかないら、苦しいんですよね。

 

 

この方だったら

きっと遠い昔に、

 

この世の中は死ぬほど寒いんだ!

だからダウンコートを着てなければ死んでしまう!

 

 

と思って、

ダウンコートを着たままになっているのです。

 

 

だから、その方の中で

「ダウンコートは常に着るもの!」

という前提がうまれます。

 

 

そして

ダウンコートは常に着ているから、意識しない

という状態になり

 

意識の上では、

「ダウンコートは着ていない」ことになっている着ているのを忘れている)のです。

 

でも「なにかが変?なにかおかしい・・・?」と感じていらっしゃるわけです。

 

 

しかし、クライアントさんのココロは夏でもダウンコートを着ているような状態ですから

 

ココロは熱中症で瀕死の状態。

 

でも、エアコンの効いた部屋に入っても、さらに扇風機をかけても、アイスたべても水をかぶっても涼しくならない。

 

なのに、周りの人たちは「涼しいね〜」って気持ち良さそう。

 

「なんで私だけこんなに苦しいの!!??」

となってしまうんですね。

 

 

そして、そういった方が私のもとを訪れ

 

 

お話ししていくうちに

ようやく遠い昔に着込んだダウンコートの存在を思い出し

 

 

「あ、着ていたこと自体忘れてました」

となって、

 

「これ、もしかして、着てなくても大丈夫なんですか!死なないんですか!?」

となる。

 

 

「だいじょうぶですよ」

とお伝えすると

 

クライアントさんは「そうなんだ・・・」と神妙な面持ちになることもしばしば。

 

やっぱりなかなか、すぐには脱げないです。

 

 

どんなに「やったほうがいい」とわかっていても、

人は本能的に変化をおそれてしまうものなのです。

 

だから

これまでの状況がどんなに辛かったとしても、

変化することの怖さにくらべたら、これまで慣れ親しんだ苦しみを選んでしまいがちなんです。

 

 

でも、すぐに脱げなかったとしても

現状が自覚できさえすれれば

 

タイミングが来た時

思い切って脱ぐことができます。

 

 

「れいやさん、ダウンコート脱いでみたんだすけど、体が軽いです!!!しかも涼しくて気分爽快です!世界ってこんなに快適なんですね!」

 

 

みたいなご報告をいただいたりします。

本当によかったですね。

 

 

勇気を出して、

古い自分の前提を超えた時、

世界が変わって見えます。

 

 

この方の場合は、思い切ってダウンコート脱いだ時、世界が変わって見えたのです。

 

それは、見えるもの、体感するもの、聴こえるもの、すべてが変わる体験でもあります。

 

 

この素敵な体験を、生きているうちにぜひ、味わってほしいなと願っています。

 

 

自分のなかの前提、常識、価値観

それらが大きく変わる。

 

パラダイムシフト、なんて言ったりもします。

 

 

ひとつ上のステージに到達すると

 

過去の悩みが、もう悩みじゃなくなる。

むしろ

なんであんなことで悩んでいたんだろう!

という感覚です。

 

 

ココロがダウンコートを着ている方は、

現実世界では、脂肪という形で身にまとっていたりします。

 

 

ダイエットしても、すぐにリバウンドしてしまう。

という場合もあります。

 

 

脂肪がつくというのは、もともと動物が野生下で身を守るためのシステムなので

「寒くて死んじゃうからダウンコート着なきゃ」と同じ原理なんですね。

 

 

そういう方は、ココロのダウンコートを脱いだら、体型もスリムになるわけです。

 

 

また、ダウンコート以外にも

 

鎧を着ていたり、

重い荷物をしょっている方もいます。

 

 

鎧を着込んでいる人の場合

戦地のような境遇で生まれ育っていたりします。

 

そして自分を守るために鎧を着込んで、

いつしか鎧を着ていたことすら忘れています。

 

 

そういう方は、どんなに人の温もりに触れたくても

鎧を脱ぐことに恐怖を感じるので、いつまでたってもココロが開けず、人との距離間が遠いままになります。

だから、人とつながるには、相手をコントロールしなければならない。

なんて思ってしまうのです。

 

 

また、

 

重い荷物をしょっている方の場合

だれかの負担を背負うことで

自分の存在価値を見出していた過去があります。

 

だから、自分の存在価値を確かめるために、常にだれかの荷物を片がわりしようと奔走します

 

そういう方は、重い荷物を背負っていないと自分の存在価値が揺らいでしまう気がして、不安になります。

だから、いつも誰かの重荷を背負うために走り回ってしまうのです。

 

だれかの負担を背負わなければ、人とつながれない、と思い込んでしまっているのですね。

 

要らないものを身につけていた自分を責めないで

 

ダウンコートを着ていたり

鎧を着ていたり

重い荷物を背負っていること

 

それ自体は

問題ではありません。

 

 

それは、過去に必要だったから、身につけたものなんです。

 

 

そのとき、その瞬間、

生きのびるために

精一杯、考えて、試して、出した答え。

 

それが、

その人のじんせいが、無意識で身につけたものなのです。

 

だから、当時の自分にとっては、正解だったのです。

 

 

でも、今現在、それによって苦しい思いをしているのなら

それを手放すときがきているよ、というサインです。

 

 

それってどういうことだか、わかりますか?

 

 

「もう、ソレが要らない世界に行けるよ!」というメッセージなんですよ。

 

 

これまでのステージ、卒業間近だよ!!

というサインです。

 

 

もう、頑張らなくていいよ

もう、ガチガチに固める必要ないよ

もう、必死に抱え込まなくていいよ

 

耐える必要なんてないよ

 

 

状況が、ココロが、そう教えてくれているのです。

 

だから、辛い!と感じたら、放置しないことが大切です。

 

「辛い」んだ・・・

そっか、私、辛かったんだ・・・?

じゃあ、もう卒業だってこと!

 

 

これまで自分を安心させてくれたダウンコートや

これまで自分を守ってくれた鎧や

これまで自分の存在価値を保ってくれた重荷に

 

 

「ありがとう」と伝え

ていねいに手放せばいい。

 

人生は一度きり。

だから、

苦しい期間は少ない方がいいと、私は思います。

 

 

解放され、自由になった時間を

自分自身の幸せのために堪能する。

そのために生まれてきたんだから。

 

要らないもの、手放そう

 

 

 

剣れいや

 

 

「「苦しい」はメッセージ。真夏のダウンコートの話。」への 1 件のコメント

  1. 思い込みの前提。身に覚えがあります。
    文章で見たり、人の話ではへぇ、なんでそうなんだろう、そんな気をはらなくてもいいのに、と思ってしまう。でも、本人はずっと余裕がなく、狭い視野で自分を守る事に必死になっている。頭でわかっても気持ちがついていかなかったり。「過去の自分には必要だった」のなら、楽になれます。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です