ネット上に吐き出される怒りは炎上する。

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

今回は「怒り」について。

心理学の観点と私自身の経験を踏まえて語っていこうと思います。

 

たまり続ける怒りの炎の往き場

 

ネット上は、リアルなコミュニケーションよりも、批判したり攻撃したりという行為が行いやすい場です。
炎上とかよく話題になっていたりします。

 

心理学の観点から見ると「炎上している」対象は、怒りを抑圧している人たちの怒りの吐き出し先になっている状態であり、えげつない言い方をすれば、ムシャクシャした人たちが集団で火炎瓶を投げつけている状態。

 

怒り自体が社会から歓迎されない感情なので、リアル社会で出せないぶんをしまいこんでいるんですね。

 

だから、「怒り」はスキあらば出てこようとする。

 

しかもその怒りのエネルギーは、蓄電池もびっくりの貯蔵率で、幼い頃からずーっと溜まっているのです。

自然放電で、知らないうちにどっかに消えてくれればいいのですが、そう都合よくもいかない。

 

でも出てくると困る。

理性のない大人だと思われたくない。

社会人としてあるまじき失態を晒すのはいやだ。

だから抑圧する。

 

そして、抑圧を繰り返すことでパンパンに膨らんで抑えきれなくなった怒りは、吐き出しやすい相手に向かって吐き出される。

 

その吐き出し先が家庭だったり、恋人や友人だったり、部下や後輩だったり。

それもできないとなると・・ネット上にぶちまけることになる。

 

 

しかも無意識に。

 

 

私も感情について学ぶ前は、怒りを吐き出す先を無意識に探していました。

 

 

以前、職人として自営業をしていたとき、3年目くらいにだんだん取引先に怒りが湧いてきて、

「なぜこんなことまでやらなきゃいけないんだ!」とイライラしていました。

 

そして、

株で成功して仕事を辞めた人がいるとか、

YouTubeで稼げるとか、

インターネットで生計を立てている人がいるという話をチラホラ聞くようになって、好奇心が湧き、

メルマガや教材でビジネスを学びはじめました。

 

しかし何故だか急に、うまくいっている人たちに対してイライラしはじめたのです。

 

 

セミナー講師が小学生レベルの漢字を読めない人だったり、

メルマガに誤字脱字が多い人、

基礎ができていないのに絵や音楽やダンスで仕事を受けたりイベントを企画している人・・

 

そういう人を見るたび無性にイライラし

 

「教養のない人間が稼いでるなんて詐欺だ!」

 

そんな言葉が頭のなかに飛び回っていました。

 

今から思えば、私はその頃、仕事というものに対して強烈な思い込みがあったのです。

 

それは「仕事とは完璧でなければならない」という思い込みでした。

 

「完璧」でなければ価値がないとさえ思っていました。

 

そもそも完璧なんてものがこの世にあるわけではないのに、なぜか思い込んでいたのです。

 

なので、いつまでたっても自分の仕事にイライラしていましたし、

他人の仕事のクオリティにもイライラしていました。

 

 

しかし、そのいろいろと学ぶうちに、考え方が変わりました。

 

結局のところ、フリーランスで独自の結果を出すために必要なのは

「自分にしか提供できない価値を見出し、それを喜んでくれる人に届けるための努力」

であって、完璧主義は時間の無駄だったのです。

 

さらに私は自分の中の溜まった感情も一斉清掃したので、

ダブルの効果でイライラしなくなりました。

 

そもそも、

その人が生計を立てていけるということは、その人の提供するものを誰かが必要としているということ。

 

それに対して私が何を思ったとしても、

向こうも知った事ではないし、

私にも何のメリットもありません。

 

他人に文句を言っている時間とエネルギーがあるなら、

それは自分が元気な証拠じゃないか。

そのパワーを、自分が幸せになることに費やすほうがよっぽどいい。

 

 

そして分かったのです。

 

あの頃の自分は、うらやましかったのだと。

 

自分の資質、才能、魅力を世に解き放って、人々と分かち合い、

いろいろな批判を受けながらも、そんなもん踏み台にしてやる!くらいの気概で、

自由に人生を謳歌している人々。

 

そんな、泥臭くも強くしなやかな、

ブレない姿に嫉妬していのだと。

 

 

そして、その人たちの乗り越えきたであろう障害を自分でも体感することで

 

「やっぱり結果を出す人は例外なく自分の弱さと戦っていて

見えないところで悶絶しながらも、自分を信じて上り詰めていったのだな・・・」

 

と改めて、感慨深さと尊敬でいっぱいになりました。

 

 

何よりも先に、自分の内側を知らなければ、外側に翻弄されつづける人生になる。
だから、自分の内面を見つめる勇気が大切。

 

そういえば、以前の記事で

自分の内側とコミュニケーションを取るための方法として

「今すぐできる不安解消ワーク3つの方法」というのを書いたのですが、

普段から自分の感情に意識を向けていない人は、ものすごい抵抗感が出てくると思います。

過去の私がそうだったからです。

 

 

自分のことは自分が一番わかってる。と思っているけれど、

自分の本音からは全力で逃げたくなる。

 

この矛盾が解消されたとき、

これまで思い込んでいた自分像こそが幻想だったんだと感じます。

 

自分がこんなことを感じていたなんて知らなかった・・
自分の望みを、何一つ気づいてあげられなかった・・

 

不満だらけの現在と、望む未来の誤差。

これを埋めていくのが成功への道です。

 

勇気を持って自分の抱えているものを認めることができたら、

満ち足りた人生にシフトする道が現れはじめます。

 

 

剣れいや

 

 

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