情熱は、火のエネルギー
知性は、風のエネルギー
どちらも、滞った人生に革命を起こし、望む世界に向かってひたすら前進し、物事を成し遂げるために必要なエネルギー。
火のエネルギーは、 Fire
風のエネルギーは、 Air
風は、Wind ではなく、Air なのがポイント。
火のエネルギーと風のエネルギーは、相性がいい。
キャンプファイアーや焚き火を想像してみると分かりやすい。
火は、ほどよく風(空気)を送り込めば、どんどん燃え上がり、火力を増しながら燃え拡がる。
火にとって、風はベストパートナーだ。
しかし、火がロウソクの灯りのように小さなものだった場合。
その火はちょっとした風でも、あっという間に儚く消えてしまう。
逆に、火が強すぎるとき。
ごおごおと燃え盛っている所に、もしも風が吹いたならば・・・
さらに火の手が拡がり、収拾がつかなくなってしまう。
火と風は、バランスが大切。
火のエネルギーは、情熱。
そして、生命力、本能、野心といったキーワードを持つ。
状況にたとえると、ワクワクしたときや、テンションが上がった状態の「やる気」がある状態のこと。
風のエネルギーは、知性。
さらに、情報、思考、判断といったキーワードを持つ。
これは、物事を冷静に見極め、考え、より良い選択をしようとしている状態のこと。
人生を思い通りに生きたい!と思ったら、この2つの男性性のエネルギーをバランス良く使う必要がある。
しかし、いきなりバランスを取るのは難しい。
ワクワクするような夢に向かって行動しようとしたとき、急に不安がおそってきたりするから。
すると、たいてい思考が働きはじめる。
思考のエネルギーは風なので、考えれば考えるほど、ワクワクした情熱の火は消えていく。
とくに最初の頃の火は、とても消えやすい。
考え始めると、とたんに不安が大きくなる。
なぜなら、思考というものは、過去を基準に判断を下そうとするから。
論理的思考は、過去のデータに基づいて行われる。
つまり、考えているときは無意識に、頭のなかにある過去のデータ(記憶)と照らし合わせて判断しようとしている。
だから、「夢に向かって行動する」という、未知の世界に触れようとする場面に遭遇したとたん、エラーが起こったかのように、脳内が混乱し、思考停止してしまう。
「前例がないので判断できない。だから無理!」
という具合に。
そんな感じで、思考が夢に向かって進むためではなく、リスクを回避するために働いてしまうと、小さな一歩すら踏み出すのが怖くなって、動けなくなってしまう。
だからこそ、とっても大切なことがある。
ちいさなワクワクをみつけたり、かすかな将来の夢を感じたとき。
最初は、思考に邪魔されないように大切に守りながら、温めてあげるということ。
どんな夢でも、最初はロウソクの炎のように小さく、消えやすい。
そんな状態で、思考の風を吹かせたら、あっという間に消えてしまう。
炎が大きくなるまでは、ほどよく風を防いであげること。
大切に守り、少しずつ大きくなるように育ててあげること。
風のエネルギーは、過去と照らし合わせるためではなく
夢を実現するための情報収集に使うこと。
情報収集の途中で抵抗感が出てくるようなら、ちょっと手前でやめておく。
風が強すぎたときに、すぐに気づけることが大切。
そして、また夢に向かう情熱の火を守る。
守るために、女性性の「地」のエネルギーを使うといい。
地のエネルギーは、大地や自然と共にある。
安全な暮らしのために風を防ぐ
防風林のような存在感で
情熱の火を守ってあげる。
そうやって
バランスをとりながら、少しずつ進んでいく。
やっと灯った情熱の火を、消さないために。
剣れいや(つるぎれいや)
「情熱の炎を消さないために。2種類の男性性のバランスと女性性。」へのコメント
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