10年あれば達成できる。大切なのは『あきらめないこと』

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

いやあ…長い道のりでした。

何の話かというと、途方も無い道のりに思えても、たとえ途中で挫折しても、あきらめずに続けることさえできれば達成できるんだってことが改めてわかったんですよ。今日はそのお話を少々。

そして、最終的に
女性性と男性性のバランスのお話になりました。


私は2015年から武術を続けていて、そこでは型をマスターするんですけど、それがめちゃくちゃ難しいんです。

さらに型の種類が沢山あるもんだから、心が折れそうになることが結構あったんですよね。

今は9年目なんですけど、これまでに3回ほど「6ヶ月ほど通っていない」という時期がありました。

その間は正直、かなりやる気が失せていて、

「もう辞めてもいいかな…。そもそも、この先死ぬまでに『今まさに戦わなきゃいけない!』ってな状況って何回くらいあるんだろうか」

とか意味不明なことを考えたりしました。

そんなこんなで、しばらく通わなかったら、夢を見たんです。

その夢の中で、道場にいて、みんなで型の練習しているんですよ。

その夢を通算3回見て、それで目が覚めた時に、「行かなきゃ」ってなって、また通う…てなことを繰り返していました。

復帰するとですね、やっぱり好きだし、楽しいんですよね。

できなかったことが、練習を続けていたらいつのまにか出来るようになった!の繰り返しも、

同じ志を持って技の向上に集中している仲間がいるってことも、そしてその空間も。

ぜんぶが私にとって貴重なんだな…と。

今の時代に武術を習う意義って、実際に戦うことができるってのももちろんありますけど、

精神的に強くなれることのほうが、どちらかといえば重要なのかなと思いますしね。

なので、休み休みの私は、習得のペースは他の人より全然遅かったんですけど、その代わり時間をかけてじっくり身体に染み込ませることができたようです。

そして9年目。

家で復習していたら、自分の身体がすべての型を覚えていることに気づいたんです!めちゃくちゃ感慨深かったです。

でも、不思議なんですよね。

出来るようになるまでは、「これができるようになったら、ヤッター!って叫びたくなるくらい嬉しいんだろうなあ」とか思ってるんですけど、

実際にできるようになると

「そうか…あんなに難しいと感じていたコレができるようになったのか…」という感じの、しみじみとした感慨深さのほうが強くて、飛び上がるような喜びみたいなのとはちょっと違うんですよね。

それでも、嬉しいとか嬉しく無いとかの次元を超えて、確固たる自信がつきますね。

「継続」は、地の女性性のキーワードです。
男性性のエネルギーである「やるぞ!(火の男性性)」と「技の知識(風の男性性)」も大切なんですが、それだけだと短期的には爆走できるんですけど、長期的な継続は難しいということがわかりますね。

ヴォーカルでも同じようなことが起きました。

2021年から、スパルタ(?)ヴォイトレ講師に教わっているんですけど、どうしても「響き」と「息を音に変換」という課題が残っていました。

なので先日、ひとりで練習していたんです。

伴奏を聴きながら歌うんですけど、音はヘッドフォンからしか流れてないので、歌いながらスマホで録音すると自分の歌声だけが聴けるんです。

それで、まったくごまかしのきかない歌唱力が出てしまうので、録音したその歌を聴いてズゴーんと凹みながら、なんども録音して聴く、をくりかえすんですね。

上達に必要なのは

実践する→フィードバックを受ける→修正する

のサイクルを何回転させるか?

にかかっているんですけど、個人練習でそれをやるには録音(録画)してその場で確認、が一番早い!

自分自身の実力を直視するのが、一番強烈なフィードバックです。

やがて疲れてきました。

(正しい歌い方が出来ていれば疲れないんですけど!)

椅子にぐでーっとして、モニターみながら何気なく歌っていたら、ある瞬間に目指していた発声法ができたんです!

おそらく声帯が完全なリラックス状態だったのでしょう。

これだ!!!!って思って、思わず指おり数えて、「3年かかったよ!」って思いました(笑)
もちろん、他のことをやりながらなので、時間かかっているというのもあります。

でも、途切れ途切れであっても続けてさえいれば、たとえ時間はかかったとしても必ずいつかは達成できるんだ!ということがわかって、本当によかったです。

もちろん、がむしゃらにやれば達成できるというわけではなくて、

・自分が本当にやりたいことである。
・正しい方法を教えてくれる人がいる。

かどうかは大きいですが、
自分が本当にやりたいことを見つけるのも、自分に合った先生に出会えるのも、結局は継続した先にあるものなので、

極論言えば大切なのは、
『あきらめないこと』
だけですね。

リラックスには、地の女性性と水の女性性のバランスが大切。
成し遂げることや分析に必要な男性性ですが、リラックスに関しては管轄外です。
ちなみにリラックスには自己受容が大切ですが、これは水の女性性の管轄です。

10年あれば、達成できる

途方も無いと思えることでも、少しずつクリアしていって、途中で挫折してもあきらめずに続けていたら、とりあえず10年あれば何とか形になることが分かりました。

思えば、自分発で何かを提供して社会の中で役立てたいと思って学び始めたのは2014年で、2016年から実践を始め、それから10年経った今『講師の方向けの講座』を行って喜んでいただけているので、

おそらく10年前の自分が今の私を、タイムスコープみたいなもので覗くことができたとしたら「意味が分からなすぎる」って混乱すると思います。

そのくらい、10年という歳月は、ものごとを大きく変えることができる期間なんですね。

振り返ってみたら、「やりたい!」と「知ること」、そして、「継続」と、「リラックス」、すべてのバランスがとれていると、きちんと進んでいけるんですね。

やるぞ(火の男性性)
知識(風の男性性)
継続(地の女性性)
リラックス(水の女性性)

またしても、女性性と男性性のバランスが鍵になっていました。

まだまだ発見は続きそうです。

剣れいや

【参考記事】幼い頃の夢を、大人になった私が叶える。

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