こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
今回は、ライフワークとデスワークについて、女性性と男性性のバランスの観点から解説してみようと思います。
この時代、ライフワークは、ピンポイントで探そうとしても難しいんですよね。
なぜなら、職業自体が多様化して、既存の職業の中に自分にとってのライフワークが存在していないケースもあるからです。
ちなみにライフワークをみつけるための3つのポイントは、自己啓発系のワークとして紹介されることが多いかもしれません。
こんなかんじです。
ライフワーク3箇条
1・得意なこと
自然にやってしまう。無自覚。ついやってしまう。
2・情熱がわくこと
やっていて疲れない。むしろ元気になる。
3・喜ばれること
他人から頼まれる。お金を払いたい人が現れる。
上記の3つの範囲が重なるポイントが、自分にとってのライフワークの可能性が高いということですね。
ただ、個人的な実体験や、心理学をもとに調べていくと、幼少期の家庭環境などによっては、このライフワークの3箇条がなかなか見つかりにくいことがあるようなのです。
なぜかというと、
1・得意なことが分からない。
2・情熱がわくことが分からない。
3・喜ばれることが分からない。
という現象がつきまとうからなんです。
当たり前ですが、何が自分に合っているかなんて、実際に経験をしなければ分からないものです。でも、「失敗したら終わり」みたいな風潮の強い日本では、早くから成功の階段を登ることができないと強い焦りを感じがち。
さらに→子供の頃に体験したことがトラウマになって
「失敗が怖い」→「チャレンジができず、自分の得意なことがわからない」となってしまいがちです。
もちろん、普通に社会的な成功を目指したいなら、単純にそこを目指せばいいだけなのですが、ライフワークを求めるような人(私も含め)は、単なる社会的な成功の先には「自分にとっての幸せ」は無いと感じるので、ライフワークを求めていくんですね。
「自分だからできること」「自分にしかできないこと」「心から充実感を感じられること」そういったものを、ライフワークに求めていくわけです。
そして、自分自身を深掘りして、たくさんのチャレンジを積み重ね、ようやくおぼろげながら自分像、自分のライフワークが見えてくるんです。
そのプロセスでライフワークの3箇条を目指したときに、手探りすぎて途方も無い感覚になる場合は、まず「デスワークを極力避けていく」というやり方をおすすめします。
デスワークとは、ライフワークの対義語で、自分自身の強みを消してしまう仕事のことです。
私が2021年に開催していた「Creative class Lounge」という講座があるのですが、その中で使っていた図を使って解説しようと思います。
上記のデスワークの図では、「弱みが露呈するデスワーク」と書きましたが、実際にはもっとやばいです。
デスワークに従事すると、弱みが露呈するだけにとどまりません。
日に日に体力、気力ともに消耗し、自尊心がボロボロになり、自分が嫌いになり、やがて無力感と絶望感に飲まれていくスパイラルに入り込みます。
この状況に陥ると、何がまずいのか。
ライフワークを探すための気力や体力や情熱、すべてが失われてカスカスの抜け殻みたいになってしまうのです。私は抜け殻にはなりませんでしたが、ボロ雑巾のようになりました。
女性性と男性性のバランスで切り抜ける
ネガティブなスパイラル抜け出すときにも、女性性と男性性のバランスが役立ちます。
女性性と男性性のバランスが整うと、その人の内部で、本来のエネルギー循環がはじまります。やがて、その人の生まれ持ったエネルギーが、外側の世界にも発揮されはじめます。
具体的には、以下のようなことがおきます。
・状況を打開する意思とパワーが湧いてくる。
・自分なりの解決策を思いつく。
・健全な支援をしてくれる人や状況がやってくる。
・ネガティブな流れが緊急停止する。
・問題や障害だったことが勝手に消えていく。
これらの変化を、エネルギー的に解説してみます。
まず、その人の内部でエネルギー基盤(女性性)が整い、そこから安定的に外側に向けたエネルギー(男性性)が発揮されることによって、その人の中心軸がしっかりしてきます。
この中心軸こそが、そのひとの個性や才能、魅力を司る部分なのです。
だから、この中心軸が明らかになることこそが、ライフワークの源になるわけですね。
ここで、さきほどの図をご覧ください。
自分自身の「中心軸」が明らかになることで、おのずとライフワークの中心軸も明確になっていくんですね。
自分は、どんなことなら得意でずっとやっていられるのか。むしろ、無自覚なレベルでやれてしまうのか。
どんなことなら、やっているだけで情熱が湧いてきて、時間がたつのも忘れて没頭してしまうのか。
それらを行動に移し継続していくと、周囲の人から反応が返ってきます。
自分が得意なことの中で、どんなことが喜ばれるのかが、求められるのかがわかってくるので、方向性を微調整しつつライフワークを確立していくことができます。
というわけで、女性性と男性性のバランスが整えることが、ライフワークへの最短経路になる。と言えるんですよ。
というお話でした。
それではまた!
剣れいや
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