こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
8年前に制作した作品を、修復することにしました。
ミクストメディア作品(平面と立体を組み合わせた作品)なのですが、貼りつけたパーツが剥がれてしまったので、この度きちんと修復しておこうと思ったのです。
実は8年前の私は、現在のようなアート活動どころか、絵も描くことができない状態でした。何十年にもわたって、表現することに強烈なブロックがかかっていたのです。
ある時、私はとあるプログラムに参加しました。
その際に、3日間のほとんどの時間を瞑想に費やし、自分と向き合って表現をするという試みを行ったのですが
3日目の最後に、自分の内側からブワーっとエネルギーが沸き出していって、何も考えることなく身体が動いて、作品を作ることができたのです。
必要なことは、すべて感覚がとらえていて、すべて身体がわかっている。不思議な感覚でした。まるで、自分の中心の泉から湧き出したクリエイションのエネルギーが、そのまま流れて出ていくような感覚でした。
周囲の人たちからとても評価されました。しかし当時の私は、自分の作品も、周りの評価も受け入れることができませんでした。
驚くほど自然に表現できてしまったこと、これまでにない作風の表現であったこと、頑張りも苦労もしていないのに評価されたこと等…
当時の自分は、あらゆることに、たとえようもない違和感を覚えました。要は、居心地が悪くなってしまったのですね。
頭も心も追いつかないまま、この作品については忘れよう、どこかにやってしまおうと思ったのですが、鏡氏などから「その作品をどうするつもりだ」と詰め寄られた為、仕方なく額に入れて飾ることにしました。
あれから8年。
表現の道に片足突っ込んだまま、なんとか歩きつづけています。
あの時の自分からは想像できないほど、いろいろ挑戦しました。
路上や舞台上でのライブペインティングのパフォーマンス、演者の方へのボディペイント、壁画の仕事。
車輪は回し始めるまでが大変で、一旦回り始めたら勢いに乗る。と、よく言われます。
そんなものかもしれないですね。そして、徐々に、加速していく。
話はもどりますが、作品の修復、難しかったです。
制作した当時の写真がこれなんですが、
この低画質の一枚しか残っていなくて、どこにどのパーツが貼ってあったのかを必死で探しながらの修復になりました。
なんとか剥がれていたパーツを貼り付けました。
あとは、乾いてから仕上げをします。
続きはまた後ほど!
剣れいや
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