こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
このブログでは、これまで
女性性というエネルギーについて、様々な角度からお伝えしてきました。
女性性というエネルギーは、受け入れる性質を持ち
それによって
生み出す、育む、共感、共存、多様性、調和、慈悲・・・など、
さまざまなキーワードを持っています。
そして、その女性性のエネルギーは
大きく分けて2種類の性質に分けられます。
でも、そうは聞いても、
なんだか哲学的というか、抽象的すぎて
具体的にイメージしずらいかもしれませんね。
なので、今回は、
女性性というエネルギーの性質が、実際にどういったものなのか?
という点を、
現実世界の現象になぞらえて、お伝えしてみようと思います。
今日はちょっと趣向を変えて、屋外からのレポートにしてみました!
女性性のエネルギー2種類について
えー、今日は
新宿御苑に来ております。
リポーターの、剣れいやです。
桜は満開ですが、お花見客で賑わう広場から離れ・・・
ちょっと辺鄙な場所の池のほとりに来てみました。
そう、女性性のエネルギーの
一つ目の性質は
水のエネルギー。
水は、私たち日本人にとっては
当たり前にように身近にあるため、
特に日常的には意識しないものかもしれません。
しかし、水というものは、意外にミステリアスなものです。
改めて「水」というものを、
じっくり見てみることにしましょう。
女性性の「水」のエネルギーについて
水は、様々なものを受け入れます。
桜が舞えば、花びらを受け止め
落ち葉が降れば、その枯葉を受け止めます。
雨が降れば、降り注ぐ雨をすべて受け入れ
土が崩れ落ちれば、その土を受け入れます。
虫も、動物も、植物も、受け入れ
人が手を差し入れれば、それを受け入れ
裸足になって入っていけば、それを受け入れる。
そのへんに舞っているホコリさえも、すべて受け入れ
そして一体化します。
夏になり、太陽が照りつければ、
誘われるように蒸発し気体になり、
雲になる。
やがて雲は、雨となって降り注ぎ、
川となって流れ、海に還る。
風が吹けば、波立ち
土に沿って流れていき
足場がなくなれば、滝となって流れ落ちる。
寒くなれば
地上の水は凍り
空の水は、雪となって舞い降ります。
まさに変幻自在。
環境によって、
交わる相手によって
姿を変え、動き続け
変わり続ける。
水とは何か?
と聞かれても、
その姿はあまりにも多様すぎて、一言では言い表せません。
風水などで知られる「五行」では、この物体としての「水」までを扱いますが
エネルギー的視点で見ると、さらに大きくとらえていくことになります。
エネルギー的に見たとき
私たちの感情も、水のエネルギー。
感情とは、つねに移り変わって
流れていくもの。
生じた感情を、ただ流していけば、
また新しい流れが入ってくる。
あらゆるものに影響されながら、
様々な姿に変わりつづける
水のエネルギー。
優しく、せせらぎのように流れる水も
海のように、果てしなくダイナミックな水も
力強く圧倒される、滝のような水も
いつのときも、水は
私たちの心に潤いをあたえ
癒し、穏やかにしてくれます。
私たちの体も、ほとんど水でできている。
水とは、
私たちの命そのものと言っても過言ではない存在です。
それでは、次に
もうひとつの重要な女性性のエネルギーについて、お話しましょう。
女性性の「地」のエネルギーについて
女性性のエネルギー、ふたつめは
地のエネルギー
言うまでもなく
「地」
つまり大地は、私たちがいつも存在していられる場所。
そして、この地球そのものです。
地のエネルギーは、
力強く不動であり、すべての存在をただ見守ります。
大地があるから、植物が繁栄することができます。
植物が光合成を行なってくれるから
私たち人間や動物たちは、
安全な空気を吸って、生きていくことができます。
いまさら語るまでもないほど
私たちは、大地と密接な関係をもって生きているのです。
地は、自ら動くことはありません。
しかし実際、地殻は動き続けています。
地震ほどの大きな動きでなくても、
地面は常に、ゆっくりと動いているのです。
自ら動かないはずの地が動くのは、なぜか?
それは、地球の内部にマグマという「火」が存在しているから。
その火を原動力として、地面は動いているのです。
それは、火山活動と地震が連動していることからも分かると思います。
「地」は自ら動くことはありません。
火を原動力にして・・
もしくは、水によって流されたとき・・
さらに、風によってあおられたときに
「地」は、他力によって動きます。
そして、いざ動いた時の「地」の威力は、
並並ならぬものとなります。
なぜなら、地は、すべての生命の居場所そのものだから。
生きとし生けるものすべての基盤を揺るがすことになるのです。
「地」が、めったなことで動いては、
「地」のもとで育まれる「いのち」が居場所を失ってしまう。
だから「地」は
存在する、
不動でありつづけるということにおいて
絶対的な、かけがえのない価値を持っているのです。
さらに、エネルギー的視点でとらえると
「地」のエネルギーは「現実世界」を表します。
「地に足つけて・・・」という言葉もありますよね。
「地」のエネルギーは、
実態ある、物質化された世界。
男性性のエネルギーは「現象」であり
女性性のエネルギーは「実体」です
男性性のエネルギーは「行為」であり
女性性のエネルギーは「結果」です。
「因果の法則」という言葉もあるとおり
行為は「因」で
結果は「果」。
地のエネルギーとは、
エネルギーが混ざり合い、
まじわり合い、織りなした先の
物質化した世界なのです。
女性性の2つのエネルギーバランスも大事!!
女性性のエネルギーは、
私たちのいのちの存在(実体)を司っているエネルギーです。
そして、女性性のエネルギーは、
私たちに、潤いと豊かさをもたらします。
美しい水と、形を変え続ける雲。
すべてを受け入れることのできる柔軟さ。
情緒あふれる感性。
流れ続け、変化し続ける心
悲しみを浄化し、流していく
しなやかさ、たおやかさ。
幻想に誘うような神秘性。
そんな、夢やロマンを感じるような豊かさこそが
水のエネルギー。
緑豊かな自然、
新鮮で美味しい食べ物。
健康な体、快適な家
生命を育み
ただ見守りつづける。
あらゆる命の基盤。
すべてのものを存在させつづける
ゆらぐことのない、
力強い不動の大地。
その物質的な豊かさこそが
地のエネルギー。
これらの豊かさの正体とは
2つの女性性がバランスよく機能した状態なのです。
そう、実は・・・
「女性性と男性性のバランスをとると、人生がうまくいく!」
って、ちまたでは騒がれてますが
実は女性性の中にも2つの要素があって、
女性性2つのバランスも大事なんです。
女性性のエネルギーである
水と地のバランスが崩れてしまうと
こんなことが起こります。
「水」が多すぎて「地」が少なすぎると
自分の中のエネルギーの状態が
足元が不安定な、ドロドロの沼地みたいになっていたりします。
日常にたとえると
感傷に浸ってしまって、
現実的なことを考えられなくなってしまう・・
感情が揺さぶられてしまい、動揺し
何も手につかない・・といった感じです。
「地」が多すぎて「水」が少なすぎると
自分の中のエネルギーの状態が
干からびて、バキバキの地割れが起きていたりします。
こちらは、どうなっているのかというと
感情を無視して
「気持ちなんか考えてもしょうがない」と
今あるモノや、現在の生活やお金に執着している。
ちょっと言い方は悪くなってしまうのですが
ケチケチ状態になります。
そういう感じで、2つの女性性のバランスが崩れてしまうと
豊かさとはかけ離れた状態の女性性になってしまします。
ただ、バランスを崩した状態が当たり前になっていると、なかなか気付かない場合もあるので、
自分が日々、何を感じているのか?
本当は感じていることがあるのに、他の何かで紛らわそうとしていないか?
それをしっかり感じながら、一歩ずつ進んでいきましょう。
それではまた。
剣れいや(つるぎれいや)
「女性性エネルギー2種類のバランスも重要!いのちを司る大地と水」への 1 件のコメント
女性性ってすごいですね。