憧れの人を目指す落とし穴?「頑張ってもムダ」なことをやらないために

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

つくづく思うのですが

 

「なんだか辛い」

「なんだかくるしい」

「なんだか、つまらない」

「なんだか、しんどい」

 

と感じる時って

はっきりした原因がわからないじゃないですか。

 

でも、わからない状態のままっていうのは

モヤモヤ気持ち悪いし、さらにしんどいんですよね。

 

だから、外側にいる人を見て

 

「きっと、〇〇さんが〇〇だからだ」

「だから私はこんなに辛いんだ」

 

って頭のなかで理由をつくってみたり。

 

でも、そうやって理由を作って納得させようとしても

自分の内側は苦しいままだし

 

結局何も変わらない。

 

 

私のところに来られるお客さんも、そこで悩んで来られるが多いです。

 

 

私も昔は本気で、

「一体どうすればいいんだ!!!!」

って混乱してました。

 

 

やっぱり、人のせいにするって、気持ちのいいものじゃないし。

 

他人のことも自分のことも嫌いになっていくし

夢も希望も無くなっていく。

 

そこから、ずっと色々試行錯誤してきて気づいたことがあるので、これまでの私の学びを交え記事にしたいと思います。

 

「目標をもって進んでいるはずなのに、なぜか辛い」
「私は憧れの〇〇さんのようになれなくてダメだ」
「活躍している人を見るとなぜかイライラする」
「ライフワークにたどり着きたいのに先が見えない」

 

という感覚をお持ちの方にとって、ヒントになればと思います。

ちょっと長いので、お茶でも飲みながらどうぞ。

 


自分らしさを勘違いしていた時期

 

振り返って思うのですが、辛かったときの自分は

自分じゃないものを自分だと思っていたんですよね。

 

だから、勘違いしたままで

「これが自分だ」と思って

ずーっと同じ思考をつづけ、同じ行動をつづけていました。

 

 

だから、同じような結果が目の前に現れつづける。

 

「なんで、いっつもこうなんだろう」

 

そう感じて、嫌になるけど

かといって、他にどうしていいのかが分からない。

 

ぐるぐる同じところを回っていて

「このままじゃダメだ」という自覚はあるのに

 

抜け出し方が分からないんです。

 

 

 

私のところに来るお客さまも

 

必死で頑張って、できなくて

自分を責めつづけていた方が多いのですが

 

カウンセリングを受けられて

 

本当は私ってこういう性質だったんだ!!??

 

って気づく。

 

そうすると、

これまでいかに自分じゃないものになろうとしていたのかに気づくんですね。

 

サポートするのも才能が必要

例えば、人に合わせるようと頑張って、サポートしようとして疲れ果てている方。

そんな方にかぎって、人に合わせたり、サポートしたりするような性質ではなかったりします。

 

そういう方は、まず自分に正直になる必要があります。

 

自分自身の感覚や感情

こうしたい、こうありたい

という内側からやってくる気持ちを原動力にする必要があるからです。

 

外側ではなくて、内側からです。

 

もちろん、誰しもみんな内側からの情熱が必要ですが

特に、相手に合わせるタイプではない方は、より一層自分の感覚にフォーカスする必要があります。

 

世の中では

「自分ばっかり考えてないで、相手のことも考えなさい」

とか

「まずは相手の視点に立ちましょう」

 

と言われることが多いと思いますから

 

「自分主体で考えるのはダメなことなんだ」

と思ってしまいがちです。

 

しかし、本質的な意味で「相手のことを考える」というのは、しっかりと自分主体で物事を見て行動し、自分自身を幸せに満たした先にしかできないことなのです。

 

これは、誰しもがそうなのですが

特に、相手に合わせる性質ではない人が「自分を後回し」にすると、より苦しくなると思います。

 

 

「相手に合わせる」柔軟なタイプの方は、頑張らなくても相手に合わせられます。

 

呼吸するようにできるのです。

しかも、やっていてラクだし楽しいはずです。

だからその人は、無理したり、頑張ったりしていないのです。

 

(無理している感覚自体を麻痺させている方もいますが、必ずどこかで歪みがでるので、体調とか精神状態のバランス、もしくは対人関係が崩れていきます)

 

ただ、そんな人を外から見て、

「なんて素敵な人なんだろう!私もそんなふうに、みんなに気配りができるサポーター的な存在になりたい」

と感じたとしても、あなたがその性質を持っていない場合、やりはじめると辛くなります。

 

つまり、

相手に合わせてサポートするということ自体が

あなたがやるべきことじゃない可能性があるのです。

 

あなたには、他にやるべき大切なこと

つまり、あなたにしか出来ないこと

があるのかもしれないのです。

 

どんなに誰かのためにと思っていても

結局、自分が得意でラクにできることでなければ、続けるのは難しいのです。

 

さらに、ライフワークにたどり着きたいと思ったら

ラクで得意であっても、自分の内側から情熱が湧いてこないことは、ライフワークにすることはできないのです。

つまり、ライフワークは、自分らしさの先にしか見つからないのです。

 

 

 

だから、

自分らしさの道を逸れないためにも

とにかく内側の情熱と、得意分野と、

つながりつづけることが大切なのです。

 

それが、自分の強みというものだからです。

 

 

極端な話

自分の強みから足を離したら

弱点だらけの人間になってしまうのです。

 

だから、

自分は何もできない
自分はダメだと感じるのであれば

自分を活かせない環境に、ずっと自分を置いているのかもしれないんです。

 

自分がよくなることが許せない

 

私は、ずっと自己否定が強い人間でした。

 

頑張らなければいけない

ラクをしてはいけない

真面目でなければいけない

汗水たらして働かなければいけない

 

そう思い込んでいました。

 

その結果、自分が自然に発揮できることにはまったく見向きもせず

 

頑張らなければできないこと

(情熱の持てないこと)

どんなに頑張ってもできないこと

(才能ではないこと)

 

必死に取り組んでいたのです。

 

それは、全力でぶつかっていって初めてわかったことでした。

 

もちろん、何事もやってみなければ分からないものだと思っているので、後悔はしていません。

 

 

ただひとつ、気づいたことがあります。

 

 

「自分はありのままではダメだ」という思い込みのまま、

自己肯定感が低い状態では

 

自分がラクにできること

情熱をもってワクワクできることをやって

人から喜ばれる

 

というのが可能だとしても、

それをやることを自分に許せないんですね。

 

だから

無理しなければできないこと

頑張らなければできないこと

 

つまり、自分に向いていないことを、無意識に選んでしまう。

 

ということが起きるんです。

 

 

その状態だと、

「ワクワク楽しんで、喜ばれて仕事をしても、いいじゃない♪」

といった言葉を聞くと

 

イラーーーっとしてきて

「そんなヌルい生き方があってたまるか!」

みたいな心境になります(笑)

 

私も、昔

ライフワークと関係ない仕事をしていた時期に

「仕事、楽しんでね☆」と取引先の人に言われ

 

イラ〜!!っとしたことがありました。

 

今思えば

「仕事は楽しんではいけない」

「仕事は辛いものである」

「仕事は身を削ってやるものだ」

 

という思い込みがあったのだと思います。

 

生まれ持った才能は変えることができない

ビジネスの世界に、新田さんという方がいます。

京都大学の大学院を中退してビジネスを始めた方で、その方の発信されている情報ですが、才能には以下の5つのタイプ分けがあるそうです。

 

・事業者タイプ

・研究者タイプ

・教育者タイプ

・アーティストタイプ

・芸能人タイプ

 

この5つのタイプは、どれかひとつだけに当てはまるということではなく、いくつかの才能を組み合わせるようにして発揮されるらしいです。

ただ、自分が最も得意な才能というのはひとつあって、自分の強みから遠いところほど、自分本来の力を発揮できなくなるのです。

この分類を知ったのは数年前なのですが、いろいろ試していくうちに

どんなに無理しても自分の才能以外のことはできないんだと強く実感するようになりました。

 

色々経験し、学び、この5つの分類を解釈しようとしてきました。
そして、この5つのタイプの才能の人が、どんなことが得意で情熱が持てるのかを私なりに当てはめてみました。

 

・事業者タイプ
効率化優先。
無駄を省く。
つなげることで機能させたい。
合理的なシステムを作り、維持することに情熱がもてるタイプ

 

・研究者タイプ
データを集める。
本質を見極める。
深く掘り下げていく。
探究心があり、精度の高い情報を得る事に情熱がもてるタイプ。

 

・教育者タイプ
工夫して伝える。
関わり合いたい。
コミュニケーションが好き。
相手の成長や学びを後押しすることに情熱がもてるタイプ。

 

・アーティストタイプ
直観をうけとる。
作品をつうじて表現。
これまでにないものを創る。
独創的な視点でクリエイションすることに情熱がもてるタイプ。

 

・芸能人タイプ
自分自身を使って表現。
人間性や人柄で惹きつける。
個性的でカリスマ性や華がある。
自分というキャラクターを通して伝えることに情熱がもてるタイプ。

 

いまのところ、こんな感じで解釈しています。

これまで私が「参考にしたい」と感じた人たちを、これに当てはめて研究してみたのですが、とても勉強になりました。

 

たとえば

「この人の発信している情報は素晴らしい!私もこの人みたいな存在になりたい」

と感じ、その人のような立ち位置や方法で発信したとしても

 

その人と自分の性質があまりにも違っていた場合、自分自身の強みからかけ離れてしまうので、

情熱も湧いてこないし、結果、誰からも喜ばれないという状態になってしまうことがわかったのです。

 

それによって、

〇〇タイプのこの人の真似をしても情熱が持てなかった。

ということは、私は〇〇タイプではないのかもしれない。

 

というふうに仮説を立てることができたので、自分を知る手がかりになりました。

 

 

誰かを素晴らしいと感じることと

その人と同じような存在になることは別なのです。

 

私はずっと自己否定が強く、自分の内側の声を聞くことができなかったので

 

外側に見える人が素晴らしいと感じたときに

「その人のようにならなければいけない」
「その人の言う通りにしなければいけない」

と思い込んでしまっていたのです。

 

自己否定のもうひとつの弊害

自己否定している状態だと、自分と近いタイプの人の成功事例を見たときにイライラして

「ああはなりたくない」と感じます。

 

もし、そう感じないとしても、何かしら理屈をこねてケチをつけたくなります。

 

これは単なる嫉妬なのですが、とにかくイライライしていますから

相手に嫉妬していることすら認めたくないので、とにかく批判的になってしまうのです。

 

なので、自己否定していると、自分と近いタイプの人を参考にすることも難しくなるんですね。

 

こうして見ると、自己否定って、本当に何もいいことないですね。

 

自分にとって最高のマネジメント

私は10年前くらいに自己探求をはじめたのですが、「自由に生きたい!」と思ってから何をやっていたかというと

ビジネスの勉強をしようとしました。

 

もっというと、経営者になるための勉強です。

 

 

ただし、情熱も持てず、結果も出ませんでした。

 

今だからわかるのですが

経営者になるためには、安定させ継続するための才能がなければいけないのです。

 

しかし、私に安定と継続の才能はありませんでした。

 

私は、変化と創造は得意で、新しいアイディアはどんどん湧いてくるし、創ることに情熱が持てるし、すぐに形にできます。

 

しかし、創ったものを維持することは苦手です。

 

そんな私が、維持するプロである経営者のための情報を学んでいたのですから、どんなに学んでも活かせませんでした。

不得意なこと、つまり自分の得意分野の真逆をやっていたわけです。

 

ビジネスの世界に限定した場合、

強いて言えば私は、経営よりは起業のほうが向いているのかもしれませんが、とにかく経営の才能はないのです。

 

 

でも10年前の私は、

頑張って勉強さえすれば、何でも一定のレベルまでできるはずだ!と思い込んでいましたから

 

なんで出来ないんだろう

私がダメなんだろうか

忍耐力がないのか?

やり方が間違っているのか?

違う人から学べばいいのか?

 

悩みました。

しかし、才能でないものは、どうにもなりませんでした。

 

ただひとつ

ビジネスを学ぶ中でヒントを見つけました。

マネジメントについて学んでいた時に見つけた言葉です。

 

どんな教育を受けたとしても、その人の本質を変えることはできない

 

つまり「生まれ持った性質を変えることはできない」ということでした。

 

それはスピリチュアル論でもなく、自己啓発論でもなく

米国の「ギャラップ社」という統計をとることに特化した企業の情報でした。

 

アメリカという多国籍の人が混在する国で、

様々な価値観の人間に従業員として働いてもらうために四苦八苦した結果、そのような結論が導き出されたということでした。

 

人を変えることはできない。

 

できるのは

その人が持って生まれた強みを見つけ出し、うまく引き出し

その人が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えてあげることだけ。

 

 

実感まではいっていませんでしたが「なるほど!」と感銘を受けました。

私は、その言葉自体にワクワクしました。

 

それは私にとって情熱が持てる考え方だったのでした。

 

 

ただ、それを知った当時は、

「理想論としてはそうなのかもしれないけど、個人主義のアメリカという風土があるからこそ出来る対応なのではないか」と思いました。

 

しかし、インターネットが発達した現在

日本においても、

ネット上では個人主義の世界が広がっていますから、これまで「日本だから」という理由で不可能だったことがどんどん可能になっていくと思います。

 

その人が持って生まれた強みを見つけ出し、うまく引き出し

その人が最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えてあげること。

 

私は、この概念を知ってから

まずは自分が、自分にとって最高のマネジメントができるようになりたいと思いました。

 

自分にとっての最高のエージェントとして、自分自身を社会の中で適材適所に導きたいと思いました。

そして今も、自分を探求しながら進んでいるところです。

 

最後にまとめ

いろいろと話が散らばってしまったので、お伝えしたいことをまとめます。

 

・なにがなんでも自分の得意なことと、情熱が持てることをやる。

・使える時間とお金とエネルギーを、自分の強みに集中させる。

・何がやりたいか分からないときは、少しでも気になったことにチャレンジしてみる。

・やってみて違ってたとしても間違いはない。大切なのはそこから何を学ぶか

・自分を責めるのがやめられないときは、自分内DVを疑ってみる。

 

「自分だからできること」を見つければ、充実感を感じられる人生になります。

 

「自分らしさ」以外の

余計なものをそぎ落として生きましょう。

 

 

剣れいや

 

 

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