「こっちを見て!」インナーチャイルドの叫び。何もしていないのに疲れるとき

男の子が必死になって訴えていた。

 

 

「パパ!こっちを見て!

もっとちゃんと見て!!!

コレ見て!

どれがいいと思う!!??

ねえねえ見て!!

一緒に選んで!!」

 

 

そう言われた若いお父さんは、

スマホをいじりながら生返事をしていたが

 

男の子のあまりにも熱心なアプローチに、

ようやく我にかえり

スマホの操作を終わらせて、男の子に向き合った。

 

 

 

何気ない光景。

 

 

お子さんを持つ方なら

 

「あるある!ほんと、しつこくて大変なんだよねー」

そう思うかもしれない。

 

 

 

でも実は、

子供の叫びは

 

あなたの中のインナーチャイルドの声だったりする。

 

 

 

子供は、よく

「大人のインナーチャイルドの声」を代弁する。

 

 

子供は、鋭い。

子供たちは、大人がインナーチャイルドを無視しているのが、手に取るようにわかるのだ。

 

大人が気づいていなくても、子供は大人の中にいるインナーチャイルドと、非言語領域のコミュニケーションがとれるのだろう。

 

だから子供たちは、大人の中のインナーチャイルドが「苦しい」と言っているのが聞こえたら、「なんとかしなきゃ」「助けなきゃ」と感じる。

そして、なんとかして本人に気づいてもらおうと、あらゆる手段をつかい、サインを送り、必死で訴えはじめる。

 

言葉でわかってもらえないと、大声で奇声を発するようになったり、病気になったり、不登校になったりと、問題を大きくして、本人の周りの人に気づいてもらおうとする。

 

インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドとはなんだろう。

 

インナーチャイルドとは、幼い頃に封印した感情であり、その感情を「内なる子供」という例えで表した言葉だ。

 

だから、別に「インナーチャイルド」という子供が自分の中にいるというわけじゃない。

 

 

幼い頃に言いたいことを言えなかったり

やりたいことを禁止されたり

気持ちを否定されたときに、

多くの場合、ありのままの自分を封印してしまう。

 

親に愛されるために。

 

 

しかし、悲しいことに

がんばって抑圧したとしても、真の意味で愛されることはない。

 

 

なぜなら、親もまた「自分を愛する方法」を教えてもらえなかったのであり、ようは単に「知らない」のである。

 

だから、子供に「自分の気持ちを大切にしていいんだよ」と言ってあげることができない。

 

 

ただ、みんなうすうす感づいていても、そんな虚しい話は受け入れたくない。

 

「私は良識的な “いい子” でいつづけるかぎり、愛されるんだ」

そう言い聞かせながら、頑張って生きつづける。

 

 

しかし、抑圧された自分の気持ちは消えることなく、ずっと残っている。

 

「抑圧?そんなもの無いよ」

「心あたりが無いし」

 

と思っていても

 

生きづらさや、違和感

満たされない思い

仕事や人間関係のトラブルがあるような場合は

 

それ自体がメッセージ。

 

実は「忘れたつもり」になっているだけで、知らず知らずのうちに抑圧していたりするのだ。

 

 

「ごまかすのをやめ、本当の自分の人生を歩もう」と決めたとき

 

ひとつひとつ、

向き合っていくプロセスへと入っていく。

 

私はそれを、自分内探検と呼んでいる。

 

自分内探検で、自分の人生を生き直す

ひとたび自分内探検へこぎだすと

最初は、慣れ親しんだ場所から離れることへの切なさと、虚しさを感じる。

 

しかし、そのうち「私には、本来の自分にふさわしいもっと素敵な人生があるのだ」ということへの期待があふれてくる。

 

そのプロセスで自分の中にためこんでいた感情をクリアにし、癒しを起こしていくことで、インナーチャイルドと自分は統合される

 

自分の才能や魅力を全開にして生きられる状態を、フリーチャイルドと表現することもある。

 

抑圧し続けた先にあるのは「怒り」

 

幼い頃の自分を救い出すのは、体力と気力がいる。

 

 

聴いてもらえなかった。

・・・悲しい。

 

わかってもらえなかった。

・・・悲しい。

 

無視された。

・・・悲しい。

 

くだらないことだと思われた。

・・・悲しい。

 

怒られた。

・・・悲しい。

 

 

その悲しみは、いつしか、叶わぬ願いとなり

 

苦しい。

くやしい。

かなしい。

 

 

を繰り返し

 

最終的には「怒り」になる。

 

 

怒りを封印していると、だんだんと体調不良や精神的な不安定さを感じるようになる。

 

 

怒りを封印するには、ものすごいパワーが必要だ。

たとえば、ためこんでいるエネルギーが100ならば、100以上の力で押さえつけなければいけない。

99になったらもう、抑えきれずにバーン!!とフタが飛んでいってしまう。

 

これが「キレる」という現象だ。

 

 

つまり、怒りを抑圧している人は

毎日毎日、あらゆる物事を、怒りを押さえつけながら、こなしているのだ。

 

それって、ものすごい荒技だと思わないだろうか。

 

今にも噴き出そうとしている、ペットボトルロケットの中の圧縮空気みたいな「怒り」があるとして

 

パンパンになった容器のフタを必死で片手で押さえながら

仕事をしたり、家事をしたり、友達とのおしゃべりに参加したり、子供の世話をしたり、している。

 

笑顔で、人当たりのいい自分を演じながら。

 

たまに一瞬「すべて投げ出せたらどんなに楽だろう」と、感じることがある。

 

でも、投げ出す訳にもいかないから、また仮面をかぶり直して、さらに抑圧しながら頑張りつづける。

 

「何もしていないのに疲れる」というのは、実は何もしていないのではなく、

常に「怒りを抑える」という仕事を続けている状態なのだ。

 

無意識のダブルワーク

 

これをあまりにも長期間続けると、「無気力」「無感動」という状態になり、やがて鬱に向かっていく。

がんばる方向性を間違えないで

なるべく早く気づいて欲しいと思う。

そのまま生きていくのは、無理なんだということに。

 

もういいんだよ。

もう十分頑張った。

 

もう、そっちの方向に頑張らなくていい。

 

無理なものは無理って言っていい。

 

 

もっと、自分のワガママをきいてあげよう。

自分にやさしくしてあげよう。

 

ずっとがんばってきたこと、労ってあげよう。

 

頑張らなくていい。

 

もしあなたに、頑張るべきことがあるとしたら、

これまでの生きグセを終わらせることだけだ。

 

方向転換は、

最初はしんどいかもしれない。

 

自分が間違ったことをしているような気がするから。

 

 

でも、自分と向き合うプロセスは、決して裏切らない。

 

これまでの辛い頑張りからも

人間関係の違和感からも解放される。

 

 

勇気を持って、踏み出そう。

 

 

「もっとこっちを見て!」

って叫んでいる、

大切な自分自身のために。

 

 

 

剣れいや

 

 


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