こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
今、相方と一緒に、2日連続のステージに出演するために遠征中です。
舞台のお仕事をされている人に混ざって、なんだか合宿みたいなノリです。
なんで私がここにいるのか?
不思議な気分ですね。
今回は、けっこう衝撃的な学びがあったので、書き残しておこうと思います。
10年前から温め続けていた、ひとつのアイディア。
それはまるで、自分たちにとって最終兵器のように感じていた。
本当に困ったら、最後はこの手がある。
だから、きっと大丈夫だ、と。
それは最後の切り札として、お守りのようにとっておいたアイディアだった・・・・が!
実際、今回それを実行してみて
実は「そのアイディアが切り札なのではなかった!」ということに気づいてしまったのだ。
切り札は別のところにあった。
それに気づかなかったのだ。
当時の自分たちには
そのアイディアが「やりたいこと」だった。
そして、そのアイディアは周囲にも非常にウケていたので
「これはきっと、後で使えるぞ」と思っていた。
しかし、その成功体験を持ちつづけてしまったことで、判断を狂わせたのだ。
10年前。
当時の私たちにとってそのアイディアは
「やりたいこと」だった。
それは確かだった。
やりたいことなら、やるだけで価値がある。
やる理由が「やりたいから」なら、それでいい。
しかし、今の私たちにとって
それは「やりたいこと」なのか?
そこを深く確認していなかった。
きっと思考のしわざで
その出来事に対して
「できること」
「うまくいくこと」
というラベルを貼ってしまったのだ。
これをやったら「うまくいく」と。
それにしても
10年前の自分と、今の自分。
当時の日記やメモを見ても、今の私とは別人だなと思う。
なのに、当時の自分が土に埋めたタイムカプセルの中身を、今の自分にとってベストなものだと思い込んでいたとは・・・。
でも、確かにそうかもしれない。
普段から使っているものは、うまく使えなくなったらすぐ気づく。
たとえば、キッチンの包丁。
「切れ味悪くなったなー」と思ったら気づく。
いつも履いている靴。
底がすり減ってきたら、気づく。
でも、
あまり使っていないもの、物置に入れっぱなしのものは
古くなっていようが、使えなくなっていようが、気づかなかったりする。
頭のかたすみに「たしか、あそこにアレがある」と記憶しているだけ。
その物置に入れっぱなしになっているものは、今の自分にとって、どれほどしっくりくるのだろうか。
当時どんなに素晴らしい思い出をくれたものであっても
「今の自分にとってどうなのか?」は
一度物置から引っ張り出して確認しないかぎり、わからないのだ。
「いまの自分にとっても、きっとぴったりなはずだ」
というのは、過去の成功体験のイメージから連想し、脳内に描いている妄想にすぎない。
でも、実際に行動して確認すれば、答えは出る。
つまり、物置に足を運んで、そのものを手に取ること。
実際に手にとって確認することだ。
大切なのは、行動して体感して、確認することだけなのだ。
私たちは、過去の成功体験をそのまま物置に入れ
その間、いろんなことをやっていた。
「あの画期的なアイディア」をまるで家宝のように感じ
いざとなったら「アレ」がある。
そうやって安心材料にしようとしていた。
10年間そのままだった。
しかし今回、この1日で、答えが出た。
10年考えていたことを、1日行動にうつしただけで、すんなり答えがでたのだ。
今回のことで
イメージするだけで行動しないというのは、ものすごいリスクなんだと学んだ。
そして「行動ってすごい」と再認識した。
行動してみてよかった!と心の底から思った。
今回行動しなかったら、この学びもなかった。
そしたら、きっとこれからも幻想を抱きつづけ、方向転換のタイミングも逃していただろう。
行動して失敗することを、みんなリスクだと思い込んでいるけど
実は「イメージするだけで行動しない」ということのほうが、長期的に見たときにとんでもないリスクをはらんでいるんだ。
以前に読んだ本の中に
机の中にしまいこまれているグッドアイディアより
実行されたバッドアイディアのほうがよっぽどマシだ。
というような言葉があったことを思い出した。
当時は、ずいぶんロックな意見だな、くらいにしか感じなかったけど
そういうことだったのだ。
実際に行動に移していないものは、ないものと同じなのだ。
ないものを、改善することはできないし
ないものは、軌道修正もできない。
やってみて楽しくなかったり、情熱が沸かなければ、すぐに軌道修正できるんだから
どんなに小さくてもいいから、まずはやってみることが大事なんだ。
なんだか、すっきりしてきた!
これからも、恐れることなくどんどん行動していこう。
では、明日のステージも頑張ります。
剣れいや
「10年考えるより、1日実行すれば答えが出る。」へのコメント
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