いきなりですが「サーカス」と聞いた時、どんなイメージが浮かびますでしょうか。
空中ブランコ、火の輪くぐり、玉乗り・・・
もしくは、世界最高峰のサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」を思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は、サーカスと聞くと、まず、あのテントが浮かびます。
その “サーカス” にちなんだ映画を、ちょっと前に観てきました。
映画「グレイテスト・ショーマン」
19世紀に実在した興行師「P.T.バーナム」氏の、貧しい境遇から成功するまでのストーリーを描いたミュージカル映画でした。
映画「グレイテスト・ショーマン」の情報は、検索すればたくさん記事があると思いますので割愛します。テントの話もネタバレになる可能性があるので秘密で・・。冒頭に話題ふっておいてすみません ^^;
私は、たまたま誘われて観に行ったのですが
事前に聞いていたストーリーから想像していたよりも、かなり展開が早くて
「おおおお、スピーディーな映画だな」と感じました。
まさにエンターテインメント映画。
心理描写も少なめで、叙情的な感じではなく、現代的なテイストでテンポよくストーリーが展開されていくタイプの映画でした。
しかし、私が一番心を揺さぶられたのは
ストーリーそのものよりも
映画自体が、魅力的な楽曲を通して放っている「メッセージ」でした。
そのメッセージは、私がブログでお伝えしているメッセージとも重なり、とても感動的なものでした。
「ひとりひとりが、みんな違っているのだ、ということ」
「他人と違うことを、ハンディキャップとして隠すのではなく、じぶんだけの個性として表現できるのだということ」
「世間体や地位や名誉よりも、自分だけの夢を追いかけるということについて」
「自分にとっての幸せとは何なのか?を知ることについて」
それらを、決してキレイゴトとしてまとめるわけでもなく
ただ重苦しく語るのでもなく
センス良く、しかし力強いメッセージを伝えてくる。そんな映画でした。
作中のすべての曲が、これからの時代へのメッセージにあふれているのですが
その中で一番、私が勇気をもらった曲があります。
“This Is Me”
一般世間から受け入れられない存在として、隠れるように生きていた「レティ」が、エンターテインメントの世界でようやく自分の居場所を見出すも、またしても「タブーの存在」として暗闇に追い返されそうになる。
そのシーンでレティが「二度と暗闇には舞い戻らない」という決意を固め、仲間とともに自分たちのあり方を力強く歌い上げる一曲でした。
女性性と男性性のバランスで解説
では、ちょっとこのへんで
ザ ・グレイテストショーマンのストーリーをレティに焦点を当てて
「女性性と男性性」の観点から表現してみます。
世間の評価を受け入れ続け、また、興行師バーナムからのオファーを引き受け、居場所を見出してきた、つまり外から来るものを受け入れ続けて女性性のエネルギーで生きてきた、レティ。
しかし、どうしても納得できないことが起き、ついに自分の意思で主体的に決意表明を行い、権利を主張し、力強く行動を始めた。
つまり、レティが内なる衝動、情熱に目覚め、自分の中の男性性のエネルギーを呼び覚ました瞬間の曲とも言えます。
私のブログの読者さまは、女性性でバランスを崩して苦しい思いをされている方がたくさんいらっしゃるので、なんとしてでもこの曲のメッセージをお伝えしたい!と思いました。
(訳は、作中の字幕の訳が感動したので、そのまま引用させていただきました)
“This Is Me”
(from “The Greatest Showman” soundtrack)I’m not a stranger to the dark
Hide away, they say
‘Cause we don’t want your broken parts
I’ve learned to be ashamed of all my scars
Run away, they say
No one will love you as you are私は暗闇を知ってる
言われた
“隠れてろ お前など見たくない”
体の傷は恥だと知った
言われた
”消えろ 誰もお前など愛さない”
But I won’t let them break me down to dust
I know that there’s a place for us
For we are gloriousでも心の誇りは失わない
居場所はきっとあるはず
輝く私たちのために
When the sharpest words wanna cut me down
I’m gonna send a flood, gonna drown them out
I am brave, I am bruised
I am who I’m meant to be, this is me言葉の刃で傷つけるなら
洪水を起こして溺れさせる
勇気がある 傷もある
ありのままでいる
これが私
Look out ‘cause here I come
And I’m marching on to the beat I drum
I’m not scared to be seen
I make no apologies, this is me気をつけろ 私が行く
自分で叩くドラムが伴奏
見られても怖くない
謝る必要もない
これが私
Another round of bullets hits my skin
Well, fire away ‘cause today, I won’t let the shame sink in
We are bursting through the barricades
And reaching for the sun (we are warriors)
Yeah, that’s what we’ve becomeWon’t let them break me down to dust
I know that there’s a place for us
For we are glorious
心に弾を受け続けた
でも撃ち返す
今日は恥も跳ね返す
バリケードを破り
太陽へと手を伸ばそう
私たちは戦士
戦うために姿を変えた
心の誇りは失わない
居場所はあるはず
輝く私たちのために
When the sharpest words wanna cut me down
Gonna send a flood, gonna drown them out
I am brave, I am bruised
I am who I’m meant to be, this is me
言葉の刃で傷つけるなら
洪水を起こして溺れさせる
勇気がある 傷もある
ありのままでいる
これが私
Look out ‘cause here I come
And I’m marching on to the beat I drum
I’m not scared to be seen
I make no apologies, this is me…This is me気をつけろ
私が行く
自分で叩くドラムが伴奏
見られても怖くない
謝る必要もない
これが私
これが私
And I know that I deserve your love
There’s nothing I’m not worthy of
私にも愛される資格がある
値しないものなど
何ひとつない
When the sharpest words wanna cut me down
I’m gonna send a flood, gonna drown them out
This is brave, this is bruised
This is who I’m meant to be, this is me言葉の刃で傷つけるなら
洪水を起こして溺れさせる
勇気がある 傷もある
ありのままでいる
これが私
Look out ‘cause here I come (look out ‘cause here I come)
And I’m marching on to the beat I drum (marching on, marching, marching on)
I’m not scared to be seen
I make no apologies, this is me(Whenever the words wanna cut me down
I’ll send the flood to drown them out)
This is me気をつけろ私が行く
自分で叩くドラムが伴奏
見られても怖くない
謝る必要もない
これが私
これが私
剣れいや(つるぎれいや)
「メッセージ『This Is Me』映画「グレイテスト・ショーマン」の名曲より」へのコメント
コメントはありません