こんにちは。
剣れいや（つるぎれいや）です。

 

2021年11月27日(土)に開催された
歌手「莉玲」さんの新曲発表記念LIVE
『生命〜いのち』

そのステージにダンサーとして出演した舞踏家 鏡ざゆら氏のボディペイントを担当しました。

場所は、神奈川県厚木市のライブハウス
Thunder Snake ATSUGI

今回は様々なジャンルのアーティストが出演する華やかな舞台。

 

 

今回の舞台はマチネ（昼の部）とソワレ（夜の部）があったので、後半に行くにしたがって色数を増やし華やかになっていったらどうか、という案が出ており、じゃあそれで行こうということで、最初は色数を抑えたところからのスタート。

 

マチネで６回、ソワレで６回の出番があるので、合計12回。

 

色が増えていくのを、お客さんが気付くかな？という。

気付く人だけが気付く

気付いた人だけが「アッ」となる

 

こっそり系エンターテインメントです。

 

曲から受けたイメージとしては

 

純粋さや可憐さ

どんな運命にも屈せずに

光へと向かって伸びようとする

植物のような芯の強さ

夢見る心を忘れないことの大切さ

真の意味で夢を抱きつづけるための強さ

拡げた翼のようなイメージ

 

 

 

しかし、リハーサルで舞台に立っている鏡ざゆら氏を客席から見て、計画を練り直すことにしました。

 

ステージと客席の間にコロナ対策の透明の板仕切りがあり、演者の存在が視覚的に「遠い」感じがしたのです。

さらに、今回はライブハウスということで、ステージライトの色が派手目。
赤やピンク、青などの色のついたライトによる演出があるため、控えめなペインティングだと想像以上に目立たない。

 

今回は「やりすぎ」くらいじゃないと、客席から見えないということです。

 

ひとまず強めのブルーで輪郭をはっきりさせることにします。

鮮やかなライトに当たっても色が飛ばないよう、強い色を意識。

 

そしてマチネの中盤。

マチネのクライマックスに向けてもう一色足そうと決めていたので、鮮やかなピンク系を入れました。

 

マチネ終了です。

 

ソワレの開演に向けて一色足します。

今回はイエロー。

鏡ざゆら氏が楽屋ソデをうろうろしていると

他の出演者の方から「あ、色が増えてる」と言われていたので、気づいてもらえるもんだなあと（笑）

 

そしてソワレの開演。

 

ソワレの中盤では、いよいよフィナーレに向け、さらに色を増やします。

大胆にお祭り騒ぎな色彩のボディ・ペインティング。

 

 

 

それにしても

マチネとソワレを歌い通す歌手のみなさん、踊り通すダンサーのみなさん、演奏し続けるミュージシャンのみなさん、

そして舞台をささえるエンジニアの方々やスタッフさんたち。見守るお客様。

 

舞台というものは、全員の力が絶妙に合わさってつくられているんだ、ということをひしひしかんじました。

もちろん舞台にたずさわるたび、毎回そう思うのですが、今回は特に強く感じました。

 

今回の舞台の影には、莉玲さんやスタッフさんたちも予想していなかった大きな出来事があったようでしたが、その悲しみやショックを乗り越えての今回の舞台。

そんな中、私も一人のアーティストとして今回の舞台に参加させていただき、とても貴重な体験をさせていただきました。

 

本当にありがとうございました。

 

剣れいや