「水」は過去と未来の中継地点。銀河鉄道の夜を思い出した。

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

 

今回お台場に行って作曲してみたのですが、作曲と関係ないところで、びっくりするくらい色々な気づきがありました。

 

なので今回の気づきを

【1】『水は過去と未来の中継地点』
【2】『強みは弱点になりうる?強みに投資してみたらココロの余裕を手に入れた』

 

という感じで大きく内容ごとに記事を分けて、お話してみようかなと思います。

 

水は過去と未来の中継地点

私は自分の人生の転機を感じるとき、いつも水辺に足が向かいます。

 

これまでの自分を振り返ってみると

意識が未来へ向かうときであれば「海」に

意識が過去に向かうときは「川」に行くことが多い気がします。

 

 

川といえば、昔、不思議な出来事がありました。

私は、離れて暮らしていた実家の愛犬の最期に会えなかったことがあり、そのときの後悔がすごくて一時期ペットロスになっていました。

そんなわけで、毎日仕事帰りに憂鬱なきもちで、多摩川の土手に座って川を眺めていたことがあったんです。

 

「なんであの日、会いに行ってあげなかったんだろう」

「親友のような存在だったのに・・・」

「あの日が最期になるって知っていたら、ぜったいに会いに行っていたのに・・・」

 

自分を責め続ける、後悔の日々でした。

何日かそんな日がつづいていたのですが、ある晩、私は不思議な夢を見たのです。

 

 

知らない女の人に連れられて、私は東の方角に歩いて行きました。

すると、明るく晴れた湿地帯の小川のほとりにある、ちいさな山小屋にたどりつきました。

 

その山小屋に入ると、おおきなテーブルに、それを覆い隠さんばかりの山盛りのお菓子が。

そして、亡くなったはずの愛犬が、テーブルの右側の椅子にちょこんと座っていたのです。

 

とても元気そうでした。

私は思わず、かけよって抱きつきました。

 

「会えてよかった!!!」

 

そう思ったのもつかのま、その愛犬の目を見ると真っ黒で光がなく、私は本能的にハっとしました。

 

「ここには長く居られないな」

と直感的に思いました。

 

 

「ありがとう。元気でね!」

 

 

そう言ったところで夢から覚めました。

 

 

小川のほとりの山小屋のある湿地帯の風景は、いまだに私の中で穏やかな空気感をまとったまま、記憶の片隅に存在しています。

 

河原に毎日行っていたことと、夢に愛犬が出てきたことの因果関係はわかりませんが、よく三途の川と表現されるように、あの世とこの世の間には水が流れているのかもしれませんね。

 

 

今から思えばその年は、たくさんの別れが重なった年でした。

 

とても傷心していて、引き寄せられるように宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を手に取り、毎晩読んでいました。

「親友の死」がテーマとして重なっていたためでしょうか。

 

宮沢賢治の物語には、宇宙の果てに思いを馳せるときのような、日常とかけ離れた見てはいけない世界を垣間見るような、心の闇のもっと奥の深淵を覗きこむような・・・

少し怖いような、ちょっとザワザワするような神秘性が、根底に流れているなぁと感じます。

分類するならば、宮沢賢治の世界観は「水のエネルギー」なのかもしれません。

 

たとえ現状から身動きがとれないときでも、

「物語」というものはただそこにあり、癒しをもたらしてくれる。ただありつづけ、寄り添ってくれる存在だと思います。

そして作品は著者が亡くなったあとも語り継がれ、また誰かの孤独を癒していく。

 

そういう意味では、本当に傷ついた心を癒すのは「行為」ではなく、純粋性をもちつづけている「存在」そのものなのだと思います。

 

 

「銀河鉄道の夜」も、水と冥界が絡むストーリーでしたが

私の人生で起きた、水にまつわる不思議な体験談は、他にもいろいろあります。

ちょっと怖い話もあり。

 

 

でも、今の私はそういう体験を話すことよりも、未来に向かって一歩ずつ、どう着実に歩んでいくか?に意識が向いているんですよね。

なので、ミステリーな体験秘話については、今後気が向いたら記事にする「かも」しれません。

 

 

 

さて、時間軸を現在にもどしましょう。

今回は、未来に意識が向かっていたためか、海に行こうと思いました。

 

前回、海に行ったときは神奈川県の鵠沼海岸だったので、今回は東京都にしようと思い、お台場にしてみました。

 

続きはこちら

強みは弱点になりうる?強みに投資してみたらココロの余裕を手に入れた

 

剣れいや

 

 

 

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