2024年になりました。

今年もよろしくお願いします。

昨年に最後に買ったものが「燃料」で、年明けて最初に行ったのが「火起こし」なので、2024年は火に関係する年になる予感がしてきました。

朝から、くぬぎ炭に着火させようと試みていました。

この炭は数年前に購入したものなので、湿気を吸ってしまったのか、なかなか火がつきません。

結局なんとか着火しましたが、しばらくして消えました。

でも短い間に、ちいさいみかんをあぶって食べることができました。

炭火と、この珪藻土の飛騨コンロのおかげで、遠赤外線効果によって食材がおいしくなるらしいです。ほんとうにありがたいです。

ちなみに今日の夕方に大きな地震がありましたが、もっとも揺れが大きかった石川県能登地方は、珪藻土の七輪の産地です。

私が使っている飛騨コンロも、おそらくこの能登（珠洲市）で作られたものだと思われます。（飛騨コンロは飛騨で作られているわけではなく、飛騨でよく使われるために飛騨コンロらしい）

住民の方々、生産者の方々のご無事をお祈りします。

私が炭を所有しているのは災害時の備えのためでもあったのですが、こうしていざ使ってみたら「湿気て使えない」など、問題が見えてきました。

「備えている」ということに安心するのではなく、いざその時に「備え」が機能するのか？を、日常的に見極めていく必要があるんだと感じました。

夜に、氏神様の神社に初詣に行きました。

静まり返って誰もいない神社までの道。

そして誰もいない神社。

火だけが黙々と燃えていました。

ちょっと不思議な、神妙な気持ちになりました。

お参りでは、境内の小さい御社もすべて周りました。

最後の御社を出て、ちいさな鳥居の前で振り返り一礼したところで、二人組の参拝客の方がやってきました。帰る参道で、はじめて人とすれ違ったということです。

帰り道は、行きの道のようなしーんとした感じはなく、何人かの住人の方とすれ違いました。

まるでちがう世界のような感じがして、不思議でした。

今年も、焦らずに一歩ずつ、進んでいこうと思います。

剣れいや