舞台を観にいきました。【舞踏】

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

今日は、舞台を観にいきました。

鏡ざゆら氏と同じ大野一雄舞踏研究所の研究生である、舞踏家の黎香(れいか)さんが行う初のソロ舞台『白い花』です。2024.3.7(木)、8(金)の2日間にわたって中野テルプシコールにて開催されます。

今回は、舞台演出の協力者として、リハーサルの際に鏡ざゆら氏も参加しておりました。

黎香さんは、この舞台に立つまでずっと「松本れい子」というお名前で活動されており、今回から「黎香」というお名前に変えられたようです。

舞踏の世界に足を踏み入れる以前はモダンダンスをされていたそうで、さらに絵や立体作品やエッセイなど、ジャンルにとらわれることなく自分自身の表現を追求しつづけているアーティストさんです。

さらに、子供向けアート教室や、各地でのイベントを開催したり、海外支援(里子制度)など、世界に目を向けながらさまざまな活動をされており、1997年から毎年個展を開催し続けている、などなど、本当にすごいです。

私も数年前から、何度か個展にお邪魔していますが、毎回違ったテーマで精力的に作品を生み出しつづけていらっしゃいます。

以前に下北沢の個展で黎香さんとお話させていただいた時の言葉が強く印象に残っているので、ここに残しておきます。

 

私はいろんな表現するじゃない?だからね、『そんなんじゃなくて、ジャンルをひとつに絞るべきだ』って言ってくる人もいるの。

でもね、たとえば私がそれを受け入れて一つに絞って表現したとして、死ぬ間際に『ああ、やっぱりアレやっておけばよかった、コレもやっておけばよかった』って思ったとしてさ、その人は責任とってくれないんだよ。

だから、誰に何言われても、自分がやりたいことをやるの。

 

そんな黎香さんの初のソロ舞台は、現在のご自身を越えようとする熱いチャレンジを感じるものでした。

長年取り組んできた舞踏にとらわることなく、しかし黎香さんの内側から確実に舞踏性が溢れ出て、バックボーンとなっているモダンダンスの表現と融合して広がっていく。

そんな印象を受けました。

私はこれまで、過去と現在を切り離すことで前へ進もうとしてきた歴史があります。しかし、それではうまくいかなかった。

やはり、過去と現在の自分のエネルギーを統合することで、新しいものが生まれ、それが自然とひろがっていくことで未来を作っていくのだと感じました。本当に素敵な舞台で、幸せな時間でした。

黎香さんの舞台『白い花』は2日連続の舞台で、明日も中野テルプシコールで行われます。すでに前売りの時点で満員に近いのかもしれませんが、もし当日券があれば入れるかもしれません。最終日の明日は15時〜だそうです。

私は明日はスケジュールが合わずに行けず残念。しかし明日は鏡ざゆらが手伝いで現地に居ますので「剣れいやのブログを見てきました」と言っていただければわかると思います。よろしければぜひ!

中野テルプシコール

 

剣れいや

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