真夜中のアートお茶会は、楽しい。

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

私、剣れいやは
相方の鏡ざゆら氏と共に
2016年からアートユニットを結成し活動していました。

 

そして2020年より、実験的アート集団としての活動をスタートすることになりました。

 

表現に迷い、

一時的には何も創作できない状態になり。

 

それでもあきらめきれず。

復活のために、10年以上思考錯誤してきた二人でしたが

 

2016年に舞踏〜Butoh〜という哲学的な身体芸術に出会って、二人の魂がバーン!!と解放されたのです。

 

これまで各々が学んできたこと。

それに縛られていた二人。

「基礎ができていた」なんて言えば聞こえはいいけれど

 

学んできたその枠から出られなくなり
自分の内で暴れる批評家もうるさくて

行き詰まっていた。

 

ずっと

抜け道を探していたんです。

 

そんな矢先

 

舞踏〜Butoh〜の精神にふれ

感化されたおかげで

ようやく脱出した。

 

息ができる・・・!

 

過去の常識から解放されると、本当に呼吸が楽になるんですね。

 

舞踏〜Butoh〜は、すべての表現の枠を壊し

すべてを抽象化してくれる。

 

 

一段高いところに連れていってくれて

 

「あ、こっちにも着地できるんだ!」

「あれ、じゃあこっちにも行けるじゃん」

 

というふうに、自分のなかの世界がひろがっていく。

 

 

そして今の二人は

普段はちょこちょこ

たまに派手に。

 

 

日常的にアートをやっています。

 

 

先日、落ちていた桜の枝を拾いました。

 

綺麗な形だったので

これを使ってオブジェを作ろう!

と思い立ちました。

 

桜の花が咲く直前は、
桜の枝の内にはエネルギーを凝縮させている。

 

染物屋さんが言っていたのを何処かで聞いた。

 

桜が咲く直前に、桜の樹皮を使って染色をすると、染めた布はとても鮮やかな桜色になるのだと。

はるかぜに誘われて出てこようとする、桜の感覚を表現したくなった。

 

昼間のうちに桜の枝にピンクを塗ってみたが、やっぱり最初に下地材(ジェッソ)を塗ろうか?と考えた。

 

でも創作意欲というものは、考えすぎると止まる。

なので私は考えるより、まず作り始める。

土台づくり。

桜の枝を刺す。

中略!

はるかぜに、たなびく雲のように。

粘土が乾いたら、仕上げをしていこう。

オブジェの形ができたら、そこに音をつけたくなった。

リラというミニ竪琴で、音をつけてみる。

それを見ていた鏡ざゆら氏が、思い立ったように何かをつくり始めた。

どうやらキッチンペーパーの芯に、マーカーで線を描いたらしい。

それを見た私は、キャンドル入れてランタンにしたら素敵なんじゃないかと思って、実験してみた。

私の作った桜のオブジェと並べてコラボ。

いい感じになった。

アート囲んで真夜中のお茶会になったかと思いきや

私がリラを弾いて、ざゆら氏が舞踏を踊りはじめる。

 

リラのチューニングをいじって不協和音にしたら、不穏な琴の音に(笑)

 

終わった後にざゆら氏が

「これはジャパニーズホラーや・・・と思って笑えてきた」

と言っていました。

 

 

いやあ、楽しかった。

 

舞踏という考え方は、表現の枠を壊してくれる。

ジャンルの境界線を越えて

あらゆるものが融合する。

 

そして、表現の枠が壊れると

ただ自分だけが残る。

 

その、取り残されしまった自分と

とことん向き合って

この世の果てまで向き合っていった先に

 

それがぽろぽろ

新たな表現としてこぼれ出ていく。

表現に行き詰まっていた頃の自分では、とても考えられないような世界が広がる。

 

今後はもっともっといろんな人と、舞踏の面白さや凄さを共有しながら、実験的アート集団として活動していきたい!

 

 

剣れいや

 

 

 

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