常識とかジャンルとかじゃなく「自分」になる。

私は、枠にハマれない人間だと思う。

 

小さい頃からそうだった。

 

みんながやってるから、とか

社会が決めたルールだから、という理由で

「それをやらなければいけない」というのが全く理解できなかった。

 

 

保育園のころからすでに、登園拒否をしていた。

 

でも、それだと大人たちが力づくで言うことを聞かせようとしてくるので、ひとまず周りに合わせることにした。

 

結局まあ、小学生の時に動けなくなったけど。

 

 

あの頃の私に言いたい。

周りに何を言われたとしても、そのままでいいんだよって。

 

 

人は結局、自分以外の人間になることなんてできないんだから。

 

 

自由になるというのは、

どこにでも行けるということじゃない。

 

無限の可能性を得ることじゃない。

 

 

大切なのは

自分とはなんなのかを知り

自分にしかたどり着けない場所に向かっていくこと。

 

 

だから

「どこにでも行ける」ことが大切なわけじゃない。

この時代、お金さえあれば、どこにでも行ける。

 

大切なのは、お金で解決できるようなことじゃないんだ。

 

 

大切なのは、自分を知ること。

 

社会に教えられた

幸せや成功や楽しさではなくて

 

自分だけの情熱のありかを知り

自分にとっての幸せを知る。

 

そして、自分ではないモノになろうとするのを、あきらめること。

 

「これが自分だ」と思い込んでいた

古い自分の世界を

手放すこと。

 

 

古い世界にしがみつき

枠から出ることを恐れ

現状に甘んじているとき

 

生きている充実感もなくなり、退屈をまぎらわすための何かを探し始める。

 

子供の頃から、ずっとガマンしていると

ガマンが癖になってしまっていて、気づけない。

 

 

大人になるまで我慢したからって、

べつだん何かが報われるわけじゃない。

 

結局のところ、

別のところで、別のかたちで

欲求不満を満たそうとしてしまう。

 

何で満たそうとするのかは、人によってちがう。

 

収入を増やすことだったり

社会的地位だったり

高級品を所有することだったり

恋愛だったり

趣味だったり

人とつながることだったり

知識欲を満たすことだったりする。

 

でも、それらを満たしたところで

 

本質的にはまったく満たされることはない。

 

それがあまりにも空虚な感覚なもんだから、

 

「もっと得たら満たされるんじゃないか」

「別のものを得たら満足できるんじゃないか」と脳が錯覚して

 

欲だけが暴走していく。

 

 

 

私はそんな時期を

ずっともがいて、手当たり次第試したけど、やっぱりダメだった。

 

そして、結局は自分自身に向かって行くほかはないんだと知った。

 

 

今、無気力やだるさで、

もう何もやる気が起きないと感じている人に伝えたいことがある。

 

それは、パワーがないのではなく

無意識のうちに、自分のパワーを発揮しないように抑えているから、何もしないのに疲れている状態になっている。

 

自分以外のなにかになろうとするのを

「あきらめる」ことができたとき

 

ほんらいの自分のパワーを取り戻すことができる。

 

 

そしたら、頑張らなくたって、

ココロもカラダも軽くなって

 

動けるようになる。

 

 

 

 

私は、いまだ自分自身を探して、自分にしかできないことを探し続けている。

いまだにどの枠にも当てはまれない。

 

でも、もうそれがスタイルになりつつある。

 

 

私がたとえ

何屋だか分からない謎の存在だとしても

 

同じ志をもつ仲間からは、

いつもメッセージがとどく。

 

 

私は

女性とか男性の枠にも当てはまれなかったし

職業だって

デザイナーにも

ミュージシャンにも

職人にも当てはまれず

 

ヒーラーや

セラピスト

カウンセラーの枠にも当てはまれなかった。

 

そして、アーティストという枠にも、やっぱり当てはまれないのだ。

 

性別「自分」

職業「自分」なのだろう。

 

 

じゃあその「自分」とは何なのか?

 

日々、それを突き詰めていく。

 

私が生まれた意味。

私が経験してきたことの意味。

 

すべてを包括するような何かが、待っているんだろうと思う。

 

 

生きているうちに

100パーセント自分になれる日がくるのだろうか。

 

それはもう、この世のことではないのかもしれない。

 

それでも、やっぱり

まだ見ぬ自分に逢いたくて、向かっていく。

 

 

 

剣れいや

 

 

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