私にはどこにも居場所がない、もう成長もできないと感じる。その原因とは

どこにも居場所がない、成長できないと感じるとき

 

こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。

 

 

私には、この世界のどこにも居場所はない。

自分はいつまでたっても、成長できずにいる。

誰の役にも立てない。

 

 

私は昔、しょっちゅう

そう感じていました。

 

 

しかし、自分が悪かったのではなく

あることが原因でした。

 

そこを改善していくことで

人生が良くなっていきました。

 

 

今回は、

 

自分の居場所が無い孤独感や

成長できないこと

役にも立てないことに悩んでいる方へ

 

なんらかのヒントになればと思い、書き残しておこうと思います。

 

がんばらなくても、いのちは、自然に成長していく

私のアトリエサロンには

エバーフレッシュという

背の高い観葉植物があります。

 

よく「鳥が羽を広げたような葉」と例えられていて

夜になると葉が閉じて眠ります。

 

冬の間、枯れた葉をぜんぶ切って

ほぼ、幹だけになっていました。

 

しばらく、なんの動きも無かったのですが

 

ここ1ヶ月くらい暖かくなってきたなと思ったら

 

いつのまにか新しい芽がぐんぐん伸びて

柔らかい葉が、たくさん広がっていたんです。

 

 

 

私は、特に何もしていません。

土が乾き、エバーフレッシュも元気が無いな、と感じたら水をあげるくらいです。

 

それでも、この植物は元気いっぱいに成長していきます。

 

 

成長できない環境の時は

じっと耐えていますが

 

成長できる環境になったときは

自然に、

何もせずとも勝手に、成長していく。

 

それを見た時に、植物ってすごいなあと思うと同時に

人も同じかもしれない、と感じました。

 

人も環境から影響をうける

 

私は幼い頃からずっと、

生きるのが辛くて

疎外感を感じていました。

 

自分だけが暗い世界にいて

周りだけが明るく、幸せそうに見えました。

 

見えているのに、切り離されている感覚がありました。

 

 

誰かが褒められていると

「それに比べて・・・」と

自分がけなされているような感じがする。

 

逆に、

少しでも自分が褒められるようなことがあれば

周りから足を引っ張られ

引きずり降ろされるような恐怖感がありました。

 

 

それもあって

ことあるごとに

 

今の、私を知っている人が

誰もいないところに行きたい

 

と、無意識に、

環境を変えることにフォーカスしていました。

 

 

 

結局私は、18歳のときに上京して

そのあとはほぼ、2年ごとに引っ越すという

引っ越し狂になりました。

 

立ちゆかなくなれば

いったん実家にもどり

また仕事を見つけに東京に出ていきました。

 

そして、自分の居場所を探して

試行錯誤を10年くらい続け、

 

ここかな?と思った場所も、

違うと感じたら去り

それをまた10年近くつづけ・・

 

 

そして、今に至ります。

 

そんな私が、

もっとも重要だと感じたもの

 

それは「環境」でした。

 

 

自分にぴったりの環境に出逢うまでは

 

たくさんの「これじゃない」に出会いつづけますが

 

 

ようやく「ここだ!」と思えた時

そこでどんどん動けるようになり、成長できたんです。

 

 

 

以前に別記事で「生きづらさ」について書いた時も、

最後のあたりに

 

植物は、与えられた環境でしか生きられないけど

私たちは、自分に合った環境を探し、飛び出していける。

 

と書きました。

 

 

では、

もし植物が動けたら?

こんなことを考えるかもしれません。

 

 

体が動かないぞ?

ここは寒いなあ。

日差しが当たらない・・・

うまく伸びていけない。

自然に成長できない・・・

 

これはおかしい!

さっさと移動しよう!

 

 

そんなことを言って、移動をはじめるかもしれません。

 

 

自分で書いておいて何ですが

植物がみんなそうだったら・・・と想像してみると、すごい光景ですね。

 

最初は何でも周りのせいにしていい。それで動けるならば。

 

よく

「なんでも周りのせいにするな」

「人の振り見て我が振り直せ」

「人は鏡。相手が悪いと思ったら、自分にも良くないところがあるんだ」

なんて教わりませんでしたか?

 

それは結局

 

自分が悪いのだから

自分を正せ

 

ということになりますよね。

 

たとえどんな劣悪な環境でも

周りに文句があっても

周りがおかしいと感じても

すべては、

そう感じる自分がおかしいんだから

自分をどうにか変えて

適応しなさい、と。

 

 

それが、

謙虚であるということで、

自分に厳しいことが素晴らしいのだと。

 

 

 

しかし私の結論は

まったく逆でした。

 

 

私の場合、

 

「こんなに辛いのは、自分がダメだからだ」と思うと、

体が動かなくなり

何もできなくなってしまうので

 

 

嫌だと思ったら、

体が動かなくなる前に

その環境から去る、ということを繰り返すしかなかった。

 

 

私の行動を

「周りのせいにして逃げている」

という見方をする方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、私は、この生き方をしてきて

とてもよかったと思います。

 

 

 

少なくとも「動ける」という状態をキープしておけば

動き続け、環境を変えることで

自然と視野が広がり、

学べることが増える。

 

私にとっては、メリットだらけでした。

 

 

 

もし、ずっと自分のせいにして我慢していたら

私は今度こそ動けなくなり

精神病棟で廃人のような生き方をしていたでしょう。

 

そこには、絶望しかなかったはずです。

 

確かに、動き続けることで

ときには壁にぶちあたり

そういう意味での絶望もありました。

 

でも、

動かなくても、動いても

絶望しかないのなら

私は動ける絶望を選びたいのです。

 

 

そこには

自分の力で生きている実感と

喜びがあるから。

 

 

 

それに、

環境を変えつづけることにより

最終的には

安心できる「場」というものに出会い

 

これまで自分がどれほど自分にムチ打ってきたか

それが分かり

心身の傷と疲れを癒す期間を

得られました。

 

ホンネが言える場所。

そして、傷ついていても

受け入れてくれる場所。

 

それは、私にとって宝物のような経験になりました。

 

 

こんどは、私が

ホンネを言える場所

傷ついていても

受け入れてくれる場所を作りたいと思った。

 

それが今、私が運営しているサロンにつながっています。

 

 

これまで

ホンネを言えば攻撃され

 

心が傷つけば

「そんなことで傷つくお前はおかしい」

とはねつけられてきた。

 

 

そんな方が、

安心してホンネを出して

これまでの傷を癒せる場を

 

とにかく作っていきたいのです。

 

人の役になんか、立たなくていい

私の経験上

今、苦しいのであれば

「人の役に立とう」なんて思ってはいけない。

 

これまで自分が、

どれだけ他人の要求に応えてきたのかを

どれほど無理難題を受け入れてきたのかを

実感することからがスタートなんです。

 

最初は、とにかく何もしない。

頼まれても断る

 

自分のココロが何と言ってきているのか

それが聞こえてくるまで

時間をかけてあげる。

 

それが大切。

 

そでが出来ないときは

今いる環境自体が

自分に合っていない可能性があります。

 

今住んでいる家や、部屋。

そこに、落ち着かないものがたくさんあったり

職場に、嫌な人がいたりすると

 

特に何もしていなくても、エネルギーは消耗していきます。

 

まず、その場から離れてみるのもいい。

 

長めの散歩をするとか

日帰りでもいいので小旅行に行ったり

ひとりでホテルに泊まってみたり

 

一瞬でもいいので

自分の環境を変えてみてあげましょう。

 

カラダが安心する場所というのが、あります。

その場所に出逢った時はじめて

 

これまで無意識に選んでいた環境が

いかに消耗する「場」だったのかが理解できるのです。

 

環境や、人間関係にも、

強さや、質のちがうエネルギーがあります。

 

それが自分に合っていなければ

どんなに自分が頑張ったところで

消耗するだけになってしまいます。

 

合わない環境で耐えている植物に

肥料をたくさん与えても

その植物の本来持っている生命力は引き出せません

 

逆に、肥料なんか与えなくても

その植物にとって最適な環境を与えてあげたら

どんどん成長します。

 

生命力って、どんな環境でも生きられることではないんですよね。

自分に最適な環境で、はじめて生かされる。

環境の影響は、とても大きいです。

 

 

今、生きづらい、苦しいと感じることがあれば

自分がいる場所、仕事、関わる人たち

 

それらを、どんな前提で、

どんな気持ちで決めてきたのか?

いちど振り返ってみてもいいのかもしれません。

 

 

剣れいや(つるぎれいや)


 

「私にはどこにも居場所がない、もう成長もできないと感じる。その原因とは」への 2 件のコメント

  1. 同じです。苦しい どんなに頑張っても行き場がない

  2. →トウコさん
    私もです。動き続けてきたけれど、依存的でサイコパスでサイキックな両親に証拠が取れないように手を回され続け引き戻されました。一応実家にいるけれど、心身辛いです。今は自分の無価値感に向き合っています。
    今できることをしよう。
    外に向けて動き切ってダメなら、自分の内へ。

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