日々、顔を合わせ

近況を伝え合い

時に手をたずさえて

 

進んでいく。

 

そんな「仲間」のかたちがある。

 

でも、それだけが

仲間じゃない。

 

 

この時代を選び

同じ時を生きる

 

 

それぞれの人生の中で

それぞれの闇を超えて

それぞれの罠に足を取られ

それぞれの思いで立ち上がり

 

 

そしてまた

それぞれの覚悟で

進んでいく。

 

 

そんなふうに

試行錯誤しながら

 

 

まだ会ったこともない仲間が

戦い続けるのを

横目で見ながら

 

そしてまた

自分の戦いに戻っていく。

 

 

 

 

誰かが

自分自身をあきらめずに

挑戦しつづける。

 

 

そして自分も

あきらめきれなくて

挑戦し続ける。

 

 

ただ、それだけのことだけど

 

 

自分と同じように

戦いつづける仲間の姿に励まされ

また歩き始める。

 

 

 

他人の道に

目がくらみそうになっても

 

誰かの価値観に

飲み込まれそうになっても

 

 

ただ、自分の道を行く。

 

 

 

どれほどの孤独と

どれほどの不安を感じ

 

ときに幻想に魅せられ

心が動きかけても。

 

 

毎日のように生まれる

光速の時代の

新たな常識にも

目をくらませず

 

 

ただ、自分の内側をみつめ

ただ、自分の手を離さぬように

 

 

祈るような思いで。

 

 

 

 

剣れいや