こんにちは。
剣れいや(つるぎれいや)です。
今回は、クッキー作りの失敗から感じた、人生のヒントを残しておこうと思います。
えー、本日、クッキー作りに失敗いたしました。
なんのこっちゃですけど、
要は、作り慣れていないレシピを何となくアレンジしてしまったんですね。
料理は科学。
とくにお菓子作りは超繊細な科学。
計量の精度を上げることは最重要事項です。
ほんの少し配合の違いでも、
科学反応は正直に現実を突きつけてきます。
それを、自分の勘を頼りにアレンジして
料理として完成させられるレベルになるためには
なんども繰り返し実践して、基本を体に染み込ませなくてはなりません。
これは何でも同じですよね。
スポーツでも
楽器の練習でも
デッサンでも
仕事でも。
で、
自動車教習所でも
船舶の教習所でも
教官から同じことを聞きました。
「ちょっと慣れてきたかなーという頃に
油断して自己流になったときが、いちばん事故りやすい。」
ちょっと大げさな例えになっちゃいましたが
アレンジが可能になるのは
本当に基本に忠実にできるようになってから、
なんですよね。
基本→応用
この流れを無視すると、
基礎工事ができていない
ガタガタなところに
家建てちゃったー
わー傾いたー
となってしまう。
話を戻しましょう。
アレンジしたクッキー生地が
想定していた硬さにならなかったときに
ちょっとそのへんのことを猛スピードで思い返しました。
反省しながらも格闘していた私は
それでも美味しいクッキーが食べたいという願望を捨てきれなかったので
逆境における闘志が湧いてきました。
そして、こう思ったのです。
「どんな状況からでも、挽回してみせる・・・!!!」
そして、
最初に目標にしていたクッキーをあきらめ
別のクッキーに変更しました。
「それがどうした」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、具体的にどういう思考をしたのか。
ここを洗っていくと、人生に役立つ思考法がみえてきます。
ビジョンから目を逸らさないで
私は、当初の具体案Aは捨てることにしたけれど、
ビジョン(夢)は持ち続けました。
私のビジョンは
「美味しいクッキーを食べる」
でした。
そして、美味しいクッキーを食べたいなら、
買ってくるという選択肢もありますが
すでに私はクッキーを作り始めており、制作の真っ只中。
これまでの工程、全てを無に帰することもできたけれど
せっかくここまできたのなら、挽回してみたい。
そこで、最初のビジョンに立ち返るのです。
「美味しいクッキーを食べる」
それは、捨てがたい夢でした。
そして、ビジョンから目を逸らさずに、現時点からでも可能な方法をひたすら考えました。
さらに、同じ失敗を経験した人にアドバイスをもらい、自分なりの結論を出したのです。
具体策Aが無理ならば、潔くそれを捨てよう。
その代わり、
具体策Bに変更だ!!!
結局、私は具体策Bに変更し、
クッキーは無事に焼きあがりました。
そして、美味しいラングドシャクッキーを食べることができました。
具体の部分では変更はありましたが、
最初に抱いていたビジョンを現実のものにできたのです。
まとめ
思うようにいかない時
失敗したと感じた時
焦って、視野が狭くなりやすいものです。
そんなとき、自分を責めたりしていたら、
さらに余計なエネルギー使ってしまいます。
結果として
具体策Aへのこだわりを捨てきれず
方向転換が間に合わなくなってしまう
とか
最初に描いたワクワクするビジョンに
立ち返ることを忘れてしまい
ぜんぶ投げ出してしまう
という悲惨な結果になることもあります。
まっすぐに進みながらも柔軟な対応をするということ。
朝令暮改という言葉もあるように
ビジョンをしっかりと見据えながらも
具体策は臨機応変に変えていくことが大切。
朝言ったことと、夕方言ったことが違っていても、
それがビジョンを見据えてのことならば、まっすぐに進んでいることになります。
当初の予定と違っていても
無理にこじつけたり
意地を張って押し通したりするより
ビジョンに従って、
心に従って
さらっと不時着しても、いいと思うのです。
それで無事なら、万々歳じゃないですか。
何より、
思うようにいかないことが「悪」みたいになってしまうと
失敗が怖すぎて
チャレンジができなくなってしまいます。
世間的には、頑として動かないことが強さだと思われがちですが
柔軟性は、うまく使えば武器になり
トラブルや変化に、臨機応変に対応できるのです。
間違いは、誰にでもある。
大切なのは、どこに着地するか。
さいごに、私が心がけている「3A」を書き残して終わろうと思います。
3A (スリーA)
あせらない
あきらめない
あそびゴコロを忘れない
剣れいや(つるぎれいや)でした。
「当初の予定と違っても、終わり良ければ全て良し。」へのコメント
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