何のために生まれたのか

何のためにうまれたのか

 

 

なぜ、生まれてきたのか

 

 

何かを得るためなのか

何かを捨てるためなのか

 

 

光をめざし

幸せに「なる」ためなのか

 

闇をさまよい

幸せとは何なのかを「知る」ためなのか

 

 

物質的に満たされるためなのか

精神的に満たされるためなのか

 

 

それとも

飢え渇き

倒れることで

 

「満たされるとは何なのか」

を、知るためなのか

 

 

この世界には

幾億の富を得ても、孤独な人がいる。

 

 

どれほどの人の喝采を浴びても

心が凍りついたままの人もいる

 

 

 

 

 

 

ほんものの

あたたかな

言葉は

 

 

 

肩書きや

栄光を

透過する。

 

 

虚飾を脱ぎ去ることを拒んでも

 

その照り止まぬ熱は

透過し照り続く

 

 

抵抗というものは

それ自体がもともと

無駄なものなのかもしれない。

 

 

 

あたたかな言葉

純粋な光は

 

 

冷たく冷えきった心には

 

時に、

耐え難い

 

 

それでも

苦し紛れに

あたたかな言葉を浴びつつ

 

 

ただ存在を受け入れてくれるひとと

ともにあることで

 

 

溶け出し

ゆるんでいく

いずれは

流れ出ていく

 

 

 

ある種の

あきらめとともに。

 

 

 

だから、たまには

 

温かすぎる

眩しすぎる

その辛さに

 

身をまかせてみるのも

いいのかもしれない。

 

 

剣れいや

「何のために生まれたのか」へのコメント

コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です